ふたりが赴いたのは、洗練さと機能性を備えたアウターウェア作りでファッション関係者からの信頼も厚い、イタリア発のブランド「ヘルノ」のショールーム。かつて「SPUR登山部」として一緒にヒマラヤ、エベレスト街道を歩き、コレクション取材ほか数多ある海外出張もこなしてきたひとりっPとASADA。アウトドア派でもありシティ派でもあり、“ハイブリッド”に世界を飛び回るふたりが旅アウターに求める条件とは?
左:(ひとりっP)2レイヤーのGORE-TEX素材を使用したロングコート¥138,000 右:(ASADA)新色のスモーキーピンクのGORE-TEX素材のロングコート¥127,000/ヘルノ・ジャパン(ヘルノ)
PROFILE
ひとりっP
元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。ひとりっぷ歴25年、年間平均出国回数25回を超える海外ひとり旅の達人。
エディターASADA
SPUR副編集長。自然に触れることが好きで、登山やクライミングといったアウトドアな趣味をもつ。コレクション取材ではミラノを担当することが多い。
エディターASADA(以下A) ひとりっP先輩は、意外と旅の荷物が多いですよね。いろんなものが入ってる。
ひとりっP(以下P) そうそう。どこへ行くにも100リットルのソフトキャリーを愛用。ドラえもんのポケット状態で、なんでも入ってる。荷物が多いから、アウターはかさばらないのが大事。あと軽さ。空港や機内でもストレスフリーでもてることが第一かな。あとは着回しがきいて、シワになりにくいとか多少雑に扱っても大丈夫とか、取り扱いが楽だとうれしいよね。
A いろいろ着まわせるのはポイント高いですよね。特に出張の場合はコーディネートにメリハリを求められる。取材先に失礼にならないようカジュアル過ぎてもいけないから、冬のミラノコレクション取材へ行くときはアウターを3着くらい持っていくはめに。できるだけ荷物は軽くしたいから、マルチスタイル、マルチシーン、マルチウェザーで使えるアウターがいいな。
P 厚手のコートは重いし場所をとるから、手持ちのバッグのなかにしまえるくらいが理想だよね。
A 軽くて機能性に優れていてかつドレッシーなスタイリングにも合うアウターってなかなかないんです。かといって、旅先でのおしゃれは諦めたくないし。ドレスアップできるアウターというのは譲れない条件かも。
P そうだね。旅先でのドレスアップは仕事以外の旅でも重要。場所によっては、服装で待遇が変わるし。リッチなホテルや星付きレストランでも臆することなく楽しめる。何よりも自分の気分があがるよね。
A 今日はセレブリティやファッションプロにもファンの多いヘルノのアウターをいろいろ試着できるとのこと(笑)。一緒にお気に入りの相棒を見つけましょう!