鈴木美智恵の「目指せ、手洗いマスター！」

「ところで、手洗いって具体的にはどうするのが正解？」と、ふと疑問に思った人のために、鈴木美智恵さんが体を張って実践。まずは頼れるグッズを揃え、洗濯のプロに指南を仰ぎ、そして実際にやってみる。手洗いの基本を一から勉強し直しました

1　石油系化学原料や合成香料などを一切使用しないオーガニック液体洗剤。環境にやさしく、汚れもしっかりと落とす。
洗剤（1500㎖）￥1,600／おもちゃ箱（ソーダサン）　03-3759-3479

2　植物由来の柔軟剤「ファブリックソフナー サン」。衣類がふんわりと上質な肌ざわりに仕上がる。
柔軟剤（750㎖）￥700／ピー・エー・ディー・ジャパン（エコベール）　0120-61-9100

3　その名も「THE 洗濯洗剤」。環境の負荷が少ない液体中性洗剤で、界面活性剤を微粒子化する技術を導入。少量でも優れた洗浄力を発揮。
洗剤（500㎖）￥2,500／THE SHOP　03-3217-2008

4　不動の人気の「ウタマロ石けん」。生地に塗り込み、もみ洗いすると頑固な汚れがきれいに落ちる。衣類が真っ白な仕上がりに。
洗濯石鹼（133ｇ）￥160／東邦（ウタマロ）　06-6754-3181

5　クリーニング店用に開発された液体洗剤。衣類を守る成分が高濃度で含まれ、カシミアやシルクも手洗いできる。
洗剤（1000㎖）￥2,500／アスパイラル（プロ・ウォッシュ）　06-6121-6607

6　液体洗剤よりも洗浄力が高いとされる弱アルカリ性の粉末洗剤。爽快なレモンの香りで、環境にやさしく赤ちゃんの服にも安心。
粉末洗剤（500ｇ）￥550／エコストア　03-3261-2893

7　食べこぼし、メイクの汚れ、血液の汚れの3 種類に対応するシミ抜きキット。天然毛ブラシとシミ抜きの解説書つき。
シミ抜きキット￥3,500／木村石鹸工業（りころ）　072-994-7333

8　ベルリンのコインランドリーがブラシ専門メーカーに別注。部分洗いの強い味方。
ブラシ￥850／アンジェ web shop（フレディ・レック・ウォッシュサロン）　http://www.angers-web.com/

9　ノスタルジックな佇まいはホーローならではの味わい。洗面器として使えるだけでなく、そのまま火にかけることもできる。
洗面器〈Ｈ9.6×φ32.3〉￥3,300／野田琺瑯　03-3640-5511

教えてくれた人

レジュイール 代表取締役 古田陽祐さん

麻布十番にあるクリーニングショップの代表。他店で断られたシミもここなら落ちると評判。多くのファッションプロたちが厚い信頼を寄せる。

白いシャツの襟足についた皮脂汚れや袖口の黒ずみなど、普通に洗っても取れない部分汚れには、下洗いが重要。こすりすぎには注意して。

Process 1
皮脂汚れの場合は、油分を取り除くために汚れが気になるところに食器用洗剤を直接すり込み、ぬるま湯でもみ洗い。
食器用洗剤（300㎖）￥600／おもちゃ箱（ソネット）　03-3759-3479

Process 2
袖口の黒ずみには、ランドリーブラシを使用。洗剤をすり込んだ部分にブラシをあてて軽くこすり洗い。汚れがなじんだらお湯にくぐらせて、すすぎを繰り返す。

Process 3
ちなみに、洗濯しても取れない食べこぼしなどの頑固な汚れには市販の酵素入りの洗剤が効果的。汚れた部分に塗り込み酵素が活性化するよう40℃以上のお湯に30分間つけこむ。

デリケートな素材やデザイン性のあるトップスを長く着続けたいなら、洗濯機で洗えるものでも手洗いがおすすめ。ポイントは短時間でやさしく洗うこと。

Process 1
濃い色は色落ちを防ぐため30℃のぬるま湯、白なら40℃以上のお湯を洗い桶に張り、適量の洗剤を入れてなじませる。衣類をたたんだ状態でお湯に浸し、やさしく押し洗いを繰り返す。

Process 2
桶に新たに水を張り、水を流した状態で何度もすすぎ洗いを繰り返す。白いトップスの場合、洗剤をしっかりすすぎ出さないと、洗剤の残りが黄ばみの原因になるので要注意。

Process 3
洗濯機で脱水する。シワを防ぐため30秒程度でOK。その後ハンガーに掛け、手のひらで軽くたたきながらシワを伸ばす。※脱水後に20分ほど乾燥機で乾かすと、シワがきれいに取れる。

洗面器〈Ｈ19×φ44.5〉￥1,800／アンジェ web shop（フレディ・レック・ウォッシュサロン）　http://www.angers-web.com/

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※商品についている洗濯表示に従って、適切な方法での洗濯をおすすめします。hotography:kimyongduck　styling:Michie Suzuki　text:Eimi Hayashi