座談会に参加した服好き3名が、この春夏に揃えたいアイテムや、偏愛する定番をそれぞれピックアップ。
ファッションライター 栗山愛以さん
"デザイン・コンシャス"な栗山さん。次に狙う一着と愛用品はこちら。
KOCHÉ(コシェ)(右)
フリンジが全面にあしらわれた大胆さと、センシュアルなレースの切り替えが、相反する魅力を宿して。装飾的な"主役級ニット"ながら、どこかリラックスできるオーバーサイズ。「コレクションで見て、ひと目惚れしましたね」(栗山さん)。
フリンジニット¥78,000/エイチ ビューティ&ユース(コシェ)
PLAY COMME des GARÇONS(プレイ・コム デ ギャルソン)(左)
「コム デ ギャルソンのメンズのカーディガンは、リラックスしたシルエットとVネックが好み」(栗山さん)。定番として愛されるカーディガンは、さらりと羽織れるシンプルさもうれしい。一枚持っておけば重宝すること間違いなし!
カーディガン¥22,500/コム デ ギャルソン(プレイ・コム デ ギャルソン)
スタイリスト 清水奈緒美さん
「ニットなら色も冒険できる」と語っていた清水さんが選んだものは?
AURALEE(オーラリー)(右)
カシミアを混紡することで、さらりとした質感を実現。ハイゲージが編める、数少ない国内の工場で丁寧に仕立てている。「カシミアシルクの上質な素材に、ビビッドなピンクの色はまさに私的定番な"オフラインニット"。ラフなTシャツ型もいいですね」(清水さん)。
ニット¥36,000/クリップ クロップ(オーラリー)
J.W.ANDERSON(ジェイ ダブリュー アンダーソン)(左)
「このブランドのニットはいつも可愛くて、つい毎シーズン買ってしまいます。次に狙っているのはメンズライクなビッグサイズに、ランダムなボーダーが爽やかな一着」(清水さん)。落ち着いた色みでシックに着こなせそう。
ボーダーニット¥89,100/エドストローム オフィス(J.W.ANDERSON)
編集H
編集Hが怒濤の展示会巡りでマークしたのは、この二点。
IHNN(イン)(右)
IHNN(イン)は、韓国出身のデザイナーが2014年に立ち上げたブランド。メリハリの潔いコントラストが、ぐっと目を引いて。「まずはやはりこのぱきっとした、今年らしい色合いに惹かれました。個人的な印象ですが、ほっこりしがちなボーダーより、シャープな佇まいのストライプが好きなんです」(編集H)。
ニット¥33,000・ニットスカート¥33,000/ブランドニュース(イン)
Rito(リト)(左)
「どことなく古着のようなニュアンスが自分のワードローブとなじみそう。長めの袖丈も気分です。暖かくなってきたら素肌に着たい」(編集H)。柔らかなパイル地で、春先まで活躍する。
カーディガン¥36,000/THE WALL SHOWROOM(リト)
SOURCE:SPUR 2017年3月号「オフラインニットで、ゆるみたい」
photography:Kenta Sawada styling:Naomi Shimizu hair & make-up:Yoshikazu Miyamoto〈Perle management〉model:Sophie illustration:Mariko Enomoto〈Taiko & Associates〉 cooperation:Yatsugatake Kogen Ongakudo
着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!