可憐さと強さを併せ持つメゾンのホワイト。白昼夢を見ているかのような気分に浸れる、心浮き立つ珠玉の4ルックをお届け
DIOR
ディオールの3代目アーティスティック ディレクターを務めた、マルク・ボアン。彼が提案した1961年の「スリムルック」をフレッシュに再解釈した2022年春夏コレクション。当時を象徴するIラインのシルエットをベースに、フロントのジップアップ、腰下から切り替わるプリーツスカートでピュアなミニドレスをスポーティに味つけした。さらに、装いにネオ感を投じるのは、目を引くシューレースのネオンカラー。モダンな装いに、遊び心をひとさじ添えて。
CHLOÉ
愛をテーマに掲げ、自然界からインスピレーションを得たクロエ。得意とするボーホーシックな世界観を体現するドレスは、初夏の風をはらみ、やさしく揺れるカシミヤシルクを使用した。そんな柔らかな素材感の一着に強さをもたらすのは、長いフリンジとシェルが目を引く"LARRY"ネックレスだ。ピュアな中に、ブレない芯のあるクロエガールが浮かび上がる。
FENDI
NYの伝説のクラブ「スタジオ54」のグラマラスなムードを落とし込み、パワフルな女性らしさを描いたフェンディ。ブラトップを取り入れたセンシュアルな装いを、無垢なホワイトで提案する。上半身をすっぽりと覆うハリ感のあるケープを優雅にまとい、ハイウエストのボトムを合わせて。トップの露出はフロントの三角ゾーンだけにとどめ、上品かつマチュアにまとめあげる。
VALENTINO
メゾンが誇る、クチュリエの技術をイブニングウェアだけでなく、リアリティあるアイテムに落とし込んだヴァレンティノ。オーバーサイズのシャツは、肩から胸下にかけてレースのディテールを配し、ロマンティックな一枚に仕上げた。トレンドにカムバックしたミニスカートの足もとはグラディエーターサンダルでY2Kの気分を優雅にミックス。