今年2月韓国KSPO DOMEからスタートし、埼玉と大阪公演を含む世界15都市31回公演で約47万人以上を動員したJ-HOPEのワールドツアー「j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’ 」。そのアンコール公演2デイズが、BTSデビュー12周年を迎えた6月13日に韓国で幕を開けた。メンバーも全員駆けつけた、興奮と熱気に包まれた公演初日をレポートする。
今年2月韓国KSPO DOMEからスタートし、埼玉と大阪公演を含む世界15都市31回公演で約47万人以上を動員したJ-HOPEのワールドツアー「j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’ 」。そのアンコール公演2デイズが、BTSデビュー12周年を迎えた6月13日に韓国で幕を開けた。メンバーも全員駆けつけた、興奮と熱気に包まれた公演初日をレポートする。
世界中のARMYが韓国に集結したBTSデビュー12周年
(P)&(C)BIGHIT MUSIC
メイン会場の韓国・高陽(コヤン)総合運動場メインスタジアムと周辺施設は、朝から多くのARMYで埋め尽くされていた。「j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’ FINAL」初日はBTSのデビュー日でもあり、年に一度のファンイベント「FESTA」が同時開催されていたからだ。特に今年は7人のメンバー全員が兵役を終え、BTS第2章への動きに世界中が注目している。そんな記念すべき日に、ソロアーティストとしてワールドツアーを完走したJ-HOPEの有終の美を目に焼き付けるためやってきた世界各国のARMYは、すでに高揚した様子でステージが始まるのを待っていた。
カリスマ溢れる魅力で、まずはARMY全員を掌握!
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現実世界にいるJ-HOPEが手に持っていた箱の中を覗くと赤い部屋に寝転がる自身の姿。オープニングのVCRが終わると、可動式のいくつものキュービックで構成された凹凸のステージが真っ赤に染まり、オールレッドの衣装に身を包んだJ-HOPEが現れた。BTSのHOPE(希望)と呼ばれ、常に笑顔を絶やさないムードメーカー。そんな彼自身のペルソナをテーマにしたアルバム『Jack in the Box』から「What if…」「Pandora’s Box」「Arson」「STOP」をノンストップで歌唱。自然と沸き起こった「J-HOPE!」コールに、「What' up? ARMY!この雰囲気をもう少し感じてもいいですか?」とイヤモニを外す。「ついにファイナルです。今日という意味のある日に公演ができることを心から光栄に思います。それだけに、ここまでかというほど準備をしました。見れば見るほど、”さらに”何かを求めることになると思いますよ?じゃあ、いきましょうか?Do you want more?」と、意味深な笑顔を浮かべてからの「MORE」。低音ラップで紡ぐ生々しいリリックと重厚な生バンドのサウンドにただただ圧倒されるオープニングステージで、その存在感を見せつけた。
JUNG KOOKがステージに!ふたりがハグする姿にARMYも歓喜
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VCRが終わり「on the street (solo version) 」のイントロとともに、ストリートファッションに着替え軽快なステップを踏みながら登場したJ-HOPE。彼のキャリアの原点ともいえるダンスを、さまざまな音楽のジャンルごとに追求した『HOPE ON THE STREET VOL.1』。その世界観をダンサー仲間とともにパフォーマンスで表現し、キュービックステージも曲に合わせて、ストリート、ラジカセ、クラブと鮮やかに自由自在に変化していく。
「さあ、最後に僕たちだけの世界に行きましょうか!…ファイナルだし、皆さんがやってくれる気がするんだけど?」と、客席にヒントを与えた瞬間、「I am your HOPE! You are my HOPE! I am J-HOPE!!!」と会場一丸となってのレスポンスが返ってきた。そして「Hope World」のタイトル通り、希望に満ちたステージが終了した。
「WE ARE BACK!!!」 思わぬサプライズの連鎖に感動の嵐!
(P)&(C)BIGHIT MUSIC
アンコールのVCRが終わり、無音のステージに歩いて現れたJ-HOPE。「いきなり出てきたから驚いたでしょ? さあ、皆さんが望んでいたアンコールステージです。でも今日は、今までよりもさらに特別な心の準備が必要だと思います。準備はいいですか?」と、流れてきたのはARMYであれば一瞬で分かる桜舞い散るバス停の映像とBTSの「Spring Day」のイントロ。BTSコールが自然発生し、歌い始めたJ-HOPEに続いて、今度はJINがサプライズ登場! ふたりが手を取り合い、ハグをする姿に涙するARMYも続出した。「We are back!!!」と声高らかに叫んだJ-HOPEのひとことは、BTSを待ち続けた全世界のファンにとって最高のプレゼントだったに違いない。
感動もつかの間、「J-HOPEさんがかっこよすぎて……僕、ここに上がっていいのかな、帰っちゃおうかなと思いましたよ」と茶目っ気たっぷりのコメントをするJINに、J-HOPEが「このままJINさんを帰すわけには行きませんよね」とバトンを渡す。美しいハイトーンボイスが印象的なJINのソロ曲「Don't Say You Love Me」に浸っているARMYへ、彼らからのサプライズはまだ終わっていなかった。