──結成から8カ月。11人のチームワークにはどんな変化がありましたか?
KOKONA 結成初期はぶつかったり、思ったことをなかなか言えないこともあったんですが、たくさん話し合うことで絆が深まりました。
TSUZUMI 11人で定期的にミーティングをするのですが、毎回活発に意見が飛び交っています!
MOMONA 否定からではなく、まずお互いを理解し合う姿勢で関われていますね。尊敬し合い、どんどんチームワークがよくなってきました。
SHIZUKU 今は家族のように居心地がいいと感じています。
SUZU それぞれのペースや生活リズムも把握して、気を使いすぎず、でも配慮して過ごせています。この間、休暇で2日間みんなに会わなかっただけで、すごく久しぶりな感じがあって(笑)。メンバーのありがたみに気づきました。
COCORO 個々の魅力が確固たるものになってきたなと。自信を持って自分のよさをアピールできるようになった感覚があります。
RAN 自分のカラーを出してもバラバラにならないし、逆に一人ひとりが映える。個性を出すことと、一つにまとまることが両立してきたよね。
MIU 前は本当にカラフルだったけど、全員で同じカラーを出せるようにもなってきました。11人がまったく違う性格だから、「この子にはこういう相談ができる」と頼り合える関係性が、それぞれにあるんです。
──夢をかなえてデビューしたあとに感動したこと、成長を感じた瞬間は?
SHIZUKU テレビっ子だったので、音楽番組に出られて感激でした。生放送でバタバタ移動したりするのも、大変だけどすごく楽しいんです。
TSUZUMI 視聴者の目線ではわからなかった、移動の舞台裏ね。私もワクワクした!(笑)
KOKONA 私はトロッコに乗るのが夢だったので、ファンコンサートでかなって感動しました。歌いながらサインボールを投げるのは、想像以上に難しかったです。
KEIKO 成長したと感じるのは、自分の力で乗り越える瞬間が増えたこと。オーディション中は困ったらトレーナーさんや練習生の子に頼っていたんですが、デビューしてからは一人でバラエティ番組に出演する機会もあって。マインドコントロール力が鍛えられました。
RINON ダンスを覚える速度が格段に上がりました。私は振り入れが情けないくらい遅かったんです。でも最近基礎レッスンを集中して受けたら「気持ちが先走っているから覚えられないんだよ」と先生に指摘していただいて。意識して取り組み、改善できました。
MOMONA 2ND SINGLEの制作では、毎日4時間以上ぶっ続けで振付の練習をしました。ハードでしたが、レッスンの時間以外もメンバーだけでミーティングをして意見を出し合い、いい雰囲気で駆け抜けられたんです。「私たち、すごく成長したな」と感じましたね。
──2ND SINGLE「Hi-Five」は、夏らしさ全開のエネルギッシュなナンバーですね。
RAN ポップで可愛らしくて、私たちによく合っている曲だと思います!
MIU 振付には歌詞を表現する部分がすごく多いんです。パッとわかりやすいものもあれば、意外なものも。ヤシの木や炭酸、手持ち花火……ぜひ探してみてください。
SUZU タイトル曲「Hi-Five」はデビュー曲「Click」と違ってダンスブレイクがないんですが、二手に分かれて踊るパートがお気に入りです。
SHIZUKU 耳で聴くだけではなく、目で見ても楽しい曲。夏は楽しいだけじゃなくて、暑くて元気が出ない瞬間もあると思うんですが、そんなときにぜひ聴いてほしいです。どんなに疲れていても、この曲を踊ると自然と元気をもらえて体が軽くなるんです。
KOKONA デビュー曲「Click」よりキャッチーな振りが多くて覚えやすかったです。サビも真似しやすいと思います!
RINON レコーディングでは、ブースに置いてある歌詞カードにみんなが順にメモを残していて。「あともう少し頑張ろう!」「おなか空いた」とか、暇つぶし用のなぞなぞとか(笑)。思いつくままに書かれていて癒やされました。
TSUZUMI 今回私はAYANEちゃんと一緒にフェイクを担当しているんですが、おなかに力を入れることを意識しつつ歌ったら「Click」のときよりも手ごたえを感じました。
AYANE 何度も一緒に練習したよね。収録曲の「Cookie Party」はすごく可愛らしい楽曲なんですが、オーディションの頃からお世話になっている作曲家の方が「AYANE、可愛い曲が歌えるようになったね」と褒めてくださって。コンセプトに順応する力がよりついてきたのかなとうれしかったです。
MOMONA 私は「Hi-Five」の2番のKEIKO、RINON、RANのラップパートが大好き。そこでガラッと曲の雰囲気が変わって、3人それぞれの特徴的な声質がすごく活きているんです。
KEIKO 先に録ったRINONのラップを聴きながらレコーディングしたら、想像の倍以上声がプリティで、「そう来たか!」と思いました。
RINON 私、実は声がすごく可愛くて。いくらカッコつけても甘めになっちゃうんですよ(笑)。
KEIKO 私のパートはすごく低音でカッコいい感じなので、甘辛なコントラストがきいています。
──グループとしての今後のビジョンを教えてください。
AYANE つい最近、11人で2年後までの目標を立てたんです。それによってチームとして向く方向が統一されて、より一体感が生まれたと感じる瞬間が増えました。
TSUZUMI 紅白出場、東京ドーム公演、全国ツアーなどの大きい目標から、「お金持ちになりたい」なんて小学生みたいな夢まで、みんなでワイワイ話し合いました。
AYANE 今年は新人賞を取ることが目標です!
COCORO 少し大げさなんですけど、いずれ「ME:Iってレジェンドだよね」「忘れられないグループだよね」と後世に語り継がれる存在になりたいです。私の世代にとっての少女時代さん、東方神起さんのような……将来、曲を聴くだけで当時の感情が思い出されるようなアーティストになりたいですね。
KOKONA パフォーマンスなど技術面はもちろん、人間性も成長させていきたいです。言葉遣いや内面をもっと磨くことで、より多くの人にファンになってもらえるかなって。
RAN トーク会でYOU:ME(ファンの名称)にお会いして、本当に老若男女幅広い層の方に愛していただけていることを実感したんです。なので、コンセプトにとらわれすぎず、オーディションのときに持っていた純粋な気持ちを忘れずに11人で表現し続けていきたい。それができたら、今までいなかったグループになれる気がします。
MOMONA オーディション番組発のグループだからこそ、私たちを見て「自分も等身大でいいんだ」と思えるような、夢や希望を与える存在であり続けたいです。それが私たちのテーマである「未来のアイドル」にもつながると思っています。