1.MM6 MAISON MARGIELA
立ち襟がロマンティックなコットンのシャツドレス。「季節感の異なるアイテムをミックスさせたスタイルが好きです。カラータイツと黒のエナメルシューズを合わせて。大人としてガーリーをどう着るのかという挑戦でもあります」。
2.UNDERCOVER
パンチのきいたカラーとグラフィックが攻めの姿勢に。フロントはサテン、袖にフリースを採用。「服選びの基準は、着ていて楽しくなるか。ピンクは自分の中で定番カラーですが、ひとひねりあったほうが普段の着こなしになじみます。ボトムスはきれいなストレートパンツを合わせたい気分」。
3.PATOU
ウール100％のニットに、フランス人漫画家のジャン・ボスクによるセーラーのイラストを施して。「冬もＴシャツなど薄着で過ごすことが多いのですが、プレイフルな刺しゅうに惹かれて。子ども心を思い出し、胸がキュンとします。ニットをメインに、太めのチノパンとスタイリングして、男前な雰囲気に」。
4.ÉCHAPPER
エイトンのディレクターが手がけるライフスタイルブランドから、草木染めの麻タオル。「自粛期間を経て、日々使う身近なものをランクアップさせたい気持ちに」。
5.LEMAIRE
ハイゲージニットのジャンプスーツは、ゆるっと心地よいシルエット。「ジャンプスーツはたくさん持っているけれど、ニットは新鮮。サイズ感や遊びがある首元のデザインも好み。珍しく今年は茶系カラーが気になっています」。
6.THE NORTH FACE
竹製天板のローテーブル。脚は折りたたむことができ、収納用バッグが付属。「サイズ違いをベランダ用に購入したら、すごく便利で活躍中。ワークテイストなデザインも気に入っていて室内用に」。
PROFILE／ 山本マナ（やまもと まな）
北海道出身。モード誌をはじめ、広告やカタログのスタイリングも手がける人気スタイリスト。自身がこれまで手がけてきた作品を海外に向けて発信したいという思いから、今年、ネット上に架空のギャラリー「SNÖ」を開設した。年内に新しいエキシビションを更新する予定。
SOURCE：SPUR 2020年12月号「SPUR finds…／『スタイリストの欲しいもの』」
photography: Shinsuke Sato styling: Mana Yamamoto text: Momoko Yokomizo
