【ME:I(ミーアイ)】メンバー11人にインタビュー! 2ND SINGLE「Hi-Five」や今後のビジョンについて聞いた

デビューから4カ月、ますます躍進する11人組ガールズグループ、ME:I(ミーアイ)がSPURに初登場! 個性豊かなメンバーが着こなすのは、秋冬シーズンを象徴する、上質でやさしいモード。お互いの"ジェントル"だと思う部分、リスペクトを感じる側面について話を聞いた。

デビューから4カ月、ますます躍進する11人組ガールズグループ、ME:I(ミーアイ)がSPURに初登場! 個性豊かなメンバーが着こなすのは、秋冬シーズンを象徴する、上質でやさしいモード。お互いの"ジェントル"だと思う部分、リスペクトを感じる側面について話を聞いた。

ME:Iプロフィール画像
ME:I

ミーアイ●サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」を経て2023年12月に結成され、今年4月にデビューした11人組ガールズグループ。Z世代が選ぶ上半期トレンドランキングでは1位に選ばれるなど、注目を集める。デビュー曲「Click」は各音楽チャートで1位を記録。8月28日に2ND SINGLE「Hi-Five」をリリースした。

この秋を象徴する、シックなワードローブをまとって

ME:I(ミーアイ) SPUR10月号

ベーシックなトーンと、上質なテクスチャー。この秋のラグジュアリーは、着る人の内なる魅力を引き出す。プレイフルで弾けるようなグループのイメージから一転、ここだけのモードなME:Iに出会う。

(右から)
[SUZU]ニット¥203,500・中に着たブラウス¥195,800・スカート¥294,800・ブーツ¥228,800/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)
[COCORO]ドレス¥281,600/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ)
[MOMONA]ブルゾン¥368,500・ポロニット¥247,500・中に着たシャツ¥157,300・スカート¥214,500・ベルト¥84,700(すべて予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ) 
[RAN]シャツ¥143,000・スカート¥107,800/イザ(パトゥ)
[MIU]ジャケット¥222,200・中に着たドレス¥179,300/イザ(ボッター)
[SHIZUKU]ジャケット¥863,500・パンツ¥182,600/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ) ベルト/スタイリスト私物
[KOKONA]ジャケット¥539,000・パンツ¥212,300/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)
[RINON]チュニック¥224,000(参考価格)/アイシーシーエフジャパン(カルヴェン) 
[TSUZUMI]オールインワン¥172,700・ベルト¥60,500/マックスマーラ ジャパン(マックスマーラ) 
[KEIKO]ジャケット¥592,900・中に着たニット¥229,900・パンツ¥262,900/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ) 
[AYANE]コート¥1,716,000/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

ME:I(ミーアイ) SPUR10月号 MIU SUZU

MIU(右)

寡黙でクールに見えながら、チャーミングな一面も兼ね備えているMIUさん。チェックの切り替えがきいたジャケットが、そんなギャップとも共鳴する。「あまり表情を変えずシンプルなポージングが似合うと言われるんです。自分にぴったりな撮影で満足のいく仕上がりになりました」。ともに撮影したSUZUさんの魅力は? 「内に秘めた情熱をリスペクトしています。実は見た目とは裏腹にけっこう力が強くて、空手も全国1位の実力。意外性のあるカッコいい部分が皆さんに伝わるといいなと思います」。

ジャケット・中に着たドレス/集合写真と同じ

SUZU(左)

テクスチャーの異なるベージュをモダンにまとったSUZUさん。「いつものムードとはまったく違って、新鮮な撮影でした! ニットは肌ざわりがとても上質で、シャツの襟の装飾もお気に入り。風を当てて髪の隙間からのぞかせました」。やわらかなムードと相反する、力強いダンススキルにも定評がある。ペアで撮影したMIUさんについては「サッと『大丈夫?』と気遣いの声をかけてくれるところがさすが」とコメント。「絶対に妥協せず、最後まで完璧を追求する姿勢を尊敬しています」。

ニット・中に着たブラウス・スカート・ブーツ/集合写真と同じ

ME:I(ミーアイ) SPUR10月号 COCORO RAN

COCORO(右)

