『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』ではヌナたちの絶大の指示をうけ人気を爆発させ、韓国では「国民の年下彼氏」となり、『D.P. -脱走兵追跡官-』シリーズでは苦悩と葛藤を抱える軍兵士を演じ、世界の老若男女の胸を熱くさせ虜にしたチョン・ヘインさん。新たにファンの名称を「ヘイニズ」と決定したこのタイミング、4年ぶりにファンミーティングで帰ってきた。2023年9月30日(土)、パシフィコ横浜国立大ホールで開催された、デビュー10周年を記念した「2023 JUNG HAE IN FANMEETING IN JAPAN ~ THE 10TH SEASON ~」。想像の斜め上⁉ 期待をはるかに超えた様々な姿を見せてくれたファンミーティング、夜の部をレポートします。
生歌では初披露の『D.P. -脱走兵追跡官-』OSTから日本語曲まで、生バンドで熱唱!
前髪をおろしたチョン・ヘインが姿をあらわすと、4年間このときを待ちわびていたファンの熱量で会場は大熱狂。まずは丁寧に各階に手を振りながら挨拶をし、待ちに待ったヘイン・スマイルを振りまきます。
ステージでスタンバイしていたバンドメンバーから聞き覚えのあるメロディーが流れ始め1曲目は尾崎豊の「I LOVE YOU」韓国語バージョンを熱唱。スタンドマイクを握りしめ、人差し指でリズムをとる姿、愛おしすぎて見逃せません。歌詞の「サランヘヨ」のフレーズが心に沁みた方も多いはず。『2023 FNC KINGDOM - The Greatest Show -』でも、再びこの仕草や熱唱を聴けることを期待!おかわり希望者続出です。
続いて『D.P. -脱走兵追跡官-』のOST「Crazy」を生歌で日本初披露。ヘインさんが左手で左右に手を振ると誘導されるように、ヘイニズも左右にペンラをふりながら聴き入り、会場全体がひとつに。「僕にとってとても大事な作品なので、そのOSTを届けたくて。これからも、いろんなチョン・ヘインを見せるので、ぜひ期待してください」とコメント。最後は胸に手を当て、プリンスのひざまずくような挨拶をしたのでした。
3曲目は「日本語の歌はまだ難しい」と言いながらも、この日のために準備を積み重ねたという、スキマスイッチの「奏」を日本語で披露。そして、『スノードロップ』OST『Memories More than love』へと続きます。途中目を閉じうつむきながら歌い、曲の中に入って行く様子に、どんどん引き込まれていきます。
最後はバンドメンバーひとりひとりに丁寧に感謝と賛辞の拍手をし、ミュージックコーナーは終わりへインさんはステージを後にし、MCが登場。この度新たにファンクラブが結成され、チョン・ヘインさんのファンの総称が“ヘイニズ”(HAEINESS ※HAEINとHAPPINESSを組み合わせたもの)と決まったことが改めて伝えられ、イベント中には何度もお互いに呼び合うことに。(このときはまだ、後に大事な瞬間があるとは思いもよりませんでした……)。
10周年の感謝を込めて、ヘイニズが直接ヘインさんに届けた「ありがとう」
そして「へインシ〜」と大きな声のコールで呼びかけ、爽やかなグリーンシャツに着替えた恋人スタイル(⁉)のチョン・ヘインさんが再び登場! 割れんばかりの歓声の中、改めて、ヘイニズ全員で直接へインに10周年を祝う言葉を届けることに。
会場全員で「10年間、頑張ってくれてありがとう〜! コマウォ〜」と大きくヘインさんに向けて叫ぶと、それを受け、感極まったヘインが胸をおさえてのけぞり、胸をたたいた。大きな愛情が会場に溢れるメモリアルなシーンとなりました。
「昼公演よりもっと緊張しました。こんなに手が震えている(会場全体に見せてくれようとする)。少しは慣れると思ったんですが、全然慣れることはないですね。すごく大きい愛情、エネルギーを感じています」の言葉にヘイニズも感極まります。
ソファー席に移動して、次のコーナー「完璧なヘイニズになるために 特別クラスSPECIAL CLASSES FOR HAEINESS」のスタートです。
歓喜の声が鳴り止まず! ヘインさんによる演技レッスン『ある春の夜に』編
まずは「LEVEL TEST」でヘインさんのことをどのくらい知っているかクイズが出され、会場全員で配られたAB用紙で二者選択回答します。始める前にヘインさんから、「横の人の回答を見てもいいけれど、間違っていることもあります」と前置きがありました(笑)。
「『俳優は旅行中』で飲んでいたものは? Aワイン Bウイスキー」という問いでは、「簡単すぎますね。ヒップフラスコで飲みながら旅するのは大変でした」と吐露。「『ある春の夜に』で演じた役の仕事は? A医者 B薬剤師」という問いでは「簡単すぎる」とヘインさんが「パス!」にして全員解答せず、飛ばすシーンもありました。
そして「HISTORY CLASS」では過去のCM撮影を振り返り、前回のファンミでも話題になったサムスン火災のCMでのダンスシーンの苦労や最初のCM撮影の不安と怖かった思い出などを語ってくれました。また、次のファンミでは「踊るかも」という爆弾発言も。大いなる期待!!
