法律で中絶が禁止されていた、1960年代のフランスで、望まぬ妊娠をした大学生の12週間にわたるたった一人の戦いを描く、2022年12月2日(金)公開映画『あのこと』。2022年度ノーベル文学賞を受賞した作家アニー・エルノーが、若き日の実体験をもとにつづった短編小説『事件』を、オードレイ・ディヴァン監督が映画化した本作は、現代を生きる女性たちに声を上げるきっかけを与えてくれる作品だ。主人公アンヌを演じた俳優アナマリア・ヴァルトロメイが本作について語ってくれた。
PROFILE
アナマリア・ヴァルトロメイ●俳優 1999年、ルーマニア生まれ。12歳の時に『ヴィオレッタ』(2011)で映画デビュー。本作で、セザール賞最優秀新人女優賞、ルミエール賞に輝き、2022年のベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を受賞するなど、今後が期待される若手俳優の一人。
INFORMATION
『あのこと』
監督:オードレイ・ディヴァン 原作:アニー・エルノー
出演:アナマリア・ヴァルトロメイ、サンドリーヌ・ボネール、ケイシー・モッテ・クライン、ルアナ・バイラミ、ルイーズ・オリー=ディケロ、ルイーズ・シュビヨット、ピオ・マルマイ、アナ・ムグラリス、ファブリツィオ・ロンジョーネ
12月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ他ほか全国順次公開