長身のCOCOROさんに似合う、クチュールライクなフォルムが優美な一着。「ドレスの広がりがエレガントで、とても気に入りました。この丈はなかなか着ないので、貴重な体験でした! MOMONAとRANは経験が豊富で、本当に頼もしい存在。何も言わずともいろいろなことを察知していて、常日頃助けられています。特にMOMONAは語彙が豊富で、リーダーとして言葉で伝えるのが本当に上手。完璧にまとめて話す姿に、いつも惚れぼれしています」。

ブーツ¥203,500/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) ドレス/集合写真と同じ

MOMONA(中)

「ボーイッシュなジャケットにマイクロ丈のスカート、スニーカーの絶妙なバランスが可愛い」。トラッドな重ね着で遊んだMOMONAさんは、リーダーでありチームの支柱。「COCOROとRANは、私とは違う声のかけ方や雰囲気づくりをしてくれて、感謝しています。RANは乙女な一面があって可愛らしいけど、パフォーマンスにはちゃんと野心がある人。チームのことを考えて率先して口に出す姿がカッコいいです」。

スニーカー¥148,500(予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ) その他のアイテム/集合写真と同じ

RAN(左)

空気をはらむ、立体的なパフスカートが主役。「フォルムが可愛い! 私の肌色と服のトーンの相性もいいですよね」。RANさんが務めるのはサブリーダー。「年齢はチーム内で真ん中なので、もどかしい瞬間もあるんです。でもMOMONAちゃん、COCOROちゃんは何も言わなくても感じ取ってくれて。もし最年少になれたら、私も一度大声を出して暴れてみたい(笑)。最年長のCOCOROちゃんは、困ったときにフォローしてくれる、心がイケメンな子です」。

ブーツ¥201,300/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) その他のアイテム/集合写真と同じ

ME:I(ミーアイ) SPUR10月号 AYANE TSUZUMI

AYANE(右)

キレのある伸びやかな歌声で魅了するAYANEさん。「オールネイビー、そしてロングなシルエット。こんなモードで洗練された雰囲気は初めて。着ていてすごくワクワクしました」。同じくボーカルに定評があるTSUZUMIさんとは、「一緒にはしゃぐ仲」と語る。「最近も差し入れのドーナツがあまりにうれしくて、二人で飛び跳ねました! そしてTSUZUMIちゃんそのもののような、まっすぐな爽やかさがありながら、芯のある歌声が大好き。裏声はすごくやさしくて、光沢感が感じられて。涼しげなシルクみたいな声だと思います」。

コート/集合写真と同じ

TSUZUMI(左)

"やんちゃな末っ子"として愛されるTSUZUMIさん。甘さと力強さが共存するオールインワンには品格がにじむ。「ホワイトとブラックのコントラストがきいていて、シンプルだけど際立つデザインが可愛いです!」。AYANEさんにはボーカリストとして惜しみない尊敬の念を抱く。「音楽を愛していて、いつも正面から向き合って研究しているんです。唯一無二の歌声は、私たちの曲の中では特にクールな『TOXIC』にマッチしていると思います! 一方で、バラードでは透き通るような声。そのギャップも大好き」。

オールインワン・ベルト/集合写真と同じ

ME:I(ミーアイ) SPUR10月号 SHIZUKU KOKONA

SHIZUKU(右)

なめらかなレザージャケットは、ウエストを締めてメリハリを形成。「日頃ガーリーな服を選ぶことが多いので、今日は真逆のテイスト。自分に見慣れませんでした(笑)。この撮影をきっかけに、私服でもメンズライクなものを取り入れてみたいですね」。そんなSHIZUKUさんから見たKOKONAさんは? 「MBTIが同じタイプで、結成後にグッと距離が近づきました。少し元気がなさそうと察するとそっと肩をさすってくれたり、よく周りを見ているところがとても"ジェントル"!」。

ジャケット・パンツ・ベルト/集合写真と同じ

KOKONA(左)

「私服でもマニッシュなスタイルが多いので、自然体なムードで臨めました。オーバーサイズにキュッと巻いたベルトも上品で、真似したいです」。リラクシングなジャケットは、高い位置でベルトを結んで。ハイトーンヘアとネイビーの対比もモダンに映る。「しーちゃん(SHIZUKU)は居心地がよくて、一緒にいて落ち着く存在。よき相談相手でもあるんです。別行動をしていても頻繁に電話します(笑)。自分が食べているものをよく『いる?』ってシェアしてくれるところも、やさしいですよね」。

