コムデギャルソン、プラダのバックパックと「ポケモンGO」

　
　写真に撮ると、こんなにもクタクタだったか。左側のリュックは普段使いしているコムデギャルソンオムプリュスのもの。こういう何の変哲もない普通すぎる形って、実はあんまり売ってない。右はプラダのV136。ちょっとした旅行にぴったりなサイズ。出張の機内持ち込みにもよく背負っていきますね。どちらもくたびれた様子からお察しのとおり、いい大人のくせに毎日バックパックで出歩いてます。それは現実世界のみならず、ヴァーチャル・ワールドでも。

　ってことで、ポケモンGO。バックパックのストラップに腰掛ける相棒ポケモンはピカチュウ。たいした休みも取らなかったこの夏は、ポケモンGOのおかげで結構な運動をしました。皆さんも見かけているでしょう。街の往来や公園で、スマホ片手にひとりぼっち、終始無言でウロツキ回る中年を。スマホに対して「チッ！」と舌打ちしたり、ときたまニカッと微笑むものの、それを周囲に気づかれると慌てて渋面を作る、とびきりシャイな中年を。俺こそ、まさにそんなポケモンおじさんです。
　深夜や休日に車を飛ばしてポケモン目当てに公園に出かけることも一度や二度ではない。栃木のあしかがフラワーパークに遠征し、花咲き乱れる庭園でヒトカゲを乱獲したのもいい思い出です。現在レベルは29。図鑑に載せたポケモンは141匹で、国内コンプリートするのにエビワラーだけ足りない。毎日、狙ったポケモンを孵化させるべく卵を大事に温めて歩き回るうち、妙な母性まで湧いてきました。

　さて、熱中しているがゆえに、ポケモンGOにはいくつか不満も。自分にとって最大の問題は、ファッション的な側面。簡単に言うと、男性キャラの格好が気に入らない。首周りのもたついたレイヤードは大目に見るとして、学校指定ジャージの裾をまくり上げたみたいなボトムは果たしてアリなのか？　さらに組み合わせの色数も少なすぎる。例えば自分はチーム・ミスティック所属だから、シンボルカラーの青で全身をまとめたい。サンバイザーやトップス、靴なんかはブルーで統一できるのに、ボトムにだけは青いアイテムがない。しょうがないから黒パンツにオレンジのラインが入ったソックスでお茶を濁してる。読売巨人軍か！