2024.03.08

【ロモン】が若手キス職人に! 注目俳優ロモンに、初ラブコメ主演『#ブランディングイン聖水洞 』について聞いた #LOMON

『今、私たちの学校は…』で世界的大ブレイクした俳優ロモンさん。話題の最新作『ブランディングイン聖水洞(ソンスドン)』とロモンさんの魅力にフォーカスする。

芯の強さを感じる眼差しが印象的なルックスに、そのバランスも完璧な183cmの長身プロポーション。DIORのホワイトニットとビッグパンツのシンプルな組み合わせをさらりと自然体で着こなしながら、品のいい洒落感を漂わせるあたり、モデル出身?と思いきや、主人公の少年時代を演じるなど子役から活躍する生粋の俳優。若手ながらキャリアを重ねた今、来日中のロモンさんにインタビューした。

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ウェブドラマ初主演の『僕たちの復讐ノート』では、かのチャ・ウヌをライバルに回して、若手演技派キム・ヒャンギ演じるヒロインの、堂々の一番手の相手役。この頃はまだまだその表情に幼さが残っている印象でもありましたが、ご存じ『今、私たちの学校は…』では、追い詰められた状況で過激なアクションをこなすちょっぴり骨太な姿でメインキャストの一人を担い世界的な大ヒット。そう、日本でもその存在感をぐんぐんと上げてきている若手ライジングスター、ロモンさん。その彼の最新作『ブランディングイン聖水洞』、只今Leminoで絶賛配信中

彼が演じているのは、キスをして気難しい女上司と魂が入れ替わっちゃうという主人公のインターン生ウノ役。温厚で前向きなもともとのウノと、冷血仕事中毒の女上司の魂が入ってしまったウノと。その180度違うキャラクターの演じ分けにもワクワクさせられそうではありますが、ロモンさん初のラブコメ主演というところも興味津々。

「このドラマはロマンススリラーというジャンルなんです。だから、ロマンスシーンはもちろん、それ以外にも追撃シーンなど緊張感溢れる場面もたくさんありますし、毎回面白いエピソードが繰り広げられる。演じている俳優さんたちも有名な方から新人まで幅広く出演して迫真の演技をしていますので、観ていて楽しい瞬間瞬間の目白押しです。ぜひ、多くの方に観ていただきたいですね」と見どころを熱く語るロモンさん。この先やってみたい役など演技ついて、また人気の聖水洞エリアについても幅広く聞いた。

人が入れ替わるキャラクターづくりは難しいのでは?

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——この作品『ブランディングイン聖水洞』の脚本を読んだときのファーストインプレッションは? どんなことを考えましたか?

ロモン 魂が入れ替わるという題材と多彩なエピソードが次から次へと現れて、とても面白いなと感じました。主人公の女上司カン・ナオンさんと僕が演じているインターン生のソ・ウノって、全然違うキャラなんですね。ナオンはいつもピリピリしていて冷徹に仕事をこなす気難しい人ですが、ウノはどちらかというと温厚な外交的性格でファイトに溢れている人。そんなキャラがパッと入れ替わっちゃうじゃないですか。そこが魅力的だなとすごく思いました。また、全く違うキャラクターを演じるのは楽しいんじゃないかと思ったし、実際に演じていて楽しいです。

——とはいえ、全然違うキャラクターを演じるのは、難しくはなかったのですか?

ロモン ナオンとウノが入れ替わるので、いろんな意味で相手役の方と意見を合わせるなど調整が必要でした。ナオンを演じるキム・ジウンさんも僕もお互いに最初は大変でしたし、悩みも多かった気がします。なので、撮影の前に、その心配事をクリアにするべく、キム・ジウンさんとお会いして、よく話し合いました。そして約束事を決めたんです。それぞれが演じる魂が入る前のナオンとウノのキャラクターを作り上げる際に、二人のそれぞれの癖や習慣的なものを3つくらい決めましょうと。例えば、悩んでいるときは唇を触る癖があるとか。その約束事を実際にやってみましょうということで撮影に臨みました。現場でそれがどう出るか、お互いに気にしながら、合わせていきましょうと。

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——その約束事がなんなのかは、観てのお楽しみですね。それ以外にもウノを演じる上で自分なりに工夫したところはあるんですか?

ロモン キム・ジウンさんとその約束事を決める前は、ウノをどのように演じたらいいかわからずに、とても悩んでしまって。というのも、その前にやった作品『今、私たちの学校は…』や『代理リベンジ』とはガラリと違うキャラクターなんですね。しかも、ウノはすごくエネルギッシュで外交的、ファイトに溢れていて、どういう行動に出るか予測不能。そんなウノの持っているテンションにグッと上げていかなければいけないというのが、自分にとって最初はちょっときつかったという印象がありました。幸いにも監督さんや同僚の俳優の方々、現場の方たちが僕のテンションを上げるために一生懸命、支えてくれたこともあって、無事にウノのテンションを演じることができました。

——何かご自身でひっそり努力したことはありますか?

ロモン 自分でテンションを上げる工夫ですか? 朝、顔を洗うときに鏡を見ながら笑顔で、やるぞ! ファイト! ファイト! ファイト!という感じに気合を入れることからスタートさせました(笑)。

——もともとのウノと、ナオンの魂が入ったウノ。ロモンさん的にはどちらが好きですか?

ロモン ドラマの撮影は、脚本の順番通りにやらない場合も多く、このドラマもそうで、実は最初に撮影したのは魂が入れ替わった後のナオンが入った状態のウノからだったんです。ナオンは、こうと思ったらガンと向かっていく、カリスマ性の強いキャラクター。そして、本当に偉そう(笑)。なので僕の中ではウノというと、ナオンの魂が入ったウノというイメージが強いのですが、それぞれに魅力があって、どちらかを選ぶのはすごく難しい。2人とも大好きです。

初のラブコメとキスシーンについて

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——ロモンさんは、ご自身がウノに似ているなと思うところってありますか?