ジャケット・パンツ/集合写真と同じ

ME:I(ミーアイ) SPUR10月号 RINON KEIKO

RINON(右)

曲線美がモダンなチュニックは、RINONさんのムードにマッチ。コンパクトな丈がフレッシュな表情も引き出す。「ブラックが好きなので、今日のスタイリングはとても気に入りました」。ユニークなキャラクターと巧みなスキルを活かし、KEIKOさんとともにラップパートを担当している。「声質や理想像がまったく違うので、二人で細かく相談し合うことはなく、それぞれの個性を極めていますね。KEIKOは対応力が高くて、よく周りの話を聞いている。お互い一人行動も好きなので、気を使わずに過ごせる仲です」。

チュニック/集合写真と同じ

KEIKO(左)

KEIKOさんは持ち前の明るさから、ME:Iのムードメーカーとしても活躍。「秋らしい色を先取りできてうれしいです。ひねりがある形も素敵ですね!」。アウトドアジャケットは、ハリのあるテクニカルコットン素材で、カジュアルな印象とは一線を画す。「RINONとはオーディションの最初から一緒にいすぎて、熟年カップルのよう(笑)。困っているときにはさりげなく助けてくれます。日々のたわいないことをしゃべれる相手ですが、実は二人ともオンオフの差が激しくて無口なタイプ。一緒にいるときは静かなことが多いんです」。

ジャケット・中に着たニット・パンツ/集合写真と同じ

ME:Iに聞く、今とこれから

まったく違う色を持った11人は、ピュアなモチベーションを糧に未来へと進む。日々チームワークを高める、彼女たちの現在地を聞いた。

【ME:I(ミーアイ)】メンバー11人にの画像_7

──結成から8カ月。11人のチームワークにはどんな変化がありましたか?

KOKONA 結成初期はぶつかったり、思ったことをなかなか言えないこともあったんですが、たくさん話し合うことで絆が深まりました。

TSUZUMI 11人で定期的にミーティングをするのですが、毎回活発に意見が飛び交っています!

MOMONA 否定からではなく、まずお互いを理解し合う姿勢で関われていますね。尊敬し合い、どんどんチームワークがよくなってきました。

SHIZUKU 今は家族のように居心地がいいと感じています。

SUZU それぞれのペースや生活リズムも把握して、気を使いすぎず、でも配慮して過ごせています。この間、休暇で2日間みんなに会わなかっただけで、すごく久しぶりな感じがあって(笑)。メンバーのありがたみに気づきました。

COCORO 個々の魅力が確固たるものになってきたなと。自信を持って自分のよさをアピールできるようになった感覚があります。

RAN 自分のカラーを出してもバラバラにならないし、逆に一人ひとりが映える。個性を出すことと、一つにまとまることが両立してきたよね。

MIU 前は本当にカラフルだったけど、全員で同じカラーを出せるようにもなってきました。11人がまったく違う性格だから、「この子にはこういう相談ができる」と頼り合える関係性が、それぞれにあるんです。

──夢をかなえてデビューしたあとに感動したこと、成長を感じた瞬間は?

SHIZUKU テレビっ子だったので、音楽番組に出られて感激でした。生放送でバタバタ移動したりするのも、大変だけどすごく楽しいんです。

TSUZUMI 視聴者の目線ではわからなかった、移動の舞台裏ね。私もワクワクした!(笑)

KOKONA 私はトロッコに乗るのが夢だったので、ファンコンサートでかなって感動しました。歌いながらサインボールを投げるのは、想像以上に難しかったです。

KEIKO 成長したと感じるのは、自分の力で乗り越える瞬間が増えたこと。オーディション中は困ったらトレーナーさんや練習生の子に頼っていたんですが、デビューしてからは一人でバラエティ番組に出演する機会もあって。マインドコントロール力が鍛えられました。

RINON ダンスを覚える速度が格段に上がりました。私は振り入れが情けないくらい遅かったんです。でも最近基礎レッスンを集中して受けたら「気持ちが先走っているから覚えられないんだよ」と先生に指摘していただいて。意識して取り組み、改善できました。

MOMONA 2ND SINGLEの制作では、毎日4時間以上ぶっ続けで振付の練習をしました。ハードでしたが、レッスンの時間以外もメンバーだけでミーティングをして意見を出し合い、いい雰囲気で駆け抜けられたんです。「私たち、すごく成長したな」と感じましたね。

──2ND SINGLE「Hi-Five」は、夏らしさ全開のエネルギッシュなナンバーですね。

RAN ポップで可愛らしくて、私たちによく合っている曲だと思います!

