さまざまなアウターを試着したふたりが選ぶ、“マイベスト旅アウター”は?
ひとりっP:「ラミナー」コレクションのロングコート
ロングコート¥138,000・中に着たダウンのブルゾン¥95,000/ヘルノ・ジャパン(ヘルノ)・パンツ、シューズ/本人私物
ひとりっP's Impression
知るほどに惹かれる、ロングアウターの可能性
「ベストというか、もっと選ばせて欲しいけれど(笑)、1着に絞るならラミナーコレクションのロングコート。今までロングタイプは、重さもあるし足さばきが悪いから、アクティブさが求められる旅アウターとして、あまり選ぶことがなかった。けれどこれは本当にノーストレス。背が高くない私にはロングというよりマキシ丈に近いのに、“子どもが親のコートを着てきちゃった”みたいな服に着られている印象もないし、サイドスリットが入っていてすごく動きやすい。さらに大きめの内ポケットがあるから、ホテルから近くのドラッグストアにちょっと出かけるときに手ぶらで行ける。それでいてモードでスタイリッシュ。このそこはかとない閣下感が最高(笑)。クールなカッコよさをまとえる気がする。私はめったに乗らないけど、ビジネスクラスで『コートお預かりします』ってときにも、このアウターだと誇らしいかも。
中に着ているのは、前身頃がキルティングダウン、後身頃がジャージ、袖がポリエステルのハイブリッドなダウンブルゾン。旅には、GORE-TEXのアウターと中に着る薄手のダウンブルゾンを持って行けば、オールシーズン最強ですよ。どちらも軽いしやわらかい素材だから飛行機内でも着たままでいられるし、コートは上の荷物入れやバッグ内にしまっておいてもシワになりにくいのもポイントです」
ASADA:「ラミナー」コレクションのフーデッドコート
コート¥159,000・中に着たダウンベスト¥92,000/ヘルノ・ジャパン(ヘルノ) スカート、タイツ、シューズ/本人私物
ASADA's Impression
どんなシーンでも頼りになる、マルチでスタイリッシュな一着
「旅アウターには機能性とデザイン性の双方が欠かせません。選んだフーデッドコートは、ウエストにあしらわれた大きな共布ベルトや背面のドローコードをアレンジすれば、シェイプするなどシルエットの変化を楽しめます。アウターでスタイリングのムードに変化をつけられるのは、ワードローブに制限のある海外の旅ではありがたいかぎり。さらに、アームホールがゆったりしているからドルマンスリーブのボリュームのあるトップスもOKだし、絶妙な丈感なのでどんなシルエットのパンツやスカートにもマッチ。GORE-TEX素材で撥水、防風、透湿性に優れているのにアウトドア感が少なくて、カジュアルなアイテムと合わせてもドレスアップできます。まさに、マルチスタイル、マルチシーン、マルチウェザーで使えると思います。
中に重ねたのはヘルノの人気アイテムである半袖のダウンベスト。コートの下に着ると首から肩、背中がすごく暖かいです。肩の切り替えがないから、もたつかないのもいい。コートは透湿性が高いから夏でも快適に過ごせますし、寒くてもダウンジャケットを重ねれば暖かいから、この2着があればどこでも行けると思います。オールシーズン使える汎用性の高さもいいですね。スーツケースに入れておけば、急な悪天候でも“お守り的存在”になってくれそうです」