ロモン ウノはズバリ純粋で、とてもポジティブで、周囲にいる人たちをとても気分良くさせるし、初対面でもすぐに仲良くなってしまう、そんな能力を持っている人だと思います。仕事についても正直でものすごく誠実。そんなウノを演じていて似てきている部分もあるのかもしれませんが、ポジティブでエネルギッシュで誰とも親しくなれるところは似ていると思います。でも、ウノは会社の事務長や社長など目上の人にも気にせずに普通に接しますよね。僕自身は、どっちかというと役職は気にします(笑)。

——初めてのラブコメはいかがでしたか?

ロモン 緊張しましたし、ワクワクもしました。ドラマでのラブコメは初めてでしたし、本格的なキスシーンも初めてだったんですね。相手役のキム・ジウンさんも、本格的なラブコメに主演するのは初めてで、キスシーンもほぼ初めて。二人のドキドキとワクワクが画面いっぱいに現れていると思います。

——ドラマ序盤のウノのファッションはカジュアルが中心でとても似合っていましたが、キスシーンのスーツ姿にもハッとさせられました。

ロモン ウノは賢い人だと思います。普段のファッションはゆるい感じで、「着飾ってないよ」という自然体に見せかけて油断させておき、ときにはスーツなどをさらりと着こなす。そのギャップを心得ているというか。これは僕自身も学ぶところがありました。僕自身、普段はラフな格好が多いんですけど、やはりオフィシャルな席ではビシッとしたスタイルを着こなせるのがかっこいいなと。僕自身もそんなファッションをお見せできるようになりたいなと思っています。

舞台となる人気エリア聖水洞のおすすめは?

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——ドラマのタイトルにもある聖水洞は、ソウルでも話題のスポットの一つですが、ロモンさんオススメのお店などあったら教えてください。

ロモン ソウルの好きなスポットをご紹介するのは、一日かかりますが(笑)、聖水洞は今、ホットなスポットで魅力的な場所がいろいろあります。その中で、本当にコーヒーが好きな方におすすめしたいのが「Camel cafe」というお店です。僕が個人的にも大好きでよく行くコーヒーショップです。聖水洞にはディオールのコンセプトストアもあります。中のインテリアも素敵で、いろんなアイテムもたくさん揃っている。その中にカフェがあるので、いろんな商品を見た後で、そこで一休みするのもおすすめです。おしゃれで洗練された気分を味わいながらおしゃべりを存分に楽しめますよ。

——今回はラブコメでしたが、次はどんなジャンルやキャラクターを演じてみたいですか?

ロモン 僕が演じていないジャンルはたくさんあるのですが、その中で絶対にやってみたいと思っているのが2つ。一つは純粋なロマンスもの。それと、もう一つは完全なノアール系。

——両方ともぜひ観たいですね。どんなジャンルを演じるにせよ、ロモンさんが演技をする上で、こだわっていることを教えてください。

ロモン 演技に対する姿勢だと思います。ちょっと深い話になってしまいますが、演技は練習すればできるというものでもなく、その人の経験値だったり、何をして、何を感じてきたかというものが重要だったりすると思うんです。そういう経験を増やしていくことによって演技に反映されていくと僕は思っています。なので、演技をする上で、その瞬間、瞬間、全力で挑む姿勢が大事だと思うんです。「あ、ここちょっと惜しかったな」と後悔したりせずに、前に向かっていく、そういう姿勢。振り向かない、引きずらない、それが大事だなと思います。

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——今回は日本で二度目のファンミーティングもありました。日本での滞在中にプライベートの時間はありましたか?

ロモン 毎晩、2時間ほど歩きました。その間に何をするかというと、ラーメン屋さんを探したり、建物や景色を楽しんだり、街並みを眺めながらホテルに帰る。2時間歩き回っているから、部屋に戻ると、もうばったりぐったり。日本も楽しめるし、ぐっすり眠れるし、充実したプライベート時間も過ごせましたよ。

黒目がちな大きな瞳をキラキラと輝かせ、ときには恥ずかしそうに、ときには前のめりになって、全ての質問に誠実に答えてくれたロモンさんにスタッフ一同、もはやメロメロ状態。ちなみに、用意したお土産のスペシャルなインスタントラーメンを手にして「あ、ラーメンだ!」と少年のように本気で喜んでくれました。散歩でもラーメン屋さんに必ず立ち寄るなど、ラーメンへの愛も感じさせていただきました。まだスタートしたばかりのドラマ『ブランディングイン聖水洞』。今後の展開も楽しみでしかありません。

『ブランディングイン聖水洞』/Leminoにて配信中

「ブランディングイン聖水洞」

ソウルで今最も旬といわれるブランディングのメッカ聖水洞のとあるマーケティング会社を舞台に繰り広げられる、結果主義の仕事人間な最年少女性チーム長(役名はカン・ナオン、演じているのはキム・ジウン)とその部下の最年長インターン(役名はソ・ウノ、演じているのはロモン)のラブロマンス。冷徹上司と心優しい誠実インターンと性格は全く正反対であり、大学の先輩後輩にもあたる関係。そんな二人が不意のキスによって魂が入れ替わってしまったことからロマンスがスタート。仕方なく一緒に住むことになった二人だが、その立場も逆転し、互いにあたふたする姿も楽しく、痛快な男女魂入れ替わりロマンスが展開される。互いの事情を知り合ううちに、それぞれの存在が気になり始める二人のラブの行方とともに、ブランディングにまつわる現代のさまざまなジレンマや社会風刺が描かれているところも見どころ。

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