MIU 振付には歌詞を表現する部分がすごく多いんです。パッとわかりやすいものもあれば、意外なものも。ヤシの木や炭酸、手持ち花火……ぜひ探してみてください。

SUZU タイトル曲「Hi-Five」はデビュー曲「Click」と違ってダンスブレイクがないんですが、二手に分かれて踊るパートがお気に入りです。

SHIZUKU 耳で聴くだけではなく、目で見ても楽しい曲。夏は楽しいだけじゃなくて、暑くて元気が出ない瞬間もあると思うんですが、そんなときにぜひ聴いてほしいです。どんなに疲れていても、この曲を踊ると自然と元気をもらえて体が軽くなるんです。

KOKONA デビュー曲「Click」よりキャッチーな振りが多くて覚えやすかったです。サビも真似しやすいと思います!

RINON レコーディングでは、ブースに置いてある歌詞カードにみんなが順にメモを残していて。「あともう少し頑張ろう!」「おなか空いた」とか、暇つぶし用のなぞなぞとか(笑)。思いつくままに書かれていて癒やされました。

TSUZUMI 今回私はAYANEちゃんと一緒にフェイクを担当しているんですが、おなかに力を入れることを意識しつつ歌ったら「Click」のときよりも手ごたえを感じました。

AYANE 何度も一緒に練習したよね。収録曲の「Cookie Party」はすごく可愛らしい楽曲なんですが、オーディションの頃からお世話になっている作曲家の方が「AYANE、可愛い曲が歌えるようになったね」と褒めてくださって。コンセプトに順応する力がよりついてきたのかなとうれしかったです。

MOMONA 私は「Hi-Five」の2番のKEIKO、RINON、RANのラップパートが大好き。そこでガラッと曲の雰囲気が変わって、3人それぞれの特徴的な声質がすごく活きているんです。

KEIKO 先に録ったRINONのラップを聴きながらレコーディングしたら、想像の倍以上声がプリティで、「そう来たか!」と思いました。

RINON 私、実は声がすごく可愛くて。いくらカッコつけても甘めになっちゃうんですよ(笑)。

KEIKO 私のパートはすごく低音でカッコいい感じなので、甘辛なコントラストがきいています。

──グループとしての今後のビジョンを教えてください。

AYANE つい最近、11人で2年後までの目標を立てたんです。それによってチームとして向く方向が統一されて、より一体感が生まれたと感じる瞬間が増えました。

TSUZUMI 紅白出場、東京ドーム公演、全国ツアーなどの大きい目標から、「お金持ちになりたい」なんて小学生みたいな夢まで、みんなでワイワイ話し合いました。

AYANE 今年は新人賞を取ることが目標です!

COCORO 少し大げさなんですけど、いずれ「ME:Iってレジェンドだよね」「忘れられないグループだよね」と後世に語り継がれる存在になりたいです。私の世代にとっての少女時代さん、東方神起さんのような……将来、曲を聴くだけで当時の感情が思い出されるようなアーティストになりたいですね。

KOKONA パフォーマンスなど技術面はもちろん、人間性も成長させていきたいです。言葉遣いや内面をもっと磨くことで、より多くの人にファンになってもらえるかなって。

RAN トーク会でYOU:ME(ファンの名称)にお会いして、本当に老若男女幅広い層の方に愛していただけていることを実感したんです。なので、コンセプトにとらわれすぎず、オーディションのときに持っていた純粋な気持ちを忘れずに11人で表現し続けていきたい。それができたら、今までいなかったグループになれる気がします。

MOMONA オーディション番組発のグループだからこそ、私たちを見て「自分も等身大でいいんだ」と思えるような、夢や希望を与える存在であり続けたいです。それが私たちのテーマである「未来のアイドル」にもつながると思っています。

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