最後は"家で洗える"ことだけを条件に、矢内麻友さんに自由なスタイリングを依頼。「デザインのある服でも洗えるんだ! と知ったときの純粋な驚きを、意外性のあるスタイリングで表現してみました」
(左)潔い白の世界に、背中で個性を主張する
真っ白なアイテムは、清潔感をキープするために頻繁に自分で洗えるものが理想的。無駄な装飾を取り除いたミニマルなロングドレスは、ハリ感のあるコットン100%でクリーンなムード。その上に羽織ったのは、綿とジュート麻がミックスされたナチュラルな風合いのベスト。キャッチーなステートメント刺しゅうがあしらわれた後ろ姿に、思わず「フレッシュ!」と声に出したくなる。
ドレス¥118,000/ドーバー ストリート マーケット ギンザ(メリッタ バウマイスター) 03-6228-5080 ベスト¥30,000/ヴット(ベルンハルト・ウィルヘルム) 03-3797-1505 ヴィンテージスニーカー¥5,000/OTOE
(右)和風×ストリート。異色の折衷スタイル
細かい千鳥格子柄が躍るセットアップは、光沢のある薄手のバージンウール100%。30℃以下の水温で手洗いできる。ほどよく落ち感のあるジャケットは、幅広の袖で法被のようなシルエット。パンツには複数のジップが配されて、ウエストのサイズを調節できる。インにはアフリカの新鋭ブランド、SUPER YAYAのコットン100%のスウェットパーカをセレクト。ストリート感のあるロゴがきいている。
ジャケット・パンツ各¥64,000/Diptrics(BLESS) 03-3409-0089 中に着たスウェット$215/Super YAYA www.super-yaya.com/superstore/ ヴィンテージスニーカー¥5,000/OTOE
※$1=約111円(5月2日現在)。
(左)異素材のニュアンスを楽しむスポーティシック
ポリウレタン加工が施されたコットンシャツは、綿とは思えないようなハリ感とマットな質感を持ち合わせる。袖口と胸元からのぞくストライプ柄がアクセント。ボトムには体操着のようなラインの入ったポリエステル素材のトラックパンツをセレクト。同系色ながらも異素材が作り出すコントラストが面白い。シュールな雰囲気を漂わせつつもモードな仕上がりに。胸元を大きくはだけて、女性らしい色気もプラス。
シャツ¥44,000/リステア(A.W.A.K.E.) 03-5413-3708 パンツ¥32,000/シスター(バック) 03-5766-3103 スニーカー¥38,000/1729AGENCY.(エリック シェディン)
(右)めいっぱいの甘さをぶつけて、シルエットでメリハリを
コットン100%の柔らかなギンガムチェックスカートに同柄同素材のドレスを重ね、その上に透け感のあるコットン100%のジャカード刺しゅうトップスをレイヤリング。ウエストを共布の紐で結び、シルエットにコントラストをつけて。
ドレス¥74,000・スカート¥58,000/コム デ ギャルソン(トリコ・コム デ ギャルソン) 03-3486-7611 トップス¥120,000/ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーション(ヴィヴィアン・ウエストウッド) 03-5791-0058 リング¥2,200/ビームス ウィメン 渋谷(ランドシヌール) スニーカー¥42,000/イザベル マラン(イザベル マラン エトワール)
モードも家で「洗える」時代です
- 茅野さゆりの「リネンがモードだ!」
- 野村奈央の「白T・タンク良品10選」
- 鈴木美智恵の「目指せ、手洗いマスター!」
- 由田 静の「主役級トップス、全部家で洗えます!」 vol.1
- 由田 静の「主役級トップス、全部家で洗えます!」 vol.2
- 矢内麻友の「洗える服だけでスタイリング、自由演技」
※商品についている洗濯表示に従って、適切な方法での洗濯をおすすめします。photography:Haruki Matsui styling:Mayu Yauchi hair:Takuya Baba〈SEPT〉 make-up:Tomohiro Muramatsu〈SEPT〉 model:Jessica text:Eimi Hayashi
着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!