3月4日、パリ・ファッションウイークたけなわ! この日の朝いちばんのショーは、ジョナサン・アンダーソンによる、ロエベ。彼がアーティスティック・ディレクターになって以来ここ2年、ロエベのウイメンズ・コレクション恒例の会場となっている、ユネスコ本部にやってきました。しかし今回はイサム・ノグチのオブジェが象徴的ないつもの屋外席ではなく、ホアン・ミロの壁画やアルベルト・ジャコメッティのスカルプチャーがある室内、ホール・セギュール。
アーツ&クラフツからコンテンポラリー・アートまで、アートに造詣が深いジョナサン。これまでに東京・表参道店、最新ではローマ店など、各都市のカサ・ロエベ(彼自身のディレクションでリニューアル、またはまったく新しくオープンしたロエベのストア)にて、自身が選んだアーティストをフィーチャーしています。
今回はいったいどんなアートを?彼らしいインスタレーションをひとつ逃さず見ようと、会場内の散策へ。円筒やキューブ状の座席は、コンクリート然としたグレー、金箔で覆ったかのようなゴールド、イヴ・クラインの絵画のようなロイヤルブルーの色あいをまとって。その周りには、さまざまなオブジェやコンテンポラリーなランプ、そして盆栽までが共存。と、ここでは会場の記述に終止しましたが、今回格段に大人っぽくなったランウェイのルックはwww.loewe.comで。
パリ在住。ファッション業界における幅広い人脈を生かしたインタビューやライフスタイルルポなどに定評が。私服スタイルも人気。
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