vol.12 DREAM
空想や願望に満ちた「夢」の世界は、ファッションの楽しみに欠かせないとても重要なエレメント。30周年を迎えるSPURは、これからもロマンティックでジョイフル、夢のようなビジュアルで無限に広がるイマジネーションを喚起し続けます。
MARIE-HÉLÈNE DE TAILLAC
ジェムストーンを用いたジュエリーは、身につけた瞬間にプレシャスな気持ちを高めてくれる夢のようなアイテム。クリアな透明感と煌めきをまとえば、マインドフルネス効果も大いに期待できそう。
リング 人さし指〈アメシスト、K22イエローゴールド〉¥590,000・中指〈ローズクォーツ、パステルサファイヤ、K22イエローゴールド〉¥392,000・薬指〈レインボームーンストーン、K22イエローゴールド〉¥191,000・イヤリング〈ローズクォーツ、パール、K20イエローゴールド〉¥241,000/MHT(マリーエレーヌ ドゥ タイヤック) トップス¥17,000/TOMORROWLAND
ファッションの楽しみを広げる「夢」の世界を誌面で表現
ファッションにおいての「夢」とは、憧れのドレスに身を包みたいという願望や、いつか素敵な大人になりたいという理想を実現するための大きな原動力となるもの。創刊30周年を迎えるSPURも、モードラバーの「夢」を実現すべくさまざまな表現にトライしてきた。2001〜’14 年編集部に在籍し、甘く儚い「夢」の世界をつくり続けた渡辺於琴元副編集長は、ファッションと夢の関係性とSPURらしい夢の描き方をこう語る。 「ファッション誌の編集者として常に思うのは『人生には夢が必要だ』ということ。ファッションが素晴らしいのは、服と一緒に、空想や願望までも身にまとうことができるということです。最新のルックとともに、真冬のガーデンにバラを咲かせたり、甘いお菓子とピンクの風船で部屋をいっぱいに満たしたり。現実を見るとなかなかシビアなことの多い現代ですから、SPURを手にとることで読者の皆さんをファンタジーの世界へと誘うことができればと思っていました」
解き放たれた発想でお気に入りのアイテムを着こなし、いつもと違う自分になり、意外な自分を発見する。夢を実現するのは難しいけれど、ファッションならいつでも夢の世界に近づける。これだから服好きはやめられない!
SOURCE:SPUR 2019年10月号「いつもモードは、 SPURと……」
photography: Takako Noel 〈L MANAGEMENT〉 styling: Tomoko Iijima hair: Koichi Nishimura 〈angle〉 make-up: Masayo Tsuda 〈mod’s hair〉 model: Sara R edit: Satoko Hatakeyama