東京ブランドのデザイナーが"オフラインニット"を考える/BLAMINK(ブラミンク)の場合

同じ都市に生きるデザイナーたちに、"オフライン"についての問いを投げかけた。導き出されるヒントと、デザインとの関係性は?

Designer:吉武味早子

カシミアやシルクの上質な素材こそ、日常的に着てほしい

 2016年秋冬シーズンからスタートした「BLAMINK」。元ドゥロワーのディレクターを務めた吉武さんが手がけるブランドだ。ニットは、凜とした佇まいながら、どれも体を"オフライン" にゆるめてくれるようななめらかな肌ざわり。「シルクやカシミアの贅沢な素材も、特別なオケージョンにとっておくのではなく、日常的に着てほしい。それが私にとっては普通ですし、素敵なことだと思っています」と吉武さん。今回フォーカスした"白" のスタイリングも、リラクシングかつ女性らしさが感じられる。「白は素材感がいちばん表れる贅沢な色。編み方や糸の具合によってニュアンスや表情がまったく異なるんです」


カシミア100%のふわっとした柔らかさを活かしたニットドレス。けれど子どもっぽくならないよう、スリムなフォルムで仕上げて。インには肌が透けるニットを重ね、質感の違いを堪能したい。
ニット¥55,000・ニットドレス¥76,000(ともにブラミンク)・サンダル¥165,000(GIACOMETTI)/ブラミンク ピアス¥52,000/シンゾーン ルミネ有楽町店(カドー)


"第二の肌"のような透明感が美しいニット。シームレスの設計が、繊細なリブやペプラムをより引き立てる。心地よい素材感も、心をほどけさせて。
ニット¥32,000・パンツ¥76,000/ブラミンク


夏らしいコットン製のサマーニット。肩から流れるようなシルエットや襟の開き具合が、身体のラインを美しく演出する。さらっと着られてカジュアルすぎないデザインは、休日にもぴったり。
ニット¥76,000・ショートパンツ¥64,000/ブラミンク

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SOURCE:SPUR 2017年3月号「オフラインニットで、ゆるみたい」
photography:Kenta Sawada styling:Naomi Shimizu hair & make-up:Yoshikazu Miyamoto〈Perle management〉model:Sophie illustration:Mariko Enomoto〈Taiko & Associates〉 cooperation:Yatsugatake Kogen Ongakudo

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