【 #STAYC 】TikTokでバズり中の『POPPY』で、ついに日本デビュー! 記念して、日本初のロングインタビュー 第1弾

今か今かと本邦デビューが待たれていたSTAYCが、ポジティヴなエネルギーがハジけているシングル『POPPY』で、正式に日本での活動を開始! 改めて脚光を浴びている。

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【右から】〈アイサ〉トップス¥27,280/THE WALL SHOWROOM(ドリーム シスタージェーン) 靴¥33,000/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ) スカート/スタイリスト私物 〈ユン〉ドレス(参考色)¥143,000/ヘンネ カスタマーサポート(ヘンネ)  靴¥25,300/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ) ベルト/スタイリスト私物 〈スミン〉ジャンプスーツ¥60,500・中に着たブラウス¥38,500/ヘンネ カスタマーサポート(ヘンネ) 靴¥30,800/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ) ピアス/本人私物 〈セウン〉トップス¥74,800/THE WALL SHOWROOM(フェティコ) スカート¥80,300/マディソンブルー 靴¥12,900/チャールズ&キース ジャパン(チャールズ&キース)  〈ジェイ〉ドレス¥47,300・付け襟¥55,000/ヘンネ カスタマーサポート(ヘンネ) 靴¥14,900/チャールズ&キース ジャパン(チャールズ&キース)  〈シウン〉ジャケット¥52,800/H3O ファッションビュロー(ヴォンテ) ジャンプスーツ(参考色)¥60,500/ヘンネ カスタマーサポート(ヘンネ) 靴¥30,800/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ) 中に着たインナー/スタイリスト私物 ピアス/本人私物

すでにK-POP第4世代を代表するガールズ・グループとして絶大な支持を得ている彼女たちは、TWICEを筆頭にApinkやSISTARのヒットを手掛けたプロデューサー・ユニット、ブラック・アイド・ピルスン(ラドとチェ・ギュソン)の肝いりで、2年前に韓国でデビュー。これまでに2枚のミニアルバムを発表し、『ASAP』や『SO BAD』といったシングルを大ヒットさせてきた。その勢いに乗って、多くのファン=SWITHが待つ日本に満を持してやってきた6人。『SPUR』の取材が日本での初仕事だっただけに、かなりテンションも高かったスミン、シウン、アイサ、セウン、ユン、ジェイの言葉をたっぷりとお届けする。

日本での活動は思っていた以上に期待できそう

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スミン シウン

——まずは今日の撮影の感想を聞かせてください。

ユン:ジェイとユニット撮影をして、すごくいい写真が撮れた気がします。日本でやる初めての撮影だったのですごく緊張しましたが(笑)。

ジェイ:私も日本で初めての仕事なので、新しくもあり緊張もしましたが、結果的にすごくいいものが出来た気がします。どういう風に出るのか、雑誌の発売が楽しみです。

スミン:日本での活動において初めてのスケジュールで、期待はしていましたが、それ以上にいい写真が撮れた気がします。これからの日本での活動も、思っていた以上に期待出来そうですし、早く日本で活動したいです(笑)。

シウン:一言で表すなら、すごく期待していて、ドキドキとトキメいています。日本で雑誌の撮影をするのも、日本のスタッフのみなさんと仕事をするのも初めてなので。インタヴューも、日本のみなさんに初めて私たちの言葉が届けられるわけですから、楽しみでドキドキしています。お洋服もすごく良かったです。

アイサ:私は日本で初めて撮影する雑誌だったので、すごくトキメキました。韓国の雑誌の撮影と似ていて、そんなに緊張なく撮れたし、ユニットで撮影する時にはセウンと撮ることが多いので、気楽に撮れた気がします。

セウン:日本で初めての活動で、すごく期待していたんです。韓国でデビューしたばかりの時に雑誌の撮影をして、すごく緊張したんですけど、今回は慣れているというのもあって、いいものが撮れたんじゃないかと思います。あとは、ファンのみなさんがどういう反応を見せてくれるのか楽しみですね。

——パンデミックの最中に活動を始めてから2年、大ブレイクを果たして順調にキャリアを築いてきましたが、これまでの歩みを振り返った時、「ここで大きくステップアップしたな」と感じる出来事・楽曲と言えばなんでしょう?

