DESPERATE LIVING/東京、最新ヴィンテージアドレス

スタイルの核となる一着は、ここにあり

ファッション関係者からの信頼が厚い老舗、「デスペレート リビング」。渋谷・宮益坂ビルの取り壊しに伴い、今年の4月に移転したばかりだ。愛され続ける理由のひとつは、そのときのファッションシーンを的確にくみ取った品揃え。「今は90年代後半みたいな感覚を意識しています」とオーナー・牧野さんは語る。たとえば、流行のスリップドレスやストリートなアイテムなど今らしい一枚を手に入れたいときはここを訪れれば間違いない。「新しい発見があるショップですね」と萬波さん。また「医療用やワークウェアなど、本来ファッションを目的としていない服にダーツを施し、構築的なシルエットに仕上げています」というリメイクアイテムも魅力だ。それらが揃って"デスペレートらしい" 唯一無二の世界観となっている。


2枚のワークシャツをつないだリメイクワンピースは、フロントとバックにダーツが施されている。萬波さんの私服スタイルにもマッチしそうな、60年代のサテンパンプスを合わせ、女性らしいエッセンスも添えて。店内でもひときわ存在感のある、テントの試着室にて。
ワンピース¥12,800・バングル(上から)¥4,800・¥7,800・靴¥12,800/デスペレート リビング その他/スタイリスト私物


あえて蛍光灯の白い光を採用した店内。天井から吊られた花や野菜のオーナメントが独特な世界観の演出にひと役買っている

SHOP DATA
DESPERATE LIVING(デスペレート リビング)●東京都渋谷区渋谷3 の25の21 第一平野ビル401 
電話:03-6433-5195 営:12時~20時 休:水曜
http://www.desperate-living.com/