2018.04.17

今年の水着「ベストアンサー」を語る

「結局、これ着れば今年らしいってものはどれ?」「ぶっちゃけ、100グラムでもいいからやせて見えたい!」……リースした水着の山を前に、担当編集とスタイリストが本音トーク

「ワンショルダー」と「ハイウエスト」はおさえとけ!

編集O(以下) そもそも展示会巡りをしていて、「あれ、今年は妙に水着がたくさんあるぞ……!?」というのがこの企画の発端だったんだけど。
スタイリストY(以下) 去年も水着特集を担当したんですが、確かに今年は数が圧倒的に多い&店頭に並ぶ時期が早いという印象ですね。
 去年の水着とどう違うの?
 まず感じたのは、ワンピースの勢力がすごい! ってこと。少し前は断然ビキニのほうが可愛いものは多かったけど、今は大人が着られるモードなワンピースが増えてきてるな~と。
 確かに、いっぱいあるかも! でも、ワンピースって露出が少ない分、難易度が低いかと思いきや、シンプルなデザインを選んじゃうと相当スタイルのいい人じゃない限り、ズドーンと間延びして見えちゃう危険性もあるんだよね。
 やりすぎないぐらいのちょっとしたディテールとか、ある程度肌を見せるような、こだわったカッティングが大人には必要ですね。その点でいいなと思ったトレンドは みたいな「ワンショルダー」


大きなボウを結んだかのようなワンショルダーデザイン。胸下の素肌をのぞかせて女性らしく。水着¥45,000/エストネーション(マリシア スイム) 03-5159-7800


ボヘミアンなムードのシックな小花模様。ワンショルダーのフリルが甘さを添える。水着¥30,000/イザベル マラン(イザベル マラン エトワール)03-5772-0412

適度に肌見せしつつ、なんとなく「こなれて」見えるのがいい感じなんですかね。bみたいなフリルつきだと、肩や胸もカムフラージュできるし。
 ビキニのデザインも変わってきてるよね。みたいなワンショルダーも見かけるし、去年ぐらいからハイウエストのボトムd・e)が本当に多くなった。ちょいレトロなムードが新鮮ってのもあるけど、おへそぎりぎりサイズの安心感たるや!(笑)

水着¥45,000・サングラス¥53,000/ フェンディ ジャパン(フェンディ) 03-3514-6187

ツヤ感のある素材がエレガントなムード。トップの背中はシルバーのバックルで留める仕様になっており、シックなアクセント。ボトムのサイドはメッシュ素材で表情豊かに。ビキニトップ¥35,000・ボトム¥35,000/コロネット(フォルテ フォルテ) 03-5216-6518

上下を自由に組み合わせるという提案もますます増えている。チェックのトップにグリーンのボトムを組み合わせて。下半身が気になる人にもうれしいフレアショーツ型。ビキニトップ¥13,000・ショートパンツ¥15,000/ナゴンスタンス 03-6730-9191

 ただ、一歩間違えるとやっぱり「デカパン」感が出てきちゃうので、色や柄にポイントがあるものを選ぶとか、ボトムはハイウエストだけどトップは思いきって肌を露出するデザインにするなど、工夫が必要かも。

余計な装飾はせず、シンプルに色で遊ぶというスイムウェアも今年は豊富。絶妙な色出しのイエローは、色白の人にも日焼け肌の人にもマッチする。ビキニトップ¥14,000・ボトム¥12,000/スティーブン アラン トーキョー(ニュー スウィム) 03-5428-4747

モードな大人に朗報です。このブランドの、この新作

 みたいに、上下別売りで好きなものを選べるところも増えてる。
 この「ナゴンスタンス」、業界でも大注目の新レーベルですよ。「エンフォルド」の植田みずきさんが手がける、旅先や休日のためのウェアのブランドなんだけど、水着&ビーチまわりのアイテムがとにかく充実。
 のフレアショーツ型のボトムとか、のぬれても大丈夫なワンピースとか、体形的にいろいろ気になってくる大人にも本当にやさしい(涙)。特に小さな子どもを持つママは、キッズの水遊びにつき合わないといけないもんね。大人のモード感を漂わせつつも体形カバーもできるなんて素晴らしいわ。

スイムウェアと同じ素材で作られたバルーンワンピースは、「エンフォルド」から生まれた注目ブランドより。ブラカップも内蔵されており便利。ワンピース¥19,000/ナゴンスタンス 03-6730-9191

 素晴らしいといえば、ユニクロユーh)のことも語らねばですよ!

人気の「ユニクロ ユー」から今年も水着が登場。ビビッドなグリーンにブルーのパイピングが映える。色違いで揃えたくなるプライスにも注目。ビキニトップ¥1,990・ボトム¥990〈ともに4月上旬発売予定〉/UNIQLO(ユニクロ ユー) 0120-170-296

 シンプルでスポーティだけど、ほどよく女らしさもあって発色がきれい。この「すべてがちょうどいい」水着が、なんと税抜きアンダー3000円なんですよ。これは欲しくなる!
 カラバリも4色あるし、みんなが「マイ・ベーシック」な一着を選べそうですね。2着目としてもおすすめ。

水着と洋服の境界線はもはやない。自由に楽しめ!

 今回、いろいろ見て驚いたのが、ラッシュガードなど、水着まわりのアイテムも進化してる!ってこと。なんてちょっとおしゃれなショート丈のスウェットにしか見えないもん。

まるでトップスのようなこちらは実はラッシュガード。カリフォルニア発のスタイリッシュなサーフブランドよりピックアップ。ラッシュガード¥10,800/ピルグリム サーフ+サプライ(シーア)03-5459-1690

 これは西海岸発のサーフブランドのラッシュガードですね。プリントが可愛かったりと、「スポーツ一辺倒」じゃないデザインのものが増えてる。
 私が最近気になってるのがレギンスタイプのラッシュガード。私、サーフィンなんてまったくやらないんですが(笑)、以前シュノーケリングしてたら、もも~ふくらはぎの裏側だけがこんがり焼けて、夜も眠れないぐらいになっちゃったことがあって。みたいな南国プリントだと気分も上がる。

脚も絶対日焼けしたくない! という人にはレギンスタイプのラッシュガードがおすすめ。サーフィンやシュノーケリングのときにも重宝。ラッシュガード¥4,800/ボードライダーズジャパン(ロキシー)0120-32-9190

 ほかにも、プールサイドでも街でも着られる速乾性のスカートだったり、機能性とデザインを兼ね備えたアイテムがたくさん出てきてますね。もはや「スイムウェア」と「洋服」の境界線はなくなってきてるのかも。
 水着をインナー代わりに着て、トップスからのぞかせるスタイリングもまだ続きそうだしね。とにかく、今年は水着の当たり年。もう何年も買ってないって人も、今年なら自分にぴったりのものが絶対見つかりますよ!

掲載アイテムはこちら!

FEATURE