型にはまらない自由なスタイルが魅力的なダンスユニット姉妹SIS。コロナ禍の停滞したムードの中でも、SNSから発信されるそのほとばしるパワーに、飯島朋子さんは勇気づけられた。
次の世代を背負っていくポジティブさにハマる
S I Sサクラ(以下S) 飯島さん、めっちゃ踊れそうに見えます(笑)!
I いやいや(笑)。動画では、ばぁばが一緒に踊っていて、撮影はお母さんが担当。家族愛から生まれるポジティブなパワーが伝わってきます。閉塞感を感じていたときに、お二人のSNSに出合って、すごく救われました。家族みんな踊りが好きなの?
S 家族全員ダンスも音楽も好きです!
I ジャンルはヒップホップですか?
S I Sチナツ(以下C) はい、他にもさまざまなジャンルのダンスや音楽を取り入れ、私たちのやりたいこと、感じたことを詰め込んだフリースタイルです。
I いいですね、私もフリースタイルのスタイリストです(笑)。うちも姉と妹がいるのでわかりますが、姉妹で活動していると大変じゃないですか?
C たまに喧嘩もしますが、基本的に仲がいいので姉妹でチームを組めてよかったなと思うことのほうが多いです。
I 最初は双子かなと思っていたのですが、3歳も離れているんですね。
S はい! ほぼ100%の確率で双子に間違えられます。
C すべての好みが一緒なので、たまに着たい服がかぶってしまって、そういうときに小競り合いが生じます(笑)。
I 今日の衣装は2種類、2着ずつありますよ(笑)。子どもの頃の思い出に着想したノスタルジックなニットと、踊ったときの形がきれいな風に舞うシャツ。
S ダンス音楽はもちろん、ファッションも大好きなので、今回のような撮影のお仕事をさせていただいて、とてもうれしいです!
I これからの時代はファッションにもパーソナリティが大事ですし、SNSの発信力も大切。これからも、お二人の素敵で楽しい活躍に期待しています!
SISの二人が普段から愛用するジャンプスーツにマスキュリンなシャツを合わせて。クチュール的なシャツが体の動きをダイナミックに彩る。
SIS
大阪市出身。1997年生まれの姉SAKRA(写真右)と2000年生まれの妹CHINATSU(写真左)による、姉妹のダンスユニット。世界最高峰のダンスコンテスト「JAPAN DANCE DELIGHT」で特別賞を受賞する。Instagram(@sistagram_sis)で祖母(73歳)とダンスする様子で大ブレイク。
飯島朋子
神奈川県生まれ。スタイリスト。2000年に独立し、トラッドをベースにしたスタイリングと、夢のあるビジュアルづくりに定評がある。広告やカタログ、ブランドディレクションをはじめ、数々のモード誌で活躍している。Instagram(@iijiytomokoiijima)