杏さんとインド・ハイデラバード流の家庭料理にトライ!

自身のYouTubeチャンネルでも見事な料理の腕前を披露している杏さん。インドの家庭で作る本場のカレーに興味津々!

SPUR3月号 杏
杏さんの衣装はすべてスタイリスト私物

ハイデラバードの現地コーディネーターを務めたモーハン・ピャーレさん(左上)の姉ソニーさん(右上)のご自宅へ。ソニーさんの娘リリーちゃん、ソニーさんの義母とともににぎやかに食卓を囲む。

「完成されたカレーの世界の、虜になりました」

料理を作るのが大好きというモーハンさんとその姉一家とともに、ハイデラバード流の夕飯作りにチャレンジ。杏さんはカレーの奥深さにも気がついた。

「インドの郷土料理であるカレーは地域や家庭ごとに少しずつ味つけが異なり、同じものがないところに驚きました。飽きることもなく、毎食おいしかったんですよね。インド国内では、映画のようなエンターテインメントもそうですが、食も何もかも地産地消というか、他の国のものをもはや必要としていない部分もあるのかなと。そのぐらい最高のものが揃ってしまっているのだろうなと想像していました」(杏さん)。

スパイスの調合からお菓子作りまで、自分たち流を楽しむインドの食文化。さまざまな宗教や文化があるため、お互いを尊重するなかで生まれた知恵かもしれない。

MENU

インドの家庭料理

サーンバル(野菜と豆のスープ)

揚げ魚の前菜

エビとゴーングラーのセミドライカレー

家庭風マトンのビリヤーニー

アプリコットのデザート

スパイスボックス

各家庭にあるというステンレス製の円形スパイスボックス。空気に触れずに保管できる。家族の体調に合わせてその日のスパイスの量を調整する

SPUR3月号 杏 インド

姉ソニーさん、義母ウマさんとキッチンに立つ杏さん。二人が杏さんの包丁さばきを優しく見守る。あっという間に野菜のみじん切りが終了

SPUR3月号 杏

ビリヤーニー発祥の地ともいわれるハイデラバード。スパイスなどでマリネしたマトンとゆでた米を別々に調理し最後に専用の鍋で炊き上げる

SPUR3月号 杏

インドの男性で料理が好きなのは珍しいのだそう。モーハンさんは週に一度マーケットに買い出しに行き、夜のうちに仕込みをすませるという段取り派

杏さんとインド・ハイデラバード流の家庭料の画像_7

家庭で食べるカレーがどこかあっさりしつつ余韻を残すのは香味野菜がふんだんに入っているから。生姜やコリアンダー、玉ねぎなどを刻んで入れる

SPUR3月号 杏

モーハンさんに、「スパイスの香りを試してみたら?」とすすめられる杏さん。辛いもの好きなハイデラバードの人のスパイスは結構パワフル!

ワダ インド

杏さんたちが料理をする横でウマさんも何かを揚げている。何かと尋ねると、甘くないドーナツのようなおやつ「ワダ」をスタッフに作ってくれていた

ビリヤーニーを最後に炊き上げる専用の鍋

ビリヤーニーを最後に炊き上げる専用の鍋。小麦粉で作った生地で鍋のふたを密封して圧力鍋のように。自然と生地が開いて蒸気が漏れ出てきたら完成

SPUR3月号 杏

出来上がったばかりのマトンのビリヤーニーのふたを開ける杏さん。思わずみんなが笑顔になってしまう、ほかほかのおいしい湯気が立ち上る

チキン65

お酒の席のおつまみとしても人気の「チキン65」。同じ味つけを白身魚に施しアレンジ。揚げた魚にスパイスがきいて、おいしい!

杏さんとインド・ハイデラバード流の家庭料の画像_13

3歳になる姪リリーちゃんも一緒に囲む食卓。インドの子どもたちは幼い頃からスパイスに慣れ親しんでいるので、大人と同じメニューでも問題ない

ディワーリー(光の祭り)の飾り

取材班がインドを訪れたのは大きな祭りのひとつ「ディワーリー(光の祭り)」が行われている時期。マリーゴールドなどの華やかな花々の飾りが随所に

杏プロフィール画像

1986年、東京都生まれ。2001年モデルとしてデビュー。2005年から海外のランウェイで活躍。2007年に俳優デビューし、近年の出演作に映画『キングダム 運命の炎』『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』(ともに'23)などがある。そのほかナレーターや声優など多彩な活躍を続ける。2022年より日本とパリの2拠点生活を開始。YouTubeチャンネル「杏/anne TOKYO」も人気。

杏さんの関連記事をもっと見る

FEATURE