【#aespa 】2年連続東京ドーム公演の熱狂をレポート。カリスマからブタちゃんスタイルまで、どこをとってもaespaの魅力が満載!

7月3日に日本デビューシングル「Hot Mess」をリリースしたばかりのグローバルグループaespaが、2024年8月17日(土) ・18日(日)に2度目の東京ドーム公演となる『2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : PARALLEL LINE – in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-』を開催した。10万人動員のアリーナツアーに続き、2日間で9.4万人を動員したドーム公演のDAY1のレポートをお届けする。

7月3日に日本デビューシングル「Hot Mess」をリリースしたばかりのグローバルグループaespaが、2024年8月17日(土) ・18日(日)に2度目の東京ドーム公演となる『2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : PARALLEL LINE – in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-』を開催した。10万人動員のアリーナツアーに続き、2日間で9.4万人を動員したドーム公演のDAY1のレポートをお届けする。

台風一過の熱気の中始まった初日公演

【#aespa 】2年連続東京ドーム公演の画像_1

BGMに「Welcome To My World」が流れる中、正面のスクリーンに巨大なaespaの文字がドンと表示されると、センターステージでの群舞に続いて幕の中からメンバーが姿を現した。オープニングの衣装は全員コルセット風のトップとふんわりしたボリュームのあるスカートにキラキラ光るアクセサリーという、全身ホワイトのコーディネート。

清楚でゴージャスなコスチュームのイメージにパワフルなパフォーマンスという対比と、「Drama」のシグネチャーカラーであるレッドとビル街の強烈なイメージのコントラストに、瞬時にaespaの世界に引きずりこまれていく。

激しいレーザー演出の中メンバーがセンターステージに出て来ると、更に客席のボルテージは最高潮に。黒い衣装に身を包んだダンサーとのデビュー曲「Black Mamba」、aespaらしいサビのユニゾンを聴かせる「Salty & Sweet」と、お馴染みの楽曲が続く。

KARINAとWINTERのペアダンスが印象的なINTROから繋がる「Girls」「Savage」は人気曲ながらアリーナツアーにはなかった楽曲。東京ドーム公演ならではのスペシャルなセットリストで、オープニングパートの熱気の中を駆け抜けた。

【#aespa 】2年連続東京ドーム公演の画像_2

謎めいたVTR「Who's That Girl?」の後はスパンコールをあしらったミニワンピースに衣装替えして登場。KARINAは白、WINTERはライトブルー、GISELLEはピンク、NINGNINGはイエローと、それぞれのイメージに合った色づかいが印象的だ。

【#aespa 】2年連続東京ドーム公演の画像_3

VTR明け1曲目は、リリースから2ヶ月経った現在でも韓国の主要音源サービスで1位をキープし続けている「Supernova」。キャッチーながらも独特な癖のある構成が人気の楽曲で、インターバル後の会場の盛り上がりをキープする。続く「Mine」では、ステージ上のセットを使ったセクシーな雰囲気のパフォーマンスで新境地を見せてくれた。

ファンも待望のドームならではのセットリストも

【#aespa 】2年連続東京ドーム公演の画像_4

MCではKARINAとWINTERが「一緒に最高の1日にしましょう!」「特別な思い出を一緒に作りましょうね」とMY(ファンの呼称)に呼びかけ、NINGNINGは「本当に幸せです」と嬉しい気持ちを伝えた。GISELLEは「ただいまでーす」とまるで友達のように呼びかけていた。

「皆さんの期待していたステージをお届けしたんですが、皆さんは『Girls』が大好きですよね?新しいステージもたくさん準備しているので期待していてほしいです」と今日の公演への意気込みの後は、公演グッズでもコラボしている「おぱんちゅうさぎ」で知られる可哀想に!による平成インターネットカルチャー満載のMVが話題の、ちょっと切なくも励まされる「Sun and Moon」。

センターステージがせりあがり、「Prologue」「Long Chat (#♥)」とボーカルを聴かせるセクションを盛り上げた。「Long Chat (#♥)」ではメンバー同士が仲良く楽しむ姿にMYのテンションもブチ上がっていた。

4人それぞれの個性で魅力したソロステージコーナー

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どこか不穏な雰囲気のVTRの後は、メンバーそれぞれの個性を見せてくれるソロコーナー。

今回の公演のタイミングで金髪にカラーチェンジしたGISELLEは、作詞作曲に参加した 「Dopamine」を赤いドレスでパワフルにパフォーマンス。KARINAも自身が作詞した「Up」をパラシュートパンツっぽいデニムと黒のトップスでクールに魅せてくれた。前回のツアーのソロでは「ボーカルは私のイメージだから別の姿を見せたい」と言っていたNINGNINGは、R&Bテイストの「Bored」を黒のベアトップとタイトスカートという大人っぽいコーディネートで、前半はボーカル、後半はダンスパフォーマンスと、一粒で二度美味しいステージを披露。WINTERの「Spark」ではライトパープルのトップスとパンツにヴェールという神秘的な衣装で、幻想的ながらもパワフルなボーカルパフォーマンスと、4人それぞれのカラーのあるソロステージコーナーを締めくくった。

ポップでキュートな姿も!

