【2025年秋冬・スエードバッグ8選】今季トレンドの「スエードバッグ」で秋冬のムードをプラスして!

革の裏側を起毛させた独特の柔らかさとマットな風合いのスエードは、エイジングの過程を楽しみながら長く愛せるマテリアルだ。スタイリストの倉形紀恵さんとエディターAKIYAMAが豊富なラインナップの中から、おすすめの逸品をピックアップ。秋冬のシックなムードと呼応する「スエードバッグ」の新作を紹介する。

革の裏側を起毛させた独特の柔らかさとマットな風合いのスエードは、エイジングの過程を楽しみながら長く愛せるマテリアルだ。スタイリストの倉形紀恵さんとエディターAKIYAMAが豊富なラインナップの中から、おすすめの逸品をピックアップ。秋冬のシックなムードと呼応する「スエードバッグ」の新作を紹介する。

手にした瞬間からスタイルになじむ、こなれた風合い【プラダ】

バッグ〈H20×W35×D16cm〉¥671,000(予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

バッグ〈H20×W35×D16cm〉¥671,000(予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

スタイリスト倉形紀恵さん(以下K) 最初に紹介するバッグは、ヴィンテージ加工が施されたスエードが印象的な「プラダ ボーリング」。70年代のボーホーシックなムードを象徴するデザインが今の気分にぴったり!

エディター AKIYAMA(以下A) ヴィンテージ加工と言っても、ほんのりアタリを出しているくらいで、上品でクリーンな雰囲気はキープ。活躍するシーンも幅広いと思います。 

K ボーリングバックの形なので、マチもたっぷりあり、荷物が多い日でも安心。トップファスナーを開けるとガバッと開くので、中が見やすく使い勝手も抜群です。

A 肩がけしやすいように長めに設定されたハンドルも実用的ですね。 

プラダ クライアントサービス
https://www.prada.com/
0120-45-1913

装いに独特のひねりを加えるカーキ色【バレンシアガ】

バッグ〈H23.5×W35×D11cm〉¥671,000(予定価格)/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)

バッグ〈H23.5×W35×D11cm〉¥671,000(予定価格)/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)

K  定番人気の「ロデオ バッグ」にスエードが新登場! しかもこのシックなカーキ色、すごく素敵じゃないですか?  

A カラー展開もバレンシアガらしいですよね。既存のカーフレザーが持っていた強さが、スエードによって少しマイルドになった感じがします。旬の素材とバレンシアガの持つエッジィさとの掛け合わせが絶妙。

K ショルダーストラップ付きで13インチのノートPCが入るので、仕事バッグとしてなど、いろいろなシチュエーションで使えますね。

A 着こなしもアースカラーでまとめると、グッとモードな印象に仕上がると思います。

バレンシアガ クライアントサービス
balenciaga.com
0120-992-136

ボヘミアンな装飾がアクセント【ヴァレンティノ ガラヴァーニ】

バッグ〈H16×W21×D5cm〉¥299,200/ヴァレンティノ インフォメーションデスク(ヴァレンティノ ガラヴァーニ)

バッグ〈H16×W21×D5cm〉¥299,200/ヴァレンティノ インフォメーションデスク(ヴァレンティノ ガラヴァーニ)

A 60年代後半から70年代初頭のヒッピーシックなムードを放つ「ネルコート バッグ」は、クリエイティブ ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ流の“自己表現”ができるバッグ。

K シンプルなトートバッグだけれど、チョコレートブラウンのスエードに立体的なスタッズのハトメの装飾がボヘミアンテイストで愛らしいです。 

A 緻密なクラフトマンシップが光りますね。

K  財布、スマホ、ポーチ、文庫本など、必要最小限の荷物が入るサイズ感。内側にファスナーポケットが一つありますし、使い勝手のいいミニトートだと思います。 

ヴァレンティノ インフォメーションデスク
https://www.valentino.com
03-6384-3512

ショートハンドルのイーストウエストが旬顔【ロジェ・ヴィヴィエ】

バッグ〈H13×W28×D3cm〉¥267,300/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン(ロジェ・ヴィヴィエ)

バッグ〈H13×W28×D3cm〉¥267,300/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン(ロジェ・ヴィヴィエ)

K 人気の横長フォルムで、さらに今シーズンは持ち手が短いデザインに注目です。こちらはショルダーチェーンが付属している2WAYタイプで、持ち方の自由度も高いです。

A べっ甲風のバックルがエレガントで、ロジェ・ヴィヴィエらしさを感じますね。カーフスエードのソフトで滑らかな手触りも心地いい。

K 内側にファスナーポケット、その手前にもオープンポケットが付いているので、クラッチだけれど、見た目以上に収納できます。

A シーズナルなスエードの質感も相まって、着こなしのアクセントになるバッグです。

ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン
https://www.rogervivier.com/
0120-957-940

