【BRIGHT】、秘めた情熱。9つのQ&A、インタビューも公開!

名実ともにタイを代表するグローバルスター、BRIGHT。2023年に自身で事務所を立ち上げ、新たなフェーズへ入った彼が、SPUR3号で日本のファッション誌初の単独カバーを飾た。 まとうのは、キャンぺーンビジュアルを務めるカルバン・クラインの春夏新作コレクションだ。俳優・モデル・歌手・実業家として、世界を舞台に活躍する26歳の今と、目指す先とは。

BRIGHTさんのプロフィール

BRIGHTプロフィール画像
BRIGHT

ワチラウィット・チワアリー(通称ブライト)●1997年タイ生まれ。15歳で芸能界入り。2020年にタイで放送・配信されたBLドラマ「2gether」で主役のサラワットを演じ、一躍時の人となる。数々の映像作品で主演を務める一方、歌手として各国でのコンサートや音楽フェスへの参加も精力的に行う。2021年には自身でサステイナブルなライフスタイルブランド「Astro Stuffs」をローンチ。2023年、カルバン・クラインのアンダーウェアキャンペーンに起用され、ファッション界でも熱い注目を浴びている。

SPUR3月号 Bright
SPUR3月号 Bright
ジャケット¥101,200(カルバン・クライン)・Tシャツ¥9,900・パンツ¥27,500・ベルト¥16,500(すべてカルバン・クライン ジーンズ)/カルバン・クライン カスタマーサービス ネックレス・リング/スタイリスト私物 ピアス/本人私物

モノトーンで統一したソリッドな着こなしが、ブライトの端正な魅力を引き立てる。野性的なレザージャケットは秘めた強さと情熱を体現する。

SPUR3月号 Bright

ようやく自分の手で新しいことが始められた。
世間にも披露でき、達成感を感じている

BRIGHTと9つのQ & A

SPUR3月号 Bright

Q1:寝る前に必ずすることは?
A:音楽を聴くこと。ジャンルはローファイ ミュージックが好みです。

Q2:好きな絵文字は?
A:白いハート ♡

Q3:口癖は?
A:すごく難しい……話の頭に「จริงๆ」(タイ語で「本当は」「実は」)とつけます。

Q4:日本のコンビニでよく買うものは?
A:冷凍コーナーにある食べ物を試すのが好きで、何でもおいしいと思っています。日本の食べ物はどんなものでも好きです!

Q5:ブライトさんの美しいビジュアルは「歩くルーヴル美術館」とたとえられていますが、今のご自身を一言でたとえるなら?
A:「仕事中毒」ですかね(笑)。

SPUR3月号 Bright
ジャケット¥37,400・パンツ¥27,500・ベルト¥16, 500(すべてカルバン・クライン ジーンズ)・タンクトップ¥9,350(カルバン・クライン アンダーウェア)/カルバン・クライン カスタマーサービス リング・ネックレス/スタイリスト私物 ピアス/本人私物

Q6:来日時に新しい発見はありましたか?
A:ライブのときに、ファンの方々が掲げてくれる応援ボード! 僕にやってほしいことなどが書いてあるのですが、新鮮ですし、コミュニケーションが取れるから好きなんです。

Q7:好きな数字は?
A:27。生まれた日にちなんで。

Q8:料理・洗濯・掃除のうちどれが好き?
A:料理。大学のときはよく作っていましたが、仕事が忙しくなってからは時間が取れず……。すっかり総菜なんかを買ってくることが多くなりました。ちなみに料理をするのは好きですが、洗い物は嫌い(笑)。

Q9:家族の存在を一言で表現すると?
A:自分にとって「勇気」であり「幸せ」であると思っています。家族の存在が、ハードな仕事を乗り越える活力となっています。

SPUR3月号 Bright
ジャケット¥37,400・パンツ¥27,500・ベルト¥16, 500(すべてカルバン・クライン ジーンズ)・タンクトップ¥9,350(カルバン・クライン アンダーウェア)/カルバン・クライン カスタマーサービス リング・ネックレス/スタイリスト私物 ピアス/本人私物

カルバン・クラインのスピリットを象徴するようなデニム オン デニムの潔いスタイリングを披露した。ブライトの凛々しさも相まって、ストイックな魅力が研ぎ澄まされる。

【インタビュー】活動の場を広げ、 あらゆることに挑んでいきたい

SPUR3月号 Bright
ジャケット¥37,400・パンツ¥27,500・ベルト¥16, 500(すべてカルバン・クライン ジーンズ)・タンクトップ¥9,350(カルバン・クライン アンダーウェア)/カルバン・クライン カスタマーサービス リング・ネックレス/スタイリスト私物 ピアス/本人私物

「こんにちは〜」というブライトの朗らかな日本語での挨拶で、インタビューがスタート。2020年11月号の特集「ブライトとウィン、ふたりの世界」での初登場以来、SPURの誌面への出演は3度目となる。過去の誌面を見て、"So Young"と懐かしそうにページをめくる。

——今日の撮影はいかがでしたか? モニターを確認しながらポージングしていましたね。

「すごく楽しかったです。カメラマンの方ともテンションがぴったりと合った感じがして、スムースに進みました。写真も気に入りましたし、カルバン・クラインの衣装も自分に合っていると思いました。撮影中も、自分らしくいられました」

——2023年は何度も来日されましたが、特に印象に残っていることは?

