デイウェアからドレスまで、装う楽しさを伝える
草木が茂るアーチを抜けてマンションの階段を上ると、長年ヴィンテージに携わってきた馬淵陽子さんが独立し営む、「サニーヴィンテージ」にたどりつく。昨年12月にオープンした店舗には「誰がどうやって、いつ着るかをイメージして買いつけています」と語る、現代の女性像が明確に落とし込まれたアイテムが揃う。そのラインナップはカジュアルなムードのデイウェアから、緻密な装飾が施されたドレスまでと幅広い。「日本はあまりドレスアップの文化がないけれど、ぜひ昼と夜で着替えて、おしゃれを楽しんでほしい」との考えから、セレクトが偏らないようにしている。ロングドレスが定番の萬波さんは「オジー クラークのドレスが気になっています!」。
アーティストのライブ衣装として使われた、ロンドンの70年代のドレス。光に透ける、柔らかなシフォンシルクに軽やかな空気感を宿して。「ふわりと広がる袖がきれい!」と萬波さん。大胆な柄とグリーンの生地のレイヤードや、アシンメトリーなシルエットなどディテールまで趣向が凝らされた一枚だ。壁のポスターはNYで1978年に開催されたイベントのデッドストックのポスター。デザインが気に入って買いつけたとのこと。ドレス¥200,000/サニーヴィンテージ 靴/スタイリスト私物
爽やかなアンティークキャミソールの、繊細なレースワークに魅了される。レイヤードにおすすめ
SHOP DATA
SUNNY VINTAGE(サニーヴィンテージ)●東京都渋谷区神宮前5の12の10 鈴木マンション308
電話:03-6712-6938 営:12時~19時、~18時(日) 休:月・金曜、第2・第4日曜
http://www.sunny-vintage.jp/