1.CHANEL
メタリックなグラデーションカラーがきらめく、チェーンバッグ。「大胆に振り切ったカラーリングが素敵。かといってTPOを選ばず、ドレスアップしたときにも似合うのはさすが。バッグはスタイリングを底上げしてくれるような、存在感のあるデザインに惹かれます」。
2.PLAN C
マキシ丈のシャツドレスは取りはずし可能な共布のボウタイがつき、ヴィンテージライクなムードも。「フラワープリントのワンピースは昔から好きなアイテム。中でもプラン Cのテキスタイルや色彩は抜群に可愛い。5のブーツでハズシをきかせて、コーディネートしてみたい」。
3.CAMP ON PARADE
キャンプにハマる古田さんが今一番欲しいのは、人気アウトドアショップのオリジナル灯油ランプ。昔ながらの温かみのある光で場を照らしてくれる。「自分にとってキャンプの醍醐味は、夜にランプをともしてコーヒーを飲む時間。気に入ったものを少しずつ集めています」。
4.REPOSSI
古代キプロスのブレスレットを着想源にしたコレクションからセレクト。「一生モノとして欲しいアイテム。ピンクゴールドは肌なじみがよく、モダンなデザインも好み」。
5.BOTTEGA VENETA
スリムなラインの筒まわりがマチュアなサイドゴアブーツ。「白いブーツでカジュアルなものを探していて、ひと目惚れしました。ハードすぎない佇まいが絶妙。厚めのソールで全身のバランスも取りやすい」。
6.MAISON MARGIELA
マッキントッシュ製のチェック柄トレンチコート。「ウエストマークでコートをグラマラスに昇華するというジョン・ガリアーノの発想に共感。もともと2種類のベルトがついていますが、あえて白いエナメルのベルトを巻きたい」。
PROFILE／古田千晶（ふるた ちあき）
モード誌、広告のスタイリングを中心に、アパレルの監修なども手がける。ステイホーム期間には初挑戦のメニューを作ったり、デザイナーや作り手の記事を読んだり、インプットの時間の大切さを実感。「断捨離もでき、改めて好きなものが研ぎ澄まされた気がしましたね」
SOURCE：SPUR 2020年9月号「SPUR finds…／『スタイリストの欲しいもの』」
photography: Takehiro Uochi 〈TENT〉 styling: Chiaki Furuta text: Momoko Yokomizo