続いては、ヘインさんの演技から学ぶ「ACTING CLASS」です。
『ある春の夜に』11話の名場面、インターフォン越しのやりとりを真似る演技レッスンです♡。まずはビデオ鑑賞して座学。映し出された映像に会場は悲鳴に近い「きゃー」で溢れました。イベント中の最大級の音量です。その後、会場全体でヒロインのジョンインになった気分で「ヌグセヨ(どなたですか)?」とヘインさんに叫び、ジホことヘインさんが、「ヘイニズのナムジャチング(ボーイフレンド)です」と応えるレッスン。その台詞を生でヘインさんの言葉で聞いて、大興奮。今年イチ「ヘイニズになれてよかった!」と誰もが思った瞬間です。
『スノードロップ』、『D.P. -脱走兵追跡官-』のシーンを学んだ後、コーナー終盤に「演技がうまくなるコツ」を教えてくれました。「演技というのは言葉でも伝えますが、同時に動作やニュアンスでも伝えるものです。たとえそこに言葉がなかったとしても雰囲気を伝えなくてはならないと僕は思います。だから、台本を読むときも台本の中身や台詞に執着をしすぎることなく、仮にセリフがなかったら非言語的にどう表現できるかをまず考えています。そんなふうに表現を考えると新しい表現方法がみつけられると思います」と、ガチガチのホンモノの演技のコツを伝授。だから観る側の心に深く残る演技となっているんだと、改めて思えました。ヘイン先生、偉大すぎます!
そして入場する際にヘイニズが事前に付箋に書き込んだ相談に答える「COMMUNICATION CLASS」コーナーへと進みます。「好きな日本語は?」に「優しい」と答えたヘインさん。いくつかの回答を終え、最後に付箋が貼られたボードを撤収させる際に剥がれ落ちる付箋を丁寧にひとつずつ拾い集めるヘインさん。その姿にヘイニズたちは「優しい〜」と各所から声が。伏線回収かと思うくらい完璧なヘインさんとヘイニズの以心伝心のチームワークです。
次は「演技レッスン」に続き、再び伝説となりそうな盛り上がりを見せた「ENTERTAINMENT CLASS」コーナーへ。
ファンミーティングを語った試飲会? おつまみがあったらディナーショー?
3種のゲームをクリアするとヘイニズがプレゼントをもらえるというルールなので、ヘインさんもヘイニズの期待を背負い、ことさら真剣&熱血な様子。スタートは、コップにたっぷりの水を注ぎ、コインを3枚いれてもこぼれなかったらOKのゲーム。そこでは、ぎり(おまけ?)のクリア。次はMCが落とす棒を掴むゲーム。テープでマーキングした位置でないとNGで、2回失敗した後、自身で落として掴む自主練をしてのぞみ、3回目は見事クリア!