4人がバレリーナに扮したパラレルワールド的なVTRの後は、スクリーンに「変身準備」「出撃」の文字と共にポップな衣装に着替えたメンバーが登場。7月にリリースしたばかりの初の日本オリジナルシングル「Hot Mess」、“戦隊モノ”のようなMVで話題になった「Licorice」と、aespaの中ではガーリィでポップなパフォーマンスで、会場をポジティブな空気で満たした。Apple TV+のオリジナル映画『テトリス』のOST「Hold On Tight」は、テトリスお馴染みロシア民謡「コロブチカ」をサンプリングしている英語楽曲で、演出もゲームっぽい仕上がり。続いて今回初パフォーマンスとなった日本シングル収録曲「ZOOM ZOOM」を披露するなど、楽しい雰囲気のステージが続く。

MCでは「皆さんの声が大きいほど皆さんのそばに行くので楽しく遊んでください」と声出しを煽るメンバーたちに、会場のMYも大声援で応えていた。「皆さんに言いたいことはたくさんありますが、あえて言いません」という自称「秘密の多い女」WINTERによる次の楽曲紹介は、もちろん「秘密」。ノリノリの「Spicy」から「YOLO」ではKARINA & WINTER、GISELLE & NINGNINGの組み合わせでトロッコに乗り「Live My Life」をパフォーマンス。先程練習した「WE GO!」「aespa!」のコール&レスポンスが生きる韓国版「アニメポケットモンスター」の主題歌「WE GO」では、スクリーン上部にアニメの映像が流れる演出もあった。

Naevisの登場と共に、公演はより深淵へ

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全てのVTRが繋がって振り出しに戻り、KWANGYAワールドにおいてモニター上の世界からリアルワールドへのナビゲーターであるNaevisが登場。今後歌手としてもデビュー予定というNaevisの歌とパフォーマンスにより、ヴァーチャルとリアルの境目が曖昧になるというaespaの世界観がより強調された演出に見えた。

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オープニングとは対象的な全身ブラックの衣装に身を包んだ最後のセクションは、「Trick or Trick」に始まりロックテイストの「Set The Tone」など、楽曲のカラーは違えどよりaespaの世界観の深淵を覗くようなセットリスト。aespaのイメージと現在の立ち位置を決定づけた大ヒット曲「Next Level」、最新アルバムの壮大なタイトル曲「Armageddon」まで、フェミニンやセクシー、あるいはマスキュリンのような定型のカテゴリーづけができない、「aespaならでは」としか言い様のない唯一無二の世界観・存在感を改めて見せつけるパフォーマンスでコンサート本編は終わった。

【#aespa 】2年連続東京ドーム公演の画像_8

本編終了後のアンコール前には、今回のツアーから始まったMYによるダンスコーナーがあった。「YEPPI YEPPI」が流れ、掛け声と一緒にランダムにタイムスクリーンに映ったファンが指定の曲を踊るという、他事務所ではすでにお馴染みのファンタイムだという。突然カメラをふられて焦りながらも必死に踊ったり、事前にバッチリ予習して完コピしてみせたりと、それぞれのやり方で盛り上がっていた。

アンコールはキュートなぶたちゃんコーデで

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アンコールでは、本編のステージでのクールなイメージとは打って変わった、おそろいのピンクのブタ耳の着ぐるみつなぎで登場。「この衣装は本当にラクですね」「思いっきり楽しめる衣装」「東京ドームでぶたの衣装を着たのは私たちだけだと思います」という姿には、思わず客席から「かわいいー!!」という声が湧いていた。メインステージからセンターステージまで、花道の上に設置されているムービングステージで移動するという、贅沢なステージ使いも。トロッコで会場全体とコミュニケーションしながらの「BAHAMA」「You」をパフォーマンスした。

ファンへの気持ちを込めたコメントとラストソング

【#aespa 】2年連続東京ドーム公演の画像_10

KARINAの「NINGNINGぶたから」というフリで始まったMCでは、「東京ドームで公演ができるのはとても光栄なことですよね。私たちはこの機会とても大事に思っています。また次公演する機会があれば一生懸命準備しますので、また観にきてくださいね」(NINGNING)

「去年に続いて東京ドームで公演ができてとても楽しかったし、まだ信じられません。リハーサル中はすごく緊張していたのですが、実際に始まってみたら緊張よりもとても楽しかったです。これも皆さんのおかげです。本当に大好きです。私の世界はMYです」(KARINA)

「皆さん楽しかったですか? 私もほんとに、ほんまに楽しかったです。皆さんがこうして私たちのエネルギーをいっぱいにしてくださったので、今日は楽しく公演ができました。大好きだよ〜」(WINTER)

「今回も私たちだけのコンサートが出来て本当に感謝しています。MY-Jの皆さんが私たちのことを応援しているのはいつも知ってるから、待っててね(GISELLE)

と、次回への意気込みやファンへの感謝など、それぞれが温かいメッセージを残した。

ラストの曲は、ファンへの感謝を込めた「Melody」。

東京ドーム公演は昨年に続き2回目だが、既に知られた「aespaらしさ」にとどまらずさまざまなイメージの楽曲やパフォーマンスを見せただけではなく、音源やMVだけでは見せられないメンバーそれぞれの人間らしい魅力や、ファンの熱気と一体になれるライブならではの雰囲気などがつまった密度の濃さで、あっという間の2時間半のライブだった。ライブ後にはオリコンデイリーチャートで日本デビューシングルの「Hot Mess」が1位に返り咲くなど、aespaの快進撃はまだまだ続きそうだ。

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