審美眼の高さで国内外のアーティストから信頼の厚い一ツ山さんがこの夏惹かれるのは、70年代スタイル。ヴィンテージをそのまま着るのではなく、「今らしさを加えたモダンなアイテムがシックだと思います」と進化したセブンティーズに注目。カラーやアクセサリー使いで単調になりがちな夏を攻略する。
1.BURBERRY(バーバリー)
マスキュリンなデザインのセンタープレスパンツは、きちんとしたスタイリングの主役に。地厚の生地が脚やヒップのラインをカバー。「クラシックなブルーがエレガント。落ち着いたトーンでありながらアクセントにもなる色です」。
パンツ¥78,000/バーバリー・ジャパン(バーバリー)
0066-33-812819
2.CÉLINE(セリーヌ)
シルエットの美しさ、素材の上質さが極まった一枚。品のあるベージュカラーが大人の女性に似合う。「ベージュはベースに取り入れることの多いカラー。たとえばボトムには1のパンツを合わせたり、シャープな印象で着たいです」。
シャツ¥120,000/セリーヌ ジャパン(セリーヌ)
03-5414-1401
3.ALAIN MIKLI(アラン ミクリ)
一ツ山さんの夏のシグネチャー、サングラス。今季は、キャットアイのフレームでクールなインパクトをプラスしたい気分だそう。「シンプルでソリッドなシルエットがいいですね」。
サングラス¥39,000/ミクリ ジャポン(アラン ミクリ)
03-3401-7981
4.CALVIN KLEIN(カルバン・クライン)
ビビッドなカラー、誇張したフリンジが印象的な、今季のブランドのムードが詰まったクラッチ。「バッグもスタイリングの一部だから、毎日替えます。このクラッチはさし色にも」。
バッグ〈H21.5×W30.5×D1.5〉¥33,000/オンワード樫山 お客様相談室(カルバン・クライン)
03-5476-5811
5.LOEWE(ロエベ)
ショートヘアの一ツ山さんにとって、耳元のアクセサリーは毎日欠かせないもの。"旅する女性"がテーマの春夏コレクションでお目見えした、プレイフルなピアスにひと目惚れ。貝殻の光沢感やゴールドのステムがラグジュアリーに仕上げる。「まるでアートピースのよう。ナチュラルなモチーフと対照的なミニマルな金具のデザインも素敵です」。
ピアス¥46,000/ロエベ ジャパン カスタマーサービス(ロエベ)
03-6215-6116
6.FRESH SERVICE(フレッシュサービス)
パリの無名アーティストによる70年代の作品。当時のモダニズムを感じて。「生活の中にアートを取り入れるのが最近楽しくて。有機的で美しいデザインが気に入っています」。
オブジェ¥148,000/FreshService headquarters(フレッシュサービス)
03-5775-4755
PROFILE/一ツ山佳子(ひとつやま けいこ)
トップアーティストのスタイリングからブランドのディレクションまで多岐にわたり活躍。今年は「毎日を丁寧に生活する」をテーマに、思い立ったら小旅行へ出かけるのがブーム。
SOURCE:SPUR 2018年7月号「SPUR finds…/スタイリストの『今月の欲しいもの』」
photography:Takehiro Uochi〈TENT〉 styling:Keiko Hitotsuyama〈SLITS〉 text:Momoko Yokomizo