ユン:ヴォーカル面の話ですが、『RUN2U』という曲があって、それは息が苦しいような歌なんですよね。当初は「もう限界だな」って感じたんですけど、今は全然楽に歌えます。韓国でのカムバックの『BEAUTIFUL MONSTER』は『RUN2U』よりもっともっと難しくて、キーが高いし、レコーディングの時は大変でした。でも今はステージで楽に歌えます。だから毎回毎回成長しているんだなって感じています。

ジェイ:私は『STEREOTYPE』が自分の中で一番大きな曲なんです。当時限界が来て、私の魅力が分からなくなっちゃって、ずっと実力が伸びないなって感じていました。その時期が一番辛かったけど、少しずつ慣れてきて、スランプに陥った時にどうやって克服すればいいのか、解決法を見つけた曲だった気がします。「大丈夫、私は頑張ってる」と思えば克服できると分かったんです。

シウン:私はふたつあって、最近海外の色んなところに行って公演をしてきたんですが、公演を重ねるにつれて自分たちの成長を感じました。そして一番成長を感じたのは、こないだ韓国で初めてのファン・ミーティングを行なった時。私たち自身は失敗しちゃったことも多くて、「ああ、ダメだなあ」と思ったけど、満席でファンが大勢集まってくれているのを見て、「私たち、頑張ってきたし、それくらいキャリアが上がってきたんだな」と感じました。

スミン:私もふたつあって、シウンと似ているんですが、最近公演をすごくたくさんやって、例えば公演のマナーとか、特にライヴのやり方が変わってきたと思います。ジャケットの撮影やミュージック・ビデオの撮影の時も全然デビューの時とは違って、どういう風にしたら可愛く見えるのか、どういう風にしたらいいものができるのか、一人ずつちゃんと分かっている。そんなところに成長を感じます。

アイサ:私は『YOUNG⁻-LUV.COM』というアルバムを出した時に、一番成長したと思いました。メンバーの息が合っていることをすごく感じたのと、ライヴに対する不安が全部消えていったのが、このタイミングだと思います。

セウン:私はラジオとかに出演する時に緊張するタイプで、メンバーに任せがちだったのが、今ではちゃんと話せるようになりました。そして、一人でも出来るという気持ちが芽生えた時に、「私も成長したのかな」って思いました。

『POPPY』に表れている明るいエナジーがSTAYCらしさ

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セウン アイサ

——11月23日に満を持して日本デビューです。すでにファンは大勢いますが、日本デビューに際して率直な気持ちをお聞かせください。(インタビューは11月23日前)

ジェイ:デビューの準備をしている間、日本のファンのみなさんが、すごく楽しみにして待っていてくれたと思うんです。こうして日本に来られたので、これからさらにたくさんのファンを作っていきたいですね。

アイサ:韓国でデビューした当時から日本のファンの方が多くて、応援して下さっていたんですが、こうやってちゃんと日本に来て日本のファンに会えて、近くでやりとりができるのがうれしいですね。

——日本デビュー曲にあたる『POPPY』について教えて下さい。どんなメッセージを含んでいるのですか? また、特に日本を意識したところがあるんでしょうか?

ジェイ:『POPPY』は、何か新しいものと出会った時の雰囲気が込められた曲だと思っています。私たちのチーム全体の抱負が含まれている曲のような気がしました。

——日本を意識したところもあるのでしょうか。

シウン:すごくあると私は思います。実は、ミュージック・ビデオを撮る時に悩んだんです。音楽を聞いて感じたことを表情とかに表すのが、韓国での撮り方なんですが、今回は日本のみなさんに向けたものなので、可愛いものとか明るいものが好きなんじゃないかなと思って。個人のシーンを撮る時にそこでちょっと悩みましたが、結果的にはうまくいきました(笑)。

——今回は、STAYCの代表曲のひとつ『ASAP』のジャパニーズ・ヴァージョンも聞かせてくれています。日本語での歌唱はいかがでしたか? どんなところが難しかったですか?

ユン:発音が本当に難しかったです(溜息)。元々の原曲の雰囲気があったんですが、日本語に変えたことで、部分によってはその雰囲気がちょっと変わったりもして。少しぎこちなくて、自分の中で引っかかってしまうところがあります(笑)。

ジェイ:難しかったけど、すごく楽しかったです。私のパートはそこまで難しくはなかったので。逆に『POPPY』が難しかった!

