【橋本愛の武装MODE】ドリームスタイリングに身を包み、どこへ行こう?

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シースルーブラウス ¥185,000、中に着たシャツ ¥49,000、チュールスカート ¥96,500、カチューシャ ¥50,000、ネックレス ¥40,000、リング(右手)¥47,000、(左手)¥28,500、サンダル ¥115,000/以上全てドーバー ストリート マーケット ギンザ(シモーン・ロシャ)03-6228-5080、ソックス/スタイリスト私物

緊急事態宣言が解除されてから、初の撮影となった。スタッフは全員マスクを着用する中、スタジオにはどこか緊張感が漂っていた。しかし橋本がスタジオに入るとパッと空気が華やぎ、穏やかなムードに包まれた。

「おうち時間期間中は、もっぱら演技の練習や台本読みをしていました。あまりストレスを感じることもありませんでしたね。食事は主に自炊。ちょうど東洋医学を勉強していて、体質改善に取り組んでいたので、そのことも良い影響になったのかもしれません」。

話を聞いていて、毎食ウーバーイーツに頼っている自分が情けなくなった。

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この連載では、橋本愛のファッション観、そして彼女が偏愛するデザイナーに焦点を置いている。今回フォーカスするのは、シモーン・ロシャ。何を隠そう、彼女が「一番好き」だと公言するデザイナーだ。

「シモーン・ロシャの魅力は、なんといっても流れに囚われない世界観。ロマンティックな中にどこかダークな棘が感じられる女性像に心酔しています。中でも今回着用したのは、春夏コレクションの中でも最も “ビビッときた” ルック。レースやフリルといったフェミニンなディテールを使った、まさに “武装モード” を体現する一着です」。

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シモーン・ロシャらしい、柔らかな素材感が際立つルックに身をまとい、自然光の中に佇む姿は、さながらおとぎ話の世界から飛び出してきたかのよう。この洋服を着て出かけるとしたら、と問いかけると意外な答えが返ってきた。

「実は田舎に憧れがあるんです。去年の夏、生まれて初めて色んな島を巡ってから、海が大好きになりました。この洋服を着て水辺で撮影できたら夢のようですね。贅沢に水に濡れて、砂で汚れて。夏には遠出できるようになっていたら嬉しいなと思います」。

「橋本愛が最近買ったもの」セシリー・バンセンのシフォンスカート

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「ずっとピンクのスカートを探していて、やっと運命の人に出会えました!!一生を添い遂げる伴侶のように可愛がるつもりです。柔らかなシフォンが包み込んでくれるような感触で、腰から膨らむシルエットに一目惚れしました。」


橋本愛 プロフィール
熊本県出身。映画『告白』(2010年)、『桐島部活やめるってよ』(2012年)、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)などで注目を浴びる。直近では大河ドラマ『西郷どん』(2018年)、『いだてん』(2019年)に2年連続出演を果たした他、昨年5年ぶりに民放連続ドラマ『同期のサクラ』に出演し話題を集めた。

model: Ai Hashimoto photography: Osamu Yokonami styling: Tamao Iida Hair and makeup: Hiroko Ishikawa edit: Shunsuke Okabe

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