広島平和記念公園内に「原爆の子の像」が建立されたのは1958年。終戦から13年目のこどもの日だった。高さ9メートルの巨大なモニュメントの頂上に、すっくと立つ少女のブロンズ像。金色の大きな折り鶴を頭上に掲げるそのおさげの少女は、被爆者である佐々木禎子さんをモデルに作られた。
2歳のときに広島で被爆した禎子さんは、小学6年生のときに突然白血病を発症し、たった12歳という若さでその生涯を閉じた。「生きたい」と強く願い、病床で千羽を超える鶴を折った禎子さん。彼女の物語は絵本やアニメとなって世界に語り継がれ、「原爆の子の像」には毎年たくさんの折り鶴が捧げられるようになった。
広島の折り鶴に新たな命を。平和の祈りつなげたい
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