スミン:日本語で初めて歌う曲だっただけに、思ったよりもすごく難しかったです。スタッフの方が手伝って下さって、無事にレコーディングを終えましたが(笑)。

シウン:日本語の発音は大丈夫だったんですが、最終ヴァージョンを聞いたら、私のサビの部分は、韓国語の原曲とはディテールがちょっと違ったかなと思います。ジャパニーズ・ヴァージョンも、韓国語のヴァージョンと似たように出来ると思っていたんです。でも、日本語にすることで変わる部分をそのまま活かして完成させていたので、「なるほど、これが日本なんだ」と受け止めました。逆に、日本っぽいなって思いましたし、また違ったSTAYCの魅力を見せられたんじゃないかと思います。本当に細かい話なので、「どこのことだろう?」と思うかもしれませんが。

——昨今、それぞれに魅力のあるK-POP第4世代のガールズ・グループがしのぎを削っている中、自分たちを他から差別化する「STAYCらしさ」はどんな部分だと思いますか?

ユン:“TEEN FRESH”というコンセプトがSTAYCらしさだと思うんです。最近は、個性豊かな先輩や後輩が多いので、私たちも自分たちのコンセプトをうまく表現していきたいですね。

スミン:私は、明るいエナジー。『POPPY』にそれがうまく表れている気がします。

——お互いの活動を見て刺激を受けるような、健全な競争意識はあるのでしょうか?

ユン:個性がみんな全然違うので、いつも勉強することが多いです。私たちの色ももっと強く出さなきゃだめだなと思いますし。

ジェイ:私もほかのチームを見ながら、一緒に頑張っていきたいなと思います。

シウン:メンバーみんなで、ステージの映像をよく観たりするんですけど、「こういうグループはこういう色を持っているね」とか、「こういう雰囲気でも歌えるんだ」といった話をしながら、刺激を受けています。逆に「この曲を私たちが歌ったらどうだろう?」とか、「STAYCの曲を私たち以外のグループが歌ったらどうなんだろう?」と考えたりもしますし、私たちらしさをより強く出せるように頑張ろうって思ったり。私たちの色は私たちだけが持っているわけだから、STAYCにしか出せない色を大事にしたいです。

“理解と配慮”で人間関係を良好にキープする

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ジェイ ユン

——みなさんから見て、第4世代のグループに共通する価値観や音楽的志向みたいなものはありますか?

ユン:例えば私たちの曲では『ASAP』もそうでしたが、真似しやすくて、ダンスも踊ってみたくなるようなキャッチーさがある曲が売れているなと実感しています。

ジェイ:私も、一回観ただけでハマっちゃうようなところに共通点があるような気がします。

シウン:正直で堂々としている曲が、共通項じゃないかと思います。歌詞も振り付けも、人生において、愛において、恐れずに自分自身を信じて正直に生きる。

——そういうことを強調しているような気がします。自分の存在を主張するような曲ですね。

スミン:中毒性があって、簡単に真似できるような曲かな。TikTokも流行していますし、それが一番の共通項だと思います。

——少しずつ年齢もパーソナリティも違って、出身地も異なる6人のメンバーが、グループとしてのパートナーシップやフレンドシップを維持する上で、大切にしていることはありますか?

ユン:私たちの間でもよく話すのは、“理解して配慮する”こと。それを第一に置いています。みんな個性があって全然違う人たちが集まっていて、最初は合わないところもあったんですけど、お互いに配慮して理解しているから今は大丈夫です。

ジェイ:メンバーを大事にしようっていう気持ちがあります。すごく深く考えると、みんな世界にひとりしかいない大切な人だから、一緒にいる時にはよくしてあげたいですね。

スミン:私が一番重視しているのは“配慮”です。みんな性格が違うことは理解しているので、今はお互いに配慮するのが一番大事だと思っています。

シウン:私も同じ考えなんですけど、大切なのは、お互いに対する尊敬だと思います。それぞれの違いを理解することによって、その違う部分を尊敬しなければいけないんじゃないかな。

——ブラック・アイド・ピルスンという、K-POP界において大きな功績を残しているプロデューサー・チームが作る楽曲の魅力は、どんなところにあると思いますか?

