プラスチック・ラブ! 艶めけ、乙女たち

#FashionINSPO

春夏コレクションで目立ったPVCのアイテムの中でも強烈な印象を残したのは、コム デ ギャルソンの造形作品のようなドレス。ほかにも大胆な素材使いのトップス、ボトムス、ブーツなどがさまざまなメゾンから登場。先日行われた東京コレクションでもその潮流は顕著で、アウター類だけでなく、ここまで日常着に落とし込まれたのは新鮮な動きだ。今どきの"違和感"を連れてくるルックの数々が、2018年のニューウェーブを予感させる。

「立体的なグラフィティー」をテーマに、二次元のものを三次元に落とし込んだコム デ ギャルソン。ぷっくりとした発色のよいPVCの質感は、チューブから出したばかりの絵の具を連想させる。そんなドレスを着て、漫画のヒロインのようににっこりとほほえんで。「メリッサ」とタッグを組んだ、ラバー素材のシューズを足もとに選んだら、ミニマルだけど個性が弾けるルックが完成。
ドレス¥73,000〈青山店限定〉・「メリッサ」シューズ〈ヒール5.5㎝〉¥30,000/コム デ ギャルソン

1 ハードな印象になりやすいパテントレザーを、ポルカドットで可愛らしく仕上げた。袖のギャザーや薔薇モチーフのボタン使いなど、ディテールにもこだわりが詰まった一着。
ジャケット¥66,000/k3 OFFICE(G.V.G.V.)

2 ハイウエストでトレンカタイプのパンツ。先端はラメ加工をしたゴム素材で遊び心もあり、はきやすさも保証。
パンツ¥33,000/エスティーム プレス(ファイブノット)

3 ベルトを通す大きなハトメを両脇下と背中にあしらった、インダストリアルなデザイン。フロントの生地を折り返すことで生まれたスカート部分の隙がセンシュアルな抜けをつくる。
ドレス¥55,000/YOHEI OHNO

SOURCE:SPUR 2018年2月号「2018年の#INSPOを探せ」
photography:Akihito Igarashi〈TRON〉 styling:Maiko Kimura hair & make-up:Fumiko Hiraga〈SENSE OF HUMOUR〉 model:Marine text:Ayana Takeuchi

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着たい服はどこにある?
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