スタイリスト須貝朗子さん
「ワードローブを大々的に整理して、最終的に手もとに残したいなと思ったのは『潔く、美しい服』。どのシーズンにも着られるということを考えると、シンプルなカッティングとこだわりのつまった美しい素材感などが重要なのだなと改めて感じています。現在、『今シーズンは絶対これ!』というトレンドの方向性ではなくなったからこそ、自分らしい装いのためのベースとしてのきれいな服が『3.75シーズン服』なのでは。移り変わる季節に合わせたスタイリングを楽しむ“土台”と言える存在です。最近は異国情緒を感じるプリミティブなアイテムをプラスしつつ、あくまでもモダンに着こなすスタイリングが気になっています」