RIIZEが初のフルアルバム『ODYSSEY』でニューチャプターへ。リリース前に全曲公開された映像作品『RIIZE PREMIERE』をレポート！ #RIIZE

RIIZEの6人、長い長い旅へ出る

『ODYSSEY』は、RIIZEにとって初のフルアルバム。そしてミニアルバム『RIIZING』以来実に11カ月ぶりのカムバック作品ということで、並々ならぬ期待が寄せられていました。

『RIIZE PREMIERE』にはアルバムの全10曲をすべて収録。単なる映像集ではなく、1本の映画のように一貫したストーリーが紡がれています。K-POP界でリリース前にフルアルバムの全曲が一挙公開されるのは珍しいことで、挑戦的な試みに、メンバーやプロデューサー陣の自信の高さがうかがえました。

『ODYSSEY』はRIIZEのアイデンティティを明確に示すアルバムだといい、映像の冒頭ではSHOTAROが「僕たちの止まらない成長ストーリーが詰まっている」と説明します。「長い冒険旅行」を意味する“ODYSSEY”。その名の通り、映像は1曲目の「Odyssey」に乗せて、6人が長い長い旅に出るシーンから始まります。かつてジュニア水泳選手だったANTONはプールへ飛び込み、ダンサーとして活躍していたSHOTAROは部屋の中でダンス。序盤からメンバーが自分らしさを発揮していきます。

LAで撮影された「Fly Up」MVはまるでミュージカル！

続いて「Bag Bad Back」へ。アーティストとしての成長を熱望する本気の思いが歌われているこの楽曲のミュージックビデオが5月1日に先行公開された際、筆者の心は「こんなRIIZEが見たかった！」と躍りました。重厚なビートに乗せて、彼らのフィジカルの強さやカリスマ性を活かしたダイナミックなダンスが展開され、RIIZEの魅力が惜しみなく発揮された楽曲だと感じます。

「Ember to Solar」では、メンバーが高速で走り抜けていく列車に乗車。疾走感あるサウンドに、レトロなアニメーションと6人の迫力あるダンスが調和し、清々しい余韻を残します。やがて旅に出た6人は、アメリカ・ロサンゼルスへ到着。友達同士のように砕けたムードで、現地のダンサーたちとのビデオ通話を楽しんでいます。

ロサンゼルスで大人数のダンサーと共に撮影されたタイトル曲「Fly Up」のMVは、まるでミュージカルのようにスケールの大きな作品。図書館の中やLAの街中でRIIZEのメンバーが堂々と踊る姿は、エネルギッシュでありながら自信と貫禄に満ちていて、グループが新たなチャプターへ突入したことを感じさせます。WONBINが机の上でくるくると回ったり、ANTONがピアノの上に浮かんだり、SOHEEが背中から空へ飛んでいったりと、ワイヤーアクションで撮影された映像も迫力満点です。

そのほか「Show Me Love」ではメンバーが戯れながら爽やかに歌い、「Midnight Mirage」ではRIIZEの公式キャラクターたちが、オープンカーに乗って可愛らしくドライブ。バラード「The End of the Day」では学校を舞台に美しいハーモニーを響かせ、RIIZEが学生たちを優しく激励します。あっという間の40分間で、アルバムの多彩な世界観にどっぷりと浸ることができました。

「僕が生きていく理由の1つだと思うから、大変ではなかった」

2023年9月に「Get A Guitar」で鮮烈デビューを飾って以降、超大型新人として注目され続けてきた2年弱。目まぐるしい活動の日々は決して楽しいことばかりではなかったと思いますが、映像の中でSOHEEはこのアルバムの準備期間を振り返って「僕が本当に好きなことだし、僕が生きていく理由の1つだと思うから、そんなに大変ではなかった」と語ります。またEUNSEOKは「正直たくさん待たせたと思います。早く会いたいです」、SUNGCHANは「初めてフルアルバムを準備しながら、メンバーと1つになる感覚を覚えました。長い間舞台をしていないから、みんな渇望しています」と、それぞれがBRIIZE（ファン）への愛を口にしていました。

7月からはいよいよツアー「2025 RIIZE CONCERT TOUR [RIIZING LOUD]」も韓国でスタート。グループとして積んできた様々な経験を自信に変え、表現者としてさらなる高みに達したRIIZEが見せてくれるパフォーマンスが楽しみでなりません。

The 1st Album『ODYSSEY』日本限定盤、2025年7月2日(水)にリリース決定！
https://riizeofficial.jp/