ユン:韓国には“ポン”という、演歌に入っているような四つ打ちのリズムがあるんですが、それをすごく感じます。洗練された形で、ですが。

ジェイ:プロデューサーさんたちのスキルが入っていることは、すごく感じます。言葉で表すのはちょっと難しいんですが、彼らの曲をたくさん聞けば分かると思います。

ユン:私たちのことを考えて曲を書いて下さっているので、仮歌が入ったデモを聞くと、誰がどのパートを歌うのか分かる。例えばここはユンのために作ったパート、ここはジェイのために作ったパート、とか。「あ、ここは多分私のために作ってくれたんだな」と分かります。

シウン:デビューの時からずっと一緒にやっているので、私たちの歌をすごく理解して下さっているんです。だから、私たちのことを考えながら作詞作曲をしてくれていることが、一番の魅力ですね。歌い方だけでなく、私たちの性格を理解して曲を作ったり歌詞を書いたりしてくれていて。あと、韓国では“キリングパート”と呼ばれている一番のポイントの部分を、うまく活かせているんじゃないかと思います。

スミン:私は、イントロから惹かれる曲だということと、全然飽きないこと、ですね。

——様々なアドバイスを彼らから受けたと思います。特に心に刻んでいるアドバイスと言えば?

ジェイ:韓国に“天才は努力をする人に勝てない。努力する人は楽しむ人に勝てない”という言い回しがあるんですが、「いつも舞台の上では楽しみながらやりなさい」とアドバイスされたことがあります。緊張しなくていいし、心配しなくていいし、舞台の上でやりたいことは全部やっていきなさいと、いつも言われています。

シウン:最近の話で、「シウンを信じているよ。ただ楽しんできて」と言われたのが、すごくうれしかったです。

スミン:私にも最近、「楽にやりなよ」と言ってくれました。ちょっと完璧主義者なところがあるので、逆に力を抜いたほうがいいんじゃないかと言ってくれたことが、すごく役立ちました。

——STAYCの人気が世界中に広がっているなと実感するのは、どんな時ですか? 

ユン:デビュー前は、SNS上のコメントは韓国語のコメントがすごく多かったんですね。でも最近は日本語、英語、中国語とか色んな国の言葉が交ざっていて、全世界の方が愛してくれているんだなって感じます。

ジェイ:海外でたくさん公演をして、最近アメリカ・ツアーに行ってきたんですが、プライベートで出歩いている時に「あ、STAYCだ!」と言ってみんな気付いてくれて、すごく不思議で、すごくうれしかったし、これからもっと頑張ろうって思いました。

ユン:LAでディズニーランドに行ったんですけど、私たちがディズニーランドにいるのを知らなかったはずなのに、メンバーの顔が印刷されたお手製のTシャツを着ている人がいて、ビックリ。「こんにちは~!」って手を振りました。

スミン:アメリカ・ツアーもやったし、サウジアラビアにも行って、こうして日本に来て、やっぱり現地に来て公演をすることで、それが実感できます。一番感動したのが、韓国語で私たちの曲を最初から最後まで一緒に歌ってくれることですね。一緒に楽しんでステージをやっているような気がして。これからも色んな国で公演をしたいです。

シウン:どの曲にも冒頭に「STAYC girls, it’s going down」というフレーズが入っているんですけど、どこに行ってもみんなそれを知っています。事前に教えたかのように知っていて、言葉の壁が全然ない。その時にすごく実感しました。

——今後日本に来て下さる機会も増えると思います。何かやりたいこと、楽しみにしていることはありますか?

ユン:ファンに会うことはもちろんのこと、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターとか東京ディズニーシーとか、行ってみたいところがたくさんあります(笑)。

ジェイ:私は抹茶のデザートが大好きで、壽々喜園の抹茶ジェラートを食べてみたいです。子供の時から知っていたんですが、濃さが7段階あって、一番濃い苦いものに一度挑戦したいです。

ユン:空港に到着して私が最初に言った日本語は「ハーブスケーキが食べたいです!」でした(笑)。

スミン:私は日本のファンのみなさんとファン・ミーティングやファン・サイン会をやりたいですね。あと、大きい夢を話すとすると、ドーム・ツアー(笑)。

シウン:私も、日本のみなさんといい思い出を作りたい。『POPPY』がリリースされた時の反応がすごく気になりますし、と同時に、みなさんが一緒に歌ってくれたり、ダンスを真似てくれたりしたらすごくうれしいですね。

セウン:(この撮影の)数日前に初めて韓国でファン・ミーティングをしたんです。日本でもファン・ミーティングをしてみたいです。

アイサ:昔から日本のテレビ番組にK-POPのアーティストがたくさん出演するのを見てきたので興味がありますし、日本のみなさんにステージを見せたいです。

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