2025.03.05

長澤まさみさんと森山未來さん、14年ぶり3度目の共演は舞台! 10代からずっとシャイで初々しい二人の距離感とは? #おどる夫婦

2004年の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』、2011年の映画『モテキ』など時代を代表する大ヒット作に出演し、大きな話題を呼んできた長澤まさみさんと森山未來さんが、14年ぶりに舞台で共演する。作品は、演劇界の気鋭、蓬莱竜太が作・演出を手掛ける新作書き下ろしの舞台『おどる夫婦』。キャリアの節目となるような印象的な作品で共演し、表現者として刺激し合う二人がお互いの関係性、ともに舞台を作り上げていく想いを語る。

2004年の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』、2011年の映画『モテキ』など時代を代表する大ヒット作に出演し、大きな話題を呼んできた長澤まさみさんと森山未來さんが、14年ぶりに舞台で共演する。作品は、演劇界の気鋭、蓬莱竜太が作・演出を手掛ける新作書き下ろしの舞台『おどる夫婦』。キャリアの節目となるような印象的な作品で共演し、表現者として刺激し合う二人がお互いの関係性、ともに舞台を作り上げていく想いを語る。

『世界の中心で愛をさけぶ』『モテキ』に続き、14年ぶり3度目の共演!

長澤まさみさんと森山未來さん、14年ぶりの画像_1

「森山さんとの共演は、自分の成長過程を感じるバロメーターになっている」(長澤)
「過去の共演作で象徴的な女性として存在している長澤さんと舞台で共演できる楽しみ」(森山)

──3度目の共演が決まった時の印象は?

長澤「初めて森山さんにお会いした時、私は16とか17歳ぐらいでしたが、その当時から森山さんは舞台をやっていて、現場で舞台の話をよくされていたんですよね。それを思い出して、長年舞台で自分の道を耕している森山さんと同じ舞台に自分が立てるようになるなんて思っていなかったので、時間が経ったんだなって感じました。それはすごく楽しみになったし、自分がここに一緒にいられることも、そんな自分になれたことも嬉しかったですね。森山さんと共演することは、自分の成長過程を感じるバロメーターみたいになっているので、感慨深かったです。自信はついていないんですけど、自分なりに一生懸命やってきて、それでご一緒することが楽しみだと思える自分でいられていることが嬉しかったです」

森山「『世界の中心で、愛をさけぶ』と『モテキ』どちらの映画も長澤まさみさんは、僕の役柄にとってとても象徴的な女性として存在するんですよね。すごく大事な作品で共演できている、特別感と同時に、その象徴的なイメージが今もずっと続いている感覚です。それに加えて、16歳のときは一切喋らなくて(笑)。単純にシャイだったと思うんですけれど、そういった意味で僕は、いまだに長澤さんのことを全然知らないのかもしれません。そして、今回舞台で共演となると、40日くらい一緒に稽古をすることになるので、クリエーションに期待が募ります。蓬莱さんの本って読みました?」

長澤「読みました。どういう感じになるんだろう」

森山「ですよね。結構生っぽいやりとりになるのかな? 楽しみだけど、まだ想像ついてないですね」

長澤「親密な、男女の間で日常的にやり取りするような会話が繰り広げられますが、そういう親密な関係性が私と森山さんとの間にはないので(笑)。何てことない会話だけど、若いときの恋する心とか、その途中の段階で誰かと一緒にいるときの感覚とか、深い関係性がないと発展しない、信頼がないと何か積み上げていけない会話だなと。こういう会話劇を今まであんまり経験したことがない。なんだか映画の台詞のように感じたんですけが、それを舞台上で行うことで、どういうふうにお客さんに伝わるのかというのを稽古場でコミュニケーションを取りながら確認しなきゃいけないなって思いました」

森山「大きい声を出したい台本じゃないもんね」

長澤「そうなんですよ。森山さんとの深い関係性が、今まであるようでなかったっていうのが、ある意味すごくいいことかもしれないとも思ったりして」

お互いの俳優としての魅力とは?

