2021.12.13

長く愛せる名品を選ぶ理由

CELINE ウェスタンブーツ/臼田あさ美さん(女優)

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ウェスタン ハイブーツ〈ヒール5㎝〉¥187,000・ノースリーブフーディ¥583,000・デニムジャケット(仕様変更あり)¥187,000・スカート¥418,000/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン)

「SNSや雑誌で目にするうちに、自分のスタイルに取り入れてみたいと思うようになった」と臼田さん。ウェスタンハイブーツは上質な黒のカーフスキンで仕立てられたもの。柔らかい革は、履くうちになじんでくる。足を長く見せてくれるアーモンドトゥの先端にはメタルディテールを配して、辛口な表情を加えている。

 

自分のスタイルを補ってパワーアップするブーツ

ヴィンテージやトムボーイなスタイルが好きという臼田あさ美さん。この秋に手に入れたいものとしてセリーヌのウェスタンブーツを挙げた。
「普段はヴィンテージショップで買い物をすることが多く、本格的なウェスタンブーツを店頭でよく目にしていました。クラシックなデザインにも惹かれますが、年を重ねて大人になったので、どこかシャープな印象のデザインを選ぶべきだなと。その気持ちにぴたりとハマったのがセリーヌでした」

筒の部分が長く、ノーズはすらりとした細身のシルエット。セリーヌのウェスタンブーツはクールな印象だ。
「たとえば、デニムと合わせるにしてもグレーやピンクなど、スタンダードではない色を選んだり、ワンピースと合わせるにしてもコットン素材ではなくて、シルクのロングドレスを選んだり。ウェスタンとは真逆のムードのものを合わせたい。ドレスの足もとから爪先だけちらっとこのウェスタンブーツが見えているなど、エレガントに見えるポイントも必要だと思います」

オンラインで買うよりも、試着して素材に触れて確かめてから買うことが多いという臼田さん。最近は長く使えるかという点も重要だと考えている。
「ウェスタンブーツって、周期的にトレンドがきますよね。今、買っても、5年後、10年後にも出番が来るので長く楽しめると思うんです。このブーツは革が柔らかくて、撮影中の短時間でも自分になじんでくるような感覚に。履いた瞬間にいいものなんだなとわかります。トレンドに流されずに、長く愛せるアイテムになりそうです」

Profile
1984年10月生まれ、女優。映画では、『南瓜とマヨネーズ』『架空OL日記』『私をくいとめて』『ムーンライト・シャドウ』などに出演。ドラマでは、「家売るオンナ」「アンサング・シンデレラ」「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」など、数多く出演。また映画『ウェディング・ハイ』が2022年3月12日公開予定。

DIOR ブックトート/村上佳菜子さん(プロフィギュアスケーター)

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ディオール ブックトート〈H28×W36.5×D17.5〉¥429,000・ジャケット¥572,000・スカート¥638,000・ブーツ¥223,300/クリスチャン ディオール(ディオール)

「個性的な服も大好きですし、モードなファッションにもどんどん挑戦してみたいです!」と撮影に挑んだ村上さん。バッグを美しく見せるポージングではさすがの柔軟性を披露! 新作のバッグはアーティストのピエトロ・ルッフォが描く神秘的な星座のモチーフ「ディオール ゾディアック」のエンブロイダリーをあしらって。コンパクトなサイズ感はデイリーなスタイルにもフィットする。

 

定番としての安定感もありスタイリングにきく

フィギュアスケート選手を引退して以来、解説者、タレント、女優と活躍の幅を広げている村上佳菜子さん。現役時代からファッションが大好きという村上さんが狙っているのはディオールのブックトートだ。

「27歳になったので、そろそろ本気で”いいもの”を手に入れたいんです。ブックトートは友人が持っているのを見て、スタイリング全体のアクセントとしてきいているところに注目していました。定番としての安定感もありますし、シーズンごとに新しいデザインも登場するので、まだひとつに絞れなくて! 撮影で実際に持ってみると実用的だし、使い込んでいくうちに、くったりしてきても可愛いんだろうなと想像が膨らんでいます」

ファッション界の友人も多いという村上さんはショッピングも大好き。さまざまなスタイルに興味津々だ。

「いろいろとチャレンジするうちに、値段を確認せず高額の商品を手に取ってしまって断れなくなったり、買っても着なくなってしまったり……。数々の失敗を経てわかったのは、本当に自分が着た姿を想像できるか?が大切だということ。スポーツをしてきたので、お尻と腿がしっかりしているのがコンプレックスで、シルエットがきれいに見えるかも重要です。試着するのが苦手なんですが、ちゃんと身につけて鏡を見たり、靴だったら実際に履いて歩いてみたりを心がけて。渡辺直美さんのように自分のことをよく理解して、個性的でいられる人が目標。自分を知ることが第一歩だと思っています。結果的にそうして選んだものは長く使っていますね」

Profile
1994年生まれ、名古屋市出身。プロフィギュアスケーター、解説者、タレント、女優。3歳からスケートを始め、2010年に世界ジュニア選手権優勝。’14年にはソチ五輪に出場。同年の四大陸選手権で優勝。’17年に引退。今年、所属事務所を新たにし、さらに幅広い芸能活動を展開中。

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