スタイリストがリアルに買いたいと思ったアイテムを紹介する、本誌のレギュラー企画がオンラインにも登場。今月は、SPUR10月号よりお届け。
丸山さんが今季狙っているのは、ヴィンテージライクだけど今っぽいモード感も兼ね備えたアイテム。「この秋は久しぶりに古着屋で服を買いたい気分です。ただ10代や20代の頃と違って、今の自分が着られる古着は限られてきているのも事実。なので"古着屋にありそうなもの"をテーマに集めてみました」。
1. PRADA(プラダ)
ビーズ刺しゅうが施されたノスタルジックなアンゴラニット。「おばあちゃんの服のような懐かしさがありながらも形は女らしい、そのバランスが秀逸です」
カーディガン¥378,000(予定価格)/プラダ ジャパン(プラダ)
0120-559-914
2. ROGER VIVIER(ロジェ ヴィヴィエ)
ぬくもりのあるカーフスエードにメタリックヒールがメリハリをきかせる。 「ベーシックで合わせやすい靴よりも、主役級のインパクトのあるものが好き。フォルムが美しいのも大事なポイントです」
ブーツ〈ヒール7㎝〉¥169,000/ ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ)
0120-957-940
3. FOUNDRAE(ファウンドレ)
紋章のモチーフがアンティーク感のあるファウンドレのリング。「どこか神秘的で 大人の遊び心を感じます。ジャラジャラと重ねづけを楽しみたい」
リング(左・中央)各¥373,000・(右)¥450,000/ユナイテッドアローズ 原宿本店(ファウンドレ)
03-3479-8180
4. TORY BURCH(トリーバーチ)
19世紀の詩人、カヴァフィの詩の一節が描かれたブリーフケースは収納力抜群。ショルダーストラップつきの2way仕様。 「マニッシュな形とトラッドなムードに惹かれました。ハンドライティング風のテキストも今年らしい」
バッグ〈H33×W41×D8〉¥140,000/トリー バーチ ジャパン(トリー バーチ)
0120-705-710
5. RÉGIME DES FLEURS(レジュメ・デ・フルール)
ファッション以外のものにもヴィンテージライクな要素を取り入れたい丸山さんが惚れ込んだのは、日本初上陸の香水メゾン、レジュメ・デ・フルールの「ターコイズ」。パステル調のボトルは王妃マリー・アントワネットが愛した宝石、ターコイズをイメージ。甘やかな 花蜜の香りにスパイシーなラストノートが印象的。「エキゾチックな香りとストーリー性のあるボトルが素敵。クラシカルだけどマットな質感でモダンさもある」
香水「ターコイズ」(33㎖)¥45,000/エストネーション(レジュメ・デ・フルール)
03-5159-7800
6. BATSHEVA(バットシェバ)
パフスリーブとフリルがヴィクトリアンなムードのドレス。 「着ると肩が膨らんで、そのシルエットが抜群にモード。デニムパンツと合わせたいです」
ドレス¥109,000/ロンハーマン(バットシェバ)
03-3402-6839
PROFILE/丸山佑香(まるやま ゆうか)
東京都生まれ。松尾千鶴子さんに師事し、2005年に独立。SPURをはじめとする数々のモード誌で活躍中。今本気で探しているのがヴィンテージのドレス。日々、古着屋を巡っている。
SOURCE:SPUR 2017年10月号「SPUR finds…/スタイリストの今月の欲しいもの」
photography:Takehiro Uochi〈TENT〉 styling:Yuuka Maruyama〈makiura office〉 text:Eimi Hayashi
着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!