長澤まさみさんと森山未來さん、14年ぶりの画像_2

「森山さんは、そこにいるだけで人の心に響く特別な存在」(長澤)   
「映画の現場にいる長澤さんは、芯が通っていて信頼できる人」(森山)

──2回共演して感じたお互いの俳優としての魅力は?

長澤「『世界の中心で、愛をさけぶ』で一番初めに行定監督に森山さんを紹介された時、『ダンサーの森山くんだよ』って言われて、ダンサーなんだっていうところが第一印象でした。今まで一緒にお仕事をする方達のことを、“俳優=芝居をする人”という一つのイメージでしか捉えていなかった私にとって、表現という大きな枠の中で活動されているということが印象に残っていて。長年森山さんがやってきていることは、他の人がやってこなかったことだと思うし、ずっと森山さんが自分の道を貫く姿を見ていたので、今回の台本を読んだ際、森山さんの心の声が語られるシーンに切り替わった瞬間、期待感というか、あ、踊るのかな?って感じたんです」

森山「ははは(笑)」

長澤「なんか森山さんが出てくるってだけでバーッて盛り上がる感じがするというか、思わず期待してしまうというか。そういうものを持っている人、存在であるっていうのが本当に素敵だなと思います。この作品で踊るのかどうか分からないですけど(笑)。森山さんは初めて会ったときから不思議な人で、何者なんだろうという印象でしたが、彼がずっと紡いできたことが表れるだけで、森山未來という存在がただそこにいるだけで、人の心に響くものをもたらす方だなって感じます。この作品の展開がどうなるか、いまのところまだ分からないけど(笑)、森山さんがいるなら、きっと楽しくなるはず! そう思わせてくれる“特別な武器”を持っている人です」

森山「以前共演した2作品で、僕の役柄から見て長澤さんは象徴的な存在であると言いましたが、それは多分僕の役柄から見る視点だけじゃなくて、作品を観る人たち全てにとって象徴的な存在としてあり続けているんですよね。その覚悟と存在感、21年前から同じように感じています。僕は『世界の中心で、愛をさけぶ』の時は、映画が初めてだったということと、落ち着きのない性格も相まって、待ち時間などの過ごし方が分からなかったり、現場をどういうふうに乗りきればいいのか分からない不安もすごくあって、あたふたしていた記憶があります。その時から、長澤さんは映画人としての現場の居方に芯が通っていて、すごく信頼できる人です」

──今回の舞台の稽古と本番の長い期間で、お互いのことを今まで以上に知っていくことは楽しみですか? それとも、ミステリアスなままでいたいという心境はあるのでしょうか

長澤「役を通して、お互いを知っていきたいですね。関係性が深い二人、夫婦に見えるような芝居との向き合い方は、蓬莱さんのもとでならできそうだと思っています」

森山「僕も同じような考えですね。現場で会話をしながら作品を作っていく上で、いわゆる”演技論”を戦わせることにはあまり興味がないけど、お互いを理解するためのコミュニケーション、キャラクターを深めるための対話はすごく大事だと思っています。日本映画の現場って、どちらかというと"居合"みたいな感覚があるんですよね。俳優部だけじゃなく、スタッフも含めて、最初にコミュケーションをとったり、打ち合わせてから現場に入る感じじゃなく、事前にそれぞれが準備してきたものを、現場で生まれる緊張感や流れを大事にしながら進んでいく。それが僕にとっての日本映画らしさでもあり、独特なプロセスだと思っています。海外の映画作りとはまた違ったやり方だけと思うし、日本においてもこのプロセスだけというわけではありませんが、この現場感覚はとても魅力的です」

お二人にとって、作・演出の蓬莱さんの魅力とは?

長澤まさみさんと森山未來さん、14年ぶりの画像_3

「これまでの舞台とは違う自分を想像できる作品だと思った」(長澤)    
「コミュニケーションを重ねながら、作品の形ができていくのが楽しみ」(森山)

──作・演出の蓬莱さんから何か作品について説明はありましたか?