凛とした紺スエードとクラフトマンシップの競演【エトロ】

バッグ〈H20×W14×D9cm〉¥181,500/エトロ ジャパン(エトロ)

バッグ〈H20×W14×D9cm〉¥181,500/エトロ ジャパン(エトロ)

K ソフトでリラックス感のあるフォルムの「リブラ」は、スエードでネイビーというのが洒落ています。

A レザーで編み込まれたショールダーストラップやステッチなど、こだわりのディテールもたまりません。フロントのペガソロゴの型押しもさりげなくて上品。 

K 「リブラ」は、トートタイプのミディアムとスモール、そしてクロスボディになるこちらのミニの3サイズ展開です。ミニは特にカジュアルに持てそう。

A バッグの内部は、ゴールドのクリップで留める仕様になっていて、安心感もありますね。

エトロ ジャパン
https://www.etro.com
03-3406-2655

主張しすぎないリボンがアクセント【ケイト・スペード ニューヨーク】

バッグ〈H20×W32×D7cm〉¥52,800/ケイト・スペード カスタマーサービス(ケイト・スペード ニューヨーク)

バッグ〈H20×W32×D7cm〉¥52,800/ケイト・スペード カスタマーサービス(ケイト・スペード ニューヨーク)

K 小脇に収まるショルダーバッグは、ハンドルの片側に配されたリボンのディテールにケイト・スペード ニューヨークらしい可愛らしさを感じます。

A 内部にはファスナーポケットとオープンポケットが付いていて、実用性に配慮している点もさすがです。 

K  ニュアンスのあるマスタードイエローのスエードも美しい。

A デイリースタイルにプラスするだけでパッと華やぎますね。

ケイト・スペード カスタマーサービス
https://www.katespade.jp
050-5578-9152

スエードの素材感を堪能できるビッグトート【マーク ジェイコブス】

バッグ〈H29×W41×D15cm〉¥139,700/マーク ジェイコブス カスタマーセンター(マーク ジェイコブス)

バッグ〈H29×W41×D15cm〉¥139,700/マーク ジェイコブス カスタマーセンター(マーク ジェイコブス)

K こちらは、小旅行にも行けそうなビッグサイズのスエードバッグ。中は3つのコンパートメントに分かれていて機能的。

A トレンド感のあるベルトのデザインが目を引きますね。 

K たとえばTシャツ×デニムにこのバッグを持ったら、それだけで秋冬のムードを取り入れられそう。そういう意味で、スエード素材の持ち味を存分に着こなしに生かせるバッグだと思います。

A あえてクタッとさせて、ラフに持ちたい!

マーク ジェイコブス カスタマーセンター
https://www.marcjacobs.jp
03-4335-1711

辛口ラグジュアリーなビッグボストン【クリスチャン ルブタン】

バッグ〈H32×W53×D21cm〉¥412,500/クリスチャン ルブタン ジャパン(クリスチャン ルブタン)

バッグ〈H32×W53×D21cm〉¥412,500/クリスチャン ルブタン ジャパン(クリスチャン ルブタン)

A 最後は、ダイナミックなスタッズのあしらいがクールなボストンバッグ。

K ファスナーを開けると、鮮やかな赤のライナーが目に飛び込んできます。クリスチャン ルブタンならではのディテールをしっかりとスエードのボストンバッグに落とし込む、裏切らないセンスに脱帽です。 

A PC用のスリーブポケットや底ビョウ付きで自立できるなど、機能面にもこだわりがいっぱい。

K ショルダーストラップも付いているから、荷物が重くなってもOK。デイリー使いをして、スエードに味を出すとさらにかっこよくなりそう。

クリスチャン ルブタン ジャパン
https://www.christianlouboutin.com/

倉形紀恵プロフィール画像
スタイリスト倉形紀恵

スタイリスト三宅陽子さんに師事したのち、2017年に独立し渡英。帰国後、2020年より雑誌、広告を舞台に活躍。モダンかつベーシックなスタイリングが持ち味。無類のミニバッグ好き。ただし子育て中の現在の相棒バッグは「MATO by MARLMARL」のペアレンツバッグ。

AKIYAMAプロフィール画像
エディターAKIYAMA

SPURデジタルではファッションやライフスタイルなどを担当。手持ちのバッグのほとんどは、コーディネートしやすいブラック。今季はトレンドのスエードバッグなど、黒以外のバッグにチャレンジしてみたい。