#FashionINSPO
ファッショニスタが選ぶ、ブレイク目前のブランドをご紹介。春夏シーズンに立ち上げとなるニューフェイスから、再注目のものまでを国内外問わず青田買い。
コート
編集 I
「日本のオートクチュール界の草分け的企業、細野で服作りを学び、チーフデザイナーを経験した福屋千春さんによって2015-’16年秋冬よりスタート。群を抜く仕立てのよさが魅力」。
背部のジップの開き加減で着こなしが変わるブルゾン¥78,000・裾のフリンジが特徴的なショートパンツ¥38,000/フクヤチハルデザイン(コート)
ボディ
SUPER A MARKET、TOMORROWLAND buyer 大城琴美さん
「先シーズンより取り扱っています。アンティークやヴィンテージをこよなく愛するニューヨークの女性エミリー・ボディによるメンズ服。ショップではユニセックスで提案しています」。
異なるパターンをドッキングさせたノスタルジックな一点物のジャケット¥68,000/SUPER A MARKET(ボディ)
マリーン・セール
Editor 栗山愛以さん
「デザイナーはバレンシアガのチームにも所属していたことがあり、デムナ・ヴァザリア的な要素もありつつ、エキゾチックな表情も持つ。スポーティだけど、 女性らしさを忘れないというのもポイント高いですね」。
スポーツウェアと19世紀中東の衣装の要素を組み合わせたドレス¥341,000/ドーバー ストリート マーケット ギンザ(マリーン・セール)
ホリデイ
編集S
「目白のセレクトショップ"セメント ストア"で出合ったのがきっかけです。都会的で適度に力の抜けたデザイン。マニッシュな女性像にも惹かれます。ディレクター菊池紀子さんのインスタグラムもおしゃれのヒントがいっぱい」。着古した風合いにするべく、ステッチの色はネイビーに。
オールインワン¥33,800/ホリデイ
ラ ダブル ジェイ
編集O
「ジャーナリストのJ.J.マーティンが手がけています。彼女のインスタグラムにたびたび登場するプリントドレスにひと目惚れして調べてみたら、イタリアのシルクファクトリーのアーカイブ生地を使用しているそう。アウター、シャツ、ボトムスなど幅広いラインナップで、メンズとキッズの展開もあり」。
’18年春夏のルックブックより。(日本未入荷)
トムウッド
Stylist 木村舞子さん
「天然石のジュエリーが有名なトムウッドから、デニムラインがこの春初上陸。ジャケット、パンツのほか、キュロット、スカートまで充実のバリエーションで集めたい!」。
背部にアジャスターがついたメンズライクなジャケット¥43,000・股上の深いキャロットタイプのデニムパンツ¥28,000/トムウッド
アーリ
Editor 竹内彩奈さん
「"最高の休日を過ごす服"をコンセプトに、’18年春夏にスタートしたばかり。体を締めつけないリラックスしたシルエット、洗濯や手入れのしやすい素材使いもうれしい。平日にも着たいドレスを個人オーダーしました」。
イタリアの老舗シャツメーカー、カンジオーリ社の生地を使用したドレス¥42,000/UTS PR(アーリ)
ネバー ビフォアー
編集W
「ヴィクトリア・バーレットとステラ石井がニューヨークで立ち上げた、アスレジャーブランド。本気のスポーツウェアと日常のファッションの間にある、思いのほか深い溝を埋めるアプローチが素敵。パステルカラーや蛍光色を嫌味なく取り入れ、ほどよくリラックスしたムード漂うコレクションに胸が弾みます」。
’18年春夏のルックブックより。(日本未入荷)
クードス
編集K
「ジャックムスやJW ANDERSONなどで修業を積んだだけあり、洋服に対するモダンでユニークなアプローチが楽しい。変化球に見えるアイテムでも、仕立てがいいので端正な印象になるんです。そのギャップも面白い。今後の活躍に期待」。
前立てで曲線を描くシャツ¥35,000/MATT.(クードス)
ケイト
Stylist 佐藤里沙さん
「2015-’16年秋冬にニューヨークで始動。デザイナーの髪色にちなんで、"赤毛"を意味するギリシャ語がブランド名の由来。成熟した女性像に宿る可愛らしさと強さのバランスが絶妙で、30代の気持ちを代弁したラインナップが最高です」。
スカートの前後左右にスリットをあしらったドレス¥129,000/エストネーション(ケイト)
コヴェルト
Stylist 井伊百合子さん
「"隠れた"を意味するコヴェルトは、ビッグメゾンに所属する3人の覆面デザイナーによる、ミステリアスなレーベル。有名メゾンと同じ工場で生産している、シンプルだけど遊びのあるリアルクローズです。素材選びやディテールを見ると、服作りへの熱意がビシビシと伝わってくるんです」。
’18年春夏のルックブックより。(日本未入荷)
SOURCE:SPUR 2018年2月号「2018年の#INSPOを探せ」
photography:Shinsuke Sato styling:Maiko Kimura text:Ayana Takeuchi
着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!