森山「事前には僕は特になかったですね。ただ、長澤さんと舞台をやれるということと、厳密には一緒に作品をやったことはありませんが、蓬来さんは信頼している作家さんなので、この座組でやれるんだったらぜひ、と。Bunkamuraさんとは今まで何度もご一緒させていただいてきたので、その土俵でクリエーション出来ることも単純に面白そうだなと思いました。お話とか、キャラクター設定については後からついてきたという感じです」

──長澤さんは、蓬莱さんとはコロナ禍で公演が中止になってしまった2020年の舞台「ガールズ&ボーイズ-Girls&Boys-」に続いてのタッグとなります。

長澤 「俳優の得意不得意とかを、ちゃんと見極めてくれて無理をさせない方だという印象があります。あの時は一人舞台だったこともあるかもしれませんが、そこを捉えて、私をうまく逃すというか、蓬莱さんの演出したい方向に流すように、誘導してくださって。押しつけて、その役を掘り出そうとしないというか、自分で気づいていく方法を、言葉にはしないけど、感覚的に見極めてくれる感じがあって。当時、プレ稽古みたいなことをしていたので、その感覚を覚えています。その時にやろうとしていた作品の空気感みたいなものが、この作品にも入ってくるのかなと感じさせるような台本になっている気がしていて。物語への関わり方として、役の目線とその場にいる人の目線が交差していく感じがあって、それがどんなふうに演出ででき上がるんだろうっていうのは、楽しみです。蓬莱さんは、一緒に考えて寄り添ってくれる感じがあって、今までやってきた舞台の稽古場の姿とは違った自分の姿を想像できているので、すごく面白そうだなと思います。ちゃんと物語への理解を深めていきたいですね」

──森山さんにとって、蓬莱さんの作品の魅力は?

森山「失礼ながらすっかり忘れていたんですが(笑)、僕が出演したドラマ(2008年のドラマ『被取締役新入社員』)の脚本が蓬莱さんでした。何度か飲みに行ったことがあります。蓬莱さんの舞台をたくさん観てきたわけではないですが、僕の中のイメージとしてはやっぱり“男たちの物語”なんです。劇団「モダンスイマーズ」における作品のような、役者同士が探り合いながら、緊張感のあるやりとりをしている空気感が印象としては強かった。でも、今回の舞台のお話をいただく前に、「アンカル」という蓬莱さんのソロユニットの作品を観たんです。残念ながら、直前にコロナの影響で公演が中止になってしまい、作品初日撮影された記録映像を劇場のスクリーンで観るという形式だったんですが、それを観たときに「今、蓬莱さんってこういう方向性にいるんだな」と感じました。それまでの“男と男が対峙するような作品”ももちろん素晴らしいんですけど、空間がダイナミックに動きながら、登場人物が流れるように動き、時間軸も行き来するような演出になっていて、すごく興味を惹かれました。蓬莱さんにとっては、実験的な要素もあったのかもしれないけど、その新しいアプローチが印象的でしたね。今回の舞台の脚本も、そういう“動的な見せ方”を取り入れつつ、これまでの蓬莱さんらしい作品にもなりそうな気がしています。ただ、まだ完全に想像しきれていない部分もあるし、他にも蓬莱さんはいろいろな面を持っていらっしゃると思うので、稽古を通じてコミュニケーションを重ねながら、作品の形ができていくんじゃないかなと思っています」

テーマである“不器用な夫婦の10年の記録”について

長澤まさみさんと森山未來さん、14年ぶりの画像_4

「夫婦の、10年の時間の経過をどう描くのかが興味深い」(長澤)
「関係を諦めずに向き合い続けることが本質」(森山)

──長澤さんは自分の感情を上手く表現することができない舞台衣裳デザイナーの妻・キヌを、森山さんは人生の意味を哲学しながら不器用に生きる夫・ヒロヒコをそれぞれ演じますが、現時点で感じている役の印象を教えてください。