「思い出はたくさんありますね……。たとえば『F4 Thailand/BOYS OVER FLOWERS』(タイ版『花より男子』)で行なったファンイベント『Shooting Star Asia Tour in JAPAN』や、ウィンと一緒の『Side by Side Concert Tour in JAPAN』。

日本は、来るたびに感動を与えてくれる国だと思っています。東京の中でも、訪れたことのない場所に足を運ぶと、もっともっと日本という国への興味が湧いてくる。いつか仕事ではなく、完全にプライベートで訪れる機会が持てればいいなとも思っています。日本のライブで、トロッコに乗って会場を回る演出は特に記憶に残っていますね。ファンの皆さんの近くまで会いに行くことができるので、観客の方のパワーを感じられるんです」

——2023年のビッグニュースといえば、ご自身で立ち上げた事務所、Cloud9の設立。オープニングパーティを配信されてましたね。

「配信、見てくださったんですか?(日本語で)ありがとうございます! 不安もありましたが、ついに自分自身で新しいことを始められました。それを多くの人に見せることができたので、最近の出来事の中でも一番うれしく、誇りに思えることのひとつです。できるだけたくさんの方にイベントの一部になってもらいたいと思い、僕のアイデアでライブ配信をすることにしたんです」

——かつて共演した俳優さんたちが大勢駆けつけ、さらにはライブステージもあり、豪華な演出でした。

「長く自分を支えてくれている人にも門出を祝ってほしくて、10歳にも満たない頃からの友達も呼びました。普段なかなか会えないから、みんなで一緒にお祝いする機会にしようと思ったんです」

——Cloud9の今後の展開について教えてください。ワールドワイドにビジネスを広げることも想定していますか?

「何でもやっていきたいという意欲でいますが、まずは活躍の場を広げていけるといいですよね。アーティスト事業についていえば、今は自分一人しか在籍していないので、将来的に増やしていくのが目標。

市場は、今までアジアを中心としてきましたが、その他の地域にもポテンシャルがあると感じるので、マーケットを拡大していきたいです。会社が担う仕事の内容も増やし、制作プロセスの最初から最後までを担当する形式を取れるようにしていきたいと考えています。何より大切なのは、制作する作品と、アーティスト自身のクオリティをできる限り上げていくことだと思っています」

——2023年はご自身が手がけるブランド「Astro Stuffs」に、ホームコレクションが加わりました。

「これまでは、ウェアを中心としたラインナップでしたが、元々ライフスタイルブランドとして展開していこうと思っていました。今後発表するアイテムには、服以外の商品が次々と仲間入りする予定。この先、日本のショップでも扱ってもらう計画があって、今はその打ち合わせをしています」

——「Astro Stuffs」は、ミッションを掲げてサステイナビリティに取り組まれていますね。

「サステイナブルは、すべてのビジネスでスタンダードとして考えていくべきだと信じています。僕のブランドも、環境についての責任を持たなくてはならない、そう思って取り組みました。

たとえば、最新のコレクションでメガネを発表したのですが、植物から作ったプラスチックを用いています。役目を果たし、ごみとして捨てるときが来たら、自然に還っていく素材となっています。これ以上ごみを増やさないことを考えて、できる限りリサイクル繊維を採用するようにもしています。ただ同時に、サステイナブルと使用感の両立を意識する必要もあって……今後も環境に負荷をかけない形で製品を打ち出していくのが、ブランドのミッションだと思っています」

——ファンの方々にもいい影響をもたらしそうです。

「サステイナブルに限ったことでなく、僕がやることに対して、ファンの方々やそれを見た人が興味を持ち、いい影響を与えられるのなら、光栄ですし、モチベーションにもなります。もちろん、それが目的というわけではないのですが、自分が何かのお手本になれるというのはすごくうれしいことです」

——多方面に気を配る姿勢には、感心します。最後に2024年の活動について教えてください! 

「俳優の仕事では、『The Interest』という映画が控えています。具体的な時期は決まっていませんが、2024年のうちには公開されるはずです。僕は借金取りの役で、簡単に言ってしまえば、取り立て相手に恋をしてしまう展開。映像も美しいので、ビジュアル面でも楽しんでいただけるはず!

音楽の分野では、全曲英語のアルバムを発表する予定。来日してお披露目ができるよう計画しています。これまでの楽曲制作では、自分がアイデアを出して、それをほかの人に具体化してもらうスタイルが多かったんです。これからは、自身で歌詞を書いたり作曲したりと、やれることを増やしていきたい。ビジネスでは、2024年の前半に『Astro Stuffs』からサプライズがあるので、どれも楽しみにしていてください」

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