そして、最後が5種類の銘柄を当てる利きウイスキーゲーム。各種のウイスキーが運ばれた瞬間、ヘインさんの瞳が輝きます。「これ全部飲んで酔っぱらってもファンミは続けないとね」と語りながら、少しずつ試飲を始めます。MCから「そんなに飲まなくていいですよ。香りだけでも」と言われても、悩みながらぐびぐび飲んでいくヘインさん。「これはわかります。(ちょっと咳き込んで)」一発で1つ目(ジャックダニエル)を正解! その後は「僕がわからないはずはないんですけれど、これなんだろう??」と少し悩みはじめ、「負けず嫌いが発動しています」と自ら告白。
再び「全部飲まなくていいですからね」というMCからの声も虚しく、集中モードに。「わからないとだめなのに……」と言いながら、それぞれをぐびぐびと飲み続けるヘインさん。
会場から「ただ飲みたいだけでしょ」と投げかけられ、ヘインさんがすぐさま「正解」と返す一幕も(笑)。最終的にはすべて銘柄を当て、「これはファンミーティングを語った試飲会になってますね。監督、最後の公演だからこれができましたね。とてもよいアイディアです!」。そして締めには「 おつまみまであったら、ディナーショーということでしたね」とご機嫌なヘインさんにヘイニズも爆笑。大きな拍手と歓声をおくり、大盛りあがりでコーナーを終えました。
最後まで愛嬌を見せてくれたヘインさん。ファンクラブ誕生の喜び、そしてこれからのこと
ゲームが見事クリアできたので、デジタルルーレットでプレゼント当選者を決める際にも、ヘインさんは普段なかなか見せない可愛い姿を披露。ヘインさんの「スタート」「ストップ」の掛け声で席番号を決定することになり、1人目を決めるときに、最初の「スタート」は問題なかったのですが、「ストップ」では酔いがまわったのか、マイクではなく、飲もうとした水のペットボトルに向かって「ストップ」というヘインさん。会場からは「キヨウォ」の声とともに爆笑が起こりました。
終わりの時間を迎えると「(時計を見ながら)終わるのはとても残念です。心残りです。まず言いたいのは4年ぶりに日本にきました。その4年以上前からのファンの方、そして新しく応援してくれている方もいると思います。僕という俳優を応援してくださって、愛をくれて心より感謝しています。ファンミーティング、またやりましょうか?」というところで、会場全体から拍手喝采。
そして、ここでMCの方が退場し、ヘインさんとヘイニズだけの時間となりました。センターにある階段に足を揃えてちょこんと座り込んで話し込むヘインさん、可愛すぎます。
「みなさん、FNC ENTERTAINMENT JAPANでファンクラブができたことはご存じですね。10年間頑張るとこういう良いことがあるんですね(満面の笑顔)。すぐに寒い冬もくると思います。病気をすることなく健康で、どうか幸せでいてください。来てくださった、ひとりひとりを尊重し、感謝しています。来年、より楽しいファンミーティングを準備してきます。また、歌います。ヘイニズと一緒のこの瞬間を心に残し、進むべき道を頑張っていきます」と熱い言葉を伝えてくれました。
「本当にありがとうございます!」といってセンターの階段を上りステージを後に。少し時間をおいて、今度はひょっこりセンターから顔を覗かせ、愛嬌を見せ、ヘイニズに幸せの余韻を残し幕を閉じました。その間も、後も、ライブステージのアンコールかのように「チョン・ヘイン」コールがいつまでも鳴り止まなかった今回のファンミーティング。ヘイニズが幸せな時間だったことを象徴するような温かい光景が続きました。
様々なチョン・ヘインさんの姿が見られた伝説になるであろう記念すべきファンミーティングは、この後、アメリカ、カナダへと渡り、世界10都市開催の残り4都市が続く。日本では「2023 FNC KINGDOM - The Greatest Show -」で再会できます。「次は何を準備をしているのだろう」と、そう考えるだけで、ヘイニズにとっては幸せな時間となります。
そして、「来年、きっとヘイニズみんなが喜んでくれるであろう作品を撮影する」と言っていたドラマ(ラブコメ?)など、この先はもっと楽しみです。それまでの間、完璧なヘイニズを目指し、様々なレッスン(特に演技)を復習(妄想)しながら、みんなで待ちましょう。
ヘイニズとして応援したい!公式ファンクラブはこちらをチェック!
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https://www.junghaein.jp/
FNCメンバーが大集合。申し込みはこちらから
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「2023 FNC KINGDOM - The Greatest Show -」
12月16日(土)17日(日)開催!