待ちに待ったSEVENTEENのワールドツアー「SEVENTEEN WORLD TOUR [BE THE SUN]」が開幕! 日本では初のドームツアーとして、11月より大阪、東京、愛知の順で回る予定だ。初回公演となる6月25日・26日は、母国・韓国の高尺スカイドームにて開催された。最新曲『HOT』から熱い火花を散らし、なんとトークなしで18曲連続でパフォーマンス!! もはや人間技ではないSEVENTEENらしい燃えたぎるエナジーに、会場も興奮がさめやらない。特に今回のコンサートはこれまでのライブの中でも群を抜いて“神セトリ”だと、カラット(SEVENTEENのファンの名称)たちが終始大興奮。そんなワールドツアーの皮切りとなった初回公演を熱量たっぷりにレポートします!
『HOT』に続き、アルバム収録曲『March』そして『HIT』と、序盤から激しいダンスの連続! 久々の“歓声解禁”のコンサートとあって、カラットたちの声量も熱もヒートアップするばかり。リズムに合わせて踊り出したくなる『Rock with you』『BOOMBOOM』『2 MINUS 1』が続き、7曲目からSEVENTEEN恒例のユニットステージがスタート! 最初はHOSHIが率いるパフォーマンスチームの登場!!
『MOONWALKER』『Wave』の2曲を披露。軽やかで流れるような動きに思わず目が釘付けになる、パフォーマンスチームの繊細なダンス。印象がガラリと変わるオールホワイトの衣装もまた似合う!
次なるユニットステージは、SEVENTEENのミュージックプロデューサーWOOZIが率いるボーカルチーム。
心にふわりと響き渡り、いつまでも堪能していたくなるボーカルチームの歌声。『Come to me』で、JEONGHANに抱き付いたSEUNGKWANの可愛らしい姿に胸キュンしながら、気付けば次なる曲『Imperfect love』に。
右肘の負傷で手術し、現在もギプスを余儀なくされているJEONGHAN。にもかかわらず1曲も抜けることなく、必死に我々(カラット)への愛を歌う姿に涙がほろり。なかには「私の腕を持っていって!」と書いたボードを上げているカラットまで!!
最後は力強い歌声とパフォーマンスが特徴のヒップホップチーム。
SEVENTEENのセクシー(!?)担当ことヒップホップチームが登場。コンサートでは初のお披露目となる『GAM3 BO1』と、『Back it up』の2曲を全力で披露。クールな黒を基調とした衣装に身を包み、思わずとろけてしまいそうな眼差しに心を射抜かれるカラットが続出。
ユニットステージを終えて「ここでトーク来るか!?」と思いきや、メインステージに集まるメンバー。軽快なリズムを取りながら戻ってきたVERNONへのいじりタイムを経て(笑)、コンサートの盛り上がりに欠かせない人気曲『MANSAE(万歳)』のイントロが!! まだまだトークは入りません。カラットとしては「最&高」なものの、彼らの体力が心配になる地獄のセットリスト……。
赤いつなぎやジャージスタイルに着替えたSEVENTEEN。メンバーが「カジャーーーーーー!!!!(行こう)」と叫んだのちに始まった『Left & Right』。この曲ならではのDKの「右! 左! 右! 左!」の掛け声も可愛らしく、「僕たちはいつもカラットと一緒の歩幅で歩いていける」と、ときめき大爆発の言葉まで。アンコールの定番曲『VERY NICE』を歌うものの、まだまだ終わることを知らぬSEVENTEENのライブ。彼らの熱量がここぞとまでに詰め込められているために、こちらも全身全霊で挑もうと必死!!! 気付けば酸欠状態です(はぁはぁはぁ)。
さて、シルバー&ブラックの衣装にチェンジしたSEVENTEENの新たなステージは、最新アルバムに収録されている『Shadow』からスタート。リアリティ番組『IN THE SOOP SEVENTEEN』を視聴後に改めて聴くとズーンと胸を打たれる『Ready to love』、圧倒的なダンスのシンクロ率を誇るSEVENTEENならではの「時計の針」を表現した『24H』。圧巻のパフォーマンスに酔いしれている間に、18曲コンプリート! ついにトークタイムへ。
メンバー「ヨンスプセン(練習生)の頃を思い出さない?」
メンバー「わかる。つらくても、苦しくても、よし! やろう! 行こう!っていうその感じ」
メンバー「倒れてもいいやって。カラットがいなかったらここまでできなかったよね」
と、次々に思いの丈を語るメンバーたち。カラットへの愛を語ったのち、各ユニットステージについての感想を述べ合うのもSEVENTEENだからこそだ。
DINO「ユニットステージも最高でしたね。僕は特にボーカルチームが好きでした! カラットと一緒に歌えるのっていいですよね」
VERNON「僕は特にパフォーマンスチームのHOSHIさんのパートがとても好きでした。美しかった」
HOSHI「あ、ありがとうございます〜〜! VERNONさんの目つきも最高にかっこよかったですよ」
まるで初対面の人のようなやり取りだと他のメンバーに笑われていたふたり。実は過去のルームメイトだけれど、コンサートで隣になったのは初めて!?という事実が発覚!
