【ミュウミュウのスニーカー】欲しいのは甘さより知的さ。ミュウミュウの時代は続く

この春買うべきスニーカーのエッセンシャルは、ファッションに寄り添うスリークなデザインと健康に意識が向くようなランニングシューズ、そしてインテリジェンスな革靴モチーフ。ここではミュウミュウの「PLUME SATIN SNEAKERS」をフィーチャー。

この春買うべきスニーカーのエッセンシャルは、ファッションに寄り添うスリークなデザインと健康に意識が向くようなランニングシューズ、そしてインテリジェンスな革靴モチーフ。ここではミュウミュウの「PLUME SATIN SNEAKERS」をフィーチャー。

ミュウミュウのPLUME SATIN SNEAKERS

No.01
Brand: MIUMIU
Model: PLUME SATIN SNEAKERS
Year: 2025

定番の「プリューム」をサテンでバレエシューズのようにアレンジ。細い革紐が繊細な印象に。

ミュウミュウのPLUME SATIN SNEAKERS

各¥138,600(予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)

ミュウミュウが2000年代のポップカルチャーを再解釈し始めた頃、ニューバランスとの関係性も生まれ、ウィメンズの足もとが一変した。中でも「530」をスリムソールに変えた3作目のコラボレーションからスポーツ要素が薄まり、インテリジェンスなムードを漂わせるようになって、メンズにもトレンドが波及。

ミュウミュウが育ててきたのはデコンストラクション(脱構築)、つまり既存の枠組みを解体し、新しい価値観を生み出すこと。オリジナルこそ正義!の風潮が強いスニーカー業界において、ファッション的に更新する考えはネガティブにとらえられやすいが、ラグジュアリーブランドの美的センスのおかげで、誰もがその提案を「素直」に受け取ることができた。

ショート丈やローウエストといった服の流行が薄底シューズを作り出し、その延長に生まれたバレエスニーカーは、甘い少女趣味の枠に収まらない。もっとスニーカーのパワーを削り取るような、知的なやわらかさを求めたデザインだ。履き口のゴムや袋状に包み込んだトゥは、メンズの足もとにもフィットする、時代を象徴するディテールである。

Masayuki Ozawaプロフィール画像
編集者Masayuki Ozawa

スニーカーを社会的、文化的な視点からとらえた『東京スニーカー史』(立東舎)をはじめ、数々の著作をもつ。UOMOやMEN’S NON-NOなどのメンズ媒体、そして朝日新聞全国版で定期コラムを連載中。

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