長澤「今のところの印象ですが、なりゆきで生きている人のような気がしています。ヒロヒコさんと結婚する時も、もともと友達という感じで、流れでしてしまったような感じがあって。どこか人生を自分で決めているというより、ふわーっと流れに向かって生きてしまっている人なのかなって思いました。実はすごく強い意思があるのか、ないのかまだ見えなくて、現時点ではそういう印象です。もしかしたら、非常に意思の強い人になっていくのかもしれないし、物語を通して、登場人物たちの本質的な部分が見えてくるのかなと期待しています。」

森山「今の台本だと、夫婦としての生活はほとんど描かれているわけではないというか、断片的な関係性しか見えていないので、どんな面が見えてくるのか、まだ全然わからないですね」

──“不器用な夫婦の10年の記録”と概要にもありますが、聞いた時の印象を教えてください。

長澤「それはすごく面白いなと思いました。夫婦を描いた作品っていろいろありますが、10年という年月をテーマにすることで、どういうふうに時間が経過していくのか注目しながら、観ている人にも面白く楽しんでもらえそうだなって思いました。興味深いな、と」

森山「夫婦に限らず、人と人との関係において、お互いを理解することを諦めずに向き合い続けるというのが、このやりとりの本質なのかなと思います。もちろん、関係が長く続くほど、どこかで「諦める」ことや「受け入れる」ことも必要になってくる。でも、やっぱり話さないと始まらない。この作品の中では、そうした関係性をすべて具体的に描くわけではなく、断片的に見せていくことで、その背景にある積み重ねや、過去のやりとりがどう匂い立つのか、どう観客に伝わるのか。そういう部分をポイントにしたやりとりになるのかなっと妄想しています。」

14年ぶりの共演で、お互いの印象の変化は?

長澤まさみさんと森山未來さん、14年ぶりの画像_5

「森山さんは、強さを持ち続けながらも安心感のある存在になった」(長澤)
「長澤さんは、さらにオープンになり柔らかくなった」(森山)

──今日1日取材日でしたが、数時間ご一緒して、これまでのお互いの印象は更新されましたか?

長澤「森山さんは、取材を受けているときも誰に対しても変わらない態度で、すごく誠実で人間らしい方だと感じています。昔からきちんとしている方でしたが、今回ご一緒してみて、さらに受け止める側の優しさが開かれているように思いました。いろんな仕事を経験し、多くの人と交流する中で、自然とそういう変化が生まれたのかな、と。以前は、どこか閉ざされている雰囲気や、寄せ付けないような強さを持っていた印象がありました。でも、今もその強さは変わらず持ちながら、それがもっとやわらかな強さになった気がします」

森山「言ってくれるじゃないですか(笑)」

長澤「(笑)。だからこそ、以前は少し危なっかしさを感じることもあったのが、鋭さもありつつ、今は安心感のある存在になっていて、『素敵な大人になったな』と思いました。それに私自身も、人見知りでシャイで、関係性を築くのに時間がかかるタイプなので、その”初々しさ”みたいなものは理解できる部分があります。自分でも自覚しているし、それが自分の個性でもあると感じているけれど。森山さんも、持っている”初々しさ"が変わっていなくて、作品に対するピュアな思いをずっと持ち続けている。だからこそ、また共演できることが嬉しいし、私も『わからないことをわからないままにせず、諦めずに向き合っていきたい』と改めて思いました」

森山「すごく嬉しいことを言ってくれましたが、今、僕も長澤さんに対して似たようなことを思っています。21年前と14年前を比較すると、変わらずシャイではあるんでしょうけど、長澤さんもさらにオープンになってやわらかくなっていて。今日の取材でも『人とちゃんと関わりながら作品を作っていきたいという、モチベーションがずっとある』とおっしゃっていますよね。そういうことも影響しているのかなって思うんですけど、今日はこれまでこんなに喋ったことないがというぐらい話した気がします(笑)。今まで長澤さんは歩み寄ってくれていたんだけど、僕がそれに気づけなかっただけなのかもしれないですが」

──改めて、お互い聞きたいこと、ずっと気になっているけど聞けなかったことがもしあれば。

長澤「私、あります(笑)」

森山「マジですか(笑)」

長澤「確か1回目の共演からかなり時間が経っていたんですけど、舞台を観に行った日、厚着していて、暑くて汗かいちゃって。でも、外は寒いから、このままだと風邪ひいちゃうと思って、上演中に短い時間だけど、靴を脱いだりして、ゴソっと動いたんですよ。たまたまその時、森山さんが隣の席だったんです」