讃え合って、伸ばし合って、切磋琢磨して。更なる高みを目指すその姿勢に、全カラットが心震わせていたはず。
楽しい時間は本当にあっという間で、次の『Crush』がラスト曲。「実は次の曲が……って僕にはとても言えない……!」と逃げるHOSHIやJOSHUAに代わり、ビシッと決めてくれるのはやっぱりリーダーのS.COUPS。とはいえアンコール曲の多さと長さが有名なSEVENTEEN。アンコールからが本番といっても過言ではなく、トロッコに乗って再びカラットの前に現れた彼らは、『Darl+ing』『Heaven's Cloud』『Snap Shoot』『VERY NICE』など、6曲を披露!
過密なスケジュールの中で開催されているワールドツアー公演。「トークなしで18曲」という事実だけ見ても、どれだけ彼らに負担があったのか、想像に容易い。
S.COUPS「準備期間は大変な瞬間もあったけれど、本当に会えて嬉しかったです。アイドルという職業って本当にいいですよね。こんなにたくさんの愛をもらえて、幸せです。僕自身、欲はない人間なのかと思っていたのですが、カラットが誇れる存在になりたい、もっと最高な場所に連れて行きたいという思いが日に日に強くなっているんです。努力して、最高の統括リーダーになります!」
THE 8「言いたいことを全部S.COUPSさんが言ってくださいましたが……(笑)。本当にカラットと、メンバーと、一緒にいられるだけで幸せです。13人が揃って再契約できたことは決して当たり前ではなく、最高にかっこいいことだと思います。これからも明るいエナジーをカラットに届けていきたいです。これからも変わらない愛を注いでくれたら嬉しいです!」
WOOZI「最新アルバム制作にあたって『SEVENTEENって今、何を考えている?』を話し合ったら、全員思っていることは同じで『僕たちはまだまだ』だってこと。もっとかっこいい人になりたい、もっと高みに行きたい、そんな情熱が湧き上がってくるのも、すべてはカラットがいてくれるからです。カラットが誇れる存在になって、もっとカラットを輝かせるために頑張っていきたいと思っています」
SEUNGKWAN「メンバー全員がカラットのことを全力で考えていて、情熱的で、真面目で、SEVENTEENというグループを愛しています。メンバー全員で進むこの道は決して当たり前ではないからこそ、この気持ちを忘れずにお互いを思い合って、力を合わせて進んでいきたい。『君がいるからSEVENTEENがあるんだよ!』とみんなに言われるけど、そんなことはまったくなくて……」
涙で言葉が詰まりながら「扇風機がとても近いよ!」と笑いを誘うSEUNGKWAN。つられて号泣したことは言うまでもありませんが、SEUNGKWANの号泣っぷりに笑いながらもメンバー全員でハグしたあの瞬間は、到底忘れられそうにありません……。
「本当にここでバイバイです! 気をつけて帰ってくださいね!! またすぐに会いましょう!」との言葉を残して、4時間以上にわたるコンサートもついに終了。ワールドツアー初回公演は、大盛況で幕を閉じた。日本初のドームツアーは11月スタートとなる。まだ少し時間があるけれど、今から楽しみで仕方ない! SEVENTEENの熱いパフォーマンス、熱い愛を受け取れる日を心待ちにしながら、これまでのコンサート動画でも見直すことにしよう。