TIP.4 今さら聞けない、デニムQ＆A

A1. タフでデイリーなデニムだけど、お気に入りの一本は長く大切にはきたいもの。購入したてのハリのあるデニムが好きという佐藤さんが愛用しているのは、リブレのデニムウォッシュ。「右はストレッチの入っていないデニムに使っています。汚れを落としながら、色落ちを防いでくれて、シャキッとした仕上がりに。洗濯機でも手洗いでも使えます。クリーニングのプロが考案した洗剤なので、安心感もありますよね。逆にストレッチの入ったものには、左のランドリーディタージェントをおすすめします。洗うときの縮みを抑え、ふんわりと仕上がるのでデニムの伸縮性が保たれます。ちなみにカシミヤニットやレーヨンシャツもこちらで洗うと新品のようになって驚きです」。

A2. 「個人的に＂この人おしゃれだな＂と思う人がはいているものは、リーバイスの501Ⓡスキニーデニムだったりします。お尻からももまでは少し余裕のある501Ⓡの典型的なシルエットなんですが、ふくらはぎあたりはシュッと細くなってる。白いＴシャツ1枚ではいていても、自分に似合うものがわかっていて、スタイルが確立している女性に見えるんですよね。どんな人にも一度はトライしてみることをおすすめしたいですね」。

A3. 「駆け込み寺として覚えておいてほしいのはトゥ エ モン トレゾアというブランドです。日本の女性デザイナー、佐原愛美さんが手がけるデニムは日本人女性のサイズ感でもしっくりくる。現代女性のライフスタイルに合うシルエットという考え方にも共感できます。バリエーションも豊富なので、きっと似合うものが見つかると思いますよ」。2010年からスタートした日本の「トゥ エ モン トレゾア」。2021年よりデニムに特化したブランドとして注目を集めている。デニムの型名には色石の名がつけられており、フロントボタンのステッチカラーが呼応しているディテールも乙女心をくすぐる。

A4. 「スラックスタイプを選ぶのがコツ。センタープレスされたきれいなデニムを選ぶと、さらにバランスよく見えます。トップスはインしてコンパクトにまとめるのが鉄板ですが、今年なら白シャツをアウトして、フロントを開けて少しおなかを見せてはくのもスッキリして見えると思います」。

A5. カジュアルになりがちなオーバーオールをクールに見せるのは簡単、と佐藤さん。「今季はデニムonデニムをおすすめします。ジャストサイズで着られるオーバーオールの下に硬めのデニムのトップスを重ねてみてください。濃い色で合わせると、着こなしが締まって見えます。どうしてもカジュアルになりがちなので、ゆるく着ないのがカギだと思います」。

A6. 「アップサイクルなデニムの選択肢が増えてきています。伊勢丹新宿店では3月23日から『デニム de ミライ〜DENIM PROJECT〜』と題したイベントが開催されます。リーバイスⓇ 501Ⓡのユーズドストックを約50のブランドやクリエイターと協業した150型以上の多彩なアイテムで展開。ほか、スノーピークでは、直営店に設置したボックスでコットン製品を回収し、アップサイクルコットンを利用したデニムなどを再生産するという取り組みも始まっています。デニムも使い捨てるのではなく、環境に配慮したものを選ぶことが大切になってきていますね」。

トレンドアイテム、どれを買う？ どう着る？ デニム・パビリオンへようこそ 特集TOP