森山「えー、覚えてないな(笑)」

長澤「森山さんに舞台が終わった後に、『あのさ』って言われて。でも、すぐ『まぁいいや、なんでもない』って言って帰っていったんですよね。その時何を言いたかったんだろうって。私の観劇態度を悪く感じていたり、集中できなかったりしていたなら申し訳ないなって」

森山「うわぁ、ちょっと待って(笑)。全然覚えてない(笑)。いや、でも、僕も観劇態度には自信ないです」

長澤「それは感じなかったです」

森山「どんなに面白い舞台でももぞもぞして1時間とか2時間とか座り続けるのが大変で。それが気になって、『大丈夫だった?』って聞こうと思ったのかも」

長澤「私は気になってないです。怒ってなかったら良かった(笑)」

森山「うん、それはないと思う(笑)」

Bunkamura Production 2025『おどる夫婦』

https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/25_odorufuufu/

作・演出は、『まほろば』『消えていくなら朝』など数々の作品で演劇賞を受賞し、映画『劇場』の脚本も手掛けた蓬莱竜太。新作書き下ろしで、世界に溢れる無数の夫婦の物語ではなく、夫婦の10年間を通して新たな男女の関係性を描くことに挑戦する。共演に松島聡、皆川猿時、小野花梨、伊藤蘭。そのほか、内田慈、岩瀬亮、内田紳一郎ら実力派俳優陣が顔を揃えた。2025年4月10日(木)から5月4日(日・祝)まで東京・THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)にて上演される。その後、5月10日(土)から大阪公演、5月24日(土)から新潟公演、5月31日(土)から長野公演を開催。

■作・演出
蓬莱竜太

■出演
長澤まさみ、森山未來、松島聡、皆川猿時、小野花梨、内田慈、岩瀬亮、内田紳一郎、伊藤蘭

長澤まさみプロフィール画像
長澤まさみ

1987年、静岡県生まれ。2000年第5回「東宝シンデレラ」オーディションにてグランプリを受賞し、同年俳優としてデビュー。以来、多数の話題作に出演。近年の主な出演作に、【舞台】『正三角関係』(24)、『THE BEE』(21)、『フリムンシスターズ』(20)、『キャバレー』(17)、【映画】『スオミの話をしよう』『四月になれば彼女は』(24)、『キングダム』シリーズ(19・23・24)、『ロストケア』『シン・仮面ライダー』(23)、『コンフィデンスマンJP』シリーズ(19・20・22)、【ドラマ】『エルピスー希望、あるいは災いー』(22・CX)、『ドラゴン桜』シリーズ(05・21)などがある。2020年公開の映画『MOTHER マザー』では、第44回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝く。また、2022年放送の「エルピス-希望、あるいは災い-」にて、第31回 橋田賞・第60回ギャラクシー賞・第49回放送文化基金賞を受賞。

森山未来プロフィール画像
森山未来

1984年、兵庫県生まれ。5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。2013年には文化庁文化交流使としてイスラエルに派遣。東京2020オリンピック開会式にてオープニングソロパフォーマンスを担当。2022年より神戸市にてArtist in Residence KOBE(AiRK)を設立し、運営に携わる。「関係値から立ち上がる身体的表現」を求めて、領域横断的に国内外で活動を展開している。主な近作として【パフォーマンス】『さんぶたろう祭り』(24、構成・出演、森の芸術祭 晴れの国・岡山)、『パルコ文化祭』(24、プロデュース・出演)、『ポスト舞踏派 ダンス公演「魔笛」』(24)、【映画】『化け猫あんずちゃん』『大いなる不在』『i ai』(24)、『シン・仮面ライダー』『山女』『ほかげ』(23)、【ドラマ】『NHKスペシャル 未解決事件 File.10 下山事件』(24)、『パリピ孔明』(23)など。ポスト舞踏派。