黒のワンピースは定番だからこそ色あせず、季節を超えていく

スタイリスト矢内麻友さん

「自宅で過ごす数カ月を経て、生活をきちんと整えたり見つめ直すという作業を改めてするようになりました。その助けとなってくれたのが『黒い服』。今季のトレンドでもあり、まとうと『よし!』と身が引き締まる色でもあります。さまざまなシーンに寄り添ってくれる黒いワンピースはまさに『3.75シーズン』服。だからこそ常にアップデートは必要だと思っていて、今年はクラシックでフェミニンなデザインでスタイリングにバリエーションをつけて、季節感も出したい。黒という色は包容力が高い。だからこそ、ほぼオールシーズンで自分らしいスタイリングを楽しめる服だとも考えています」

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ワンピース¥169,000・ニット¥66,000・ブローチ(上)¥42,000・ブローチ(下)¥48,000/メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ) ソックス¥5,000/ぽこ・あ・ぽこ(シックアペル) 靴¥106,000/トッズ・ジャパン(トッズ)

ライニングを外に出したようなインサイドアウトのスカートが目を引くボックスシルエットの一枚。シンプルなポロニットに重ねつつ、ピンブローチで遊びを加えて。

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ワンピース¥169,000/メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ) ジャケット¥285,000/ジルサンダージャパン(ジル サンダー) 下に重ねたスカート¥81,000/Acne Studios Aoyama(Acne Studios) 靴¥83,000/トッズ・ジャパン(トッズ)

「オールブラックだからこそ、素材感の違いを楽しみたい」。ジャケットスタイルにはさらにワンピースの下にシアーなスカートを重ねる。裾のファーがグラマラスなアクセント。

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ワンピース¥169,000・ジャケット¥168,000/メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ) 上に重ねたネットトップス¥41,000/コム デ ギャルソン(ノワール ケイ ニノミヤ) つけ襟¥23,000/エストネーション(キャサリン オスティ)

ナイロン素材のレオパード柄ジャケットとテイストミックス。さらにネットトップスを上から重ね、つけ襟でゴスなムードをプラス。

レディライクな黒のワンピースが気分。レイヤリングも楽しみたい

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ワンピース¥135,000/イザ(パトゥ)

胸元のドレープが、シャツドレスにフェミニンなニュアンスをプラスする。ウエストは細く絞られており、裾に向かってやわらかく広がるシルエット。ギョーム・アンリのエスプリが光る。

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ワンピース¥106,000/エンメ(レジーナ ピョウ)

シンプルなフォルムの長袖ドレス。デコルテ部分が大胆にカットされており、ホルターネック状の細いストラップがアクセサリーのように首元を彩る。

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ワンピース¥109,000/インターナショナルギャラリー ビームス(レンリ スー)

ロンドンで学んだ中国人デザイナーによる注目ブランド。トップとスカートで素材を変えた一枚はベロアに施された胸元の刺しゅうと繊細なストラップがポイントに。

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ワンピース¥71,000/マーク ジェイコブス カスタマーセンター(マーク ジェイコブス)

体にフィットするプリーツ素材のミニドレス。襟ぐりとアームホールにあしらわれた立体的なフリルが華やかなアクセントに。

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ワンピース¥85,000/リステア(1017 アリクス 9エスエム)

光沢のある素材とベルトのバックルがスポーティな印象をもたらすノースリーブドレス。フロントのスリットは深めなので、パンツを合わせてレイヤリングも。

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ワンピース¥62,000/オカイユ(テン ハンドクラフテッド モダン)

ハリのあるシルクウール素材を使ったシャツワンピース。両サイドにあしらわれたビッグサイズのポケットや、取りはずし可能な襟など細部にツイストが。