7月初旬のパリ。オートクチュールのファッションウイークで華やいだ5日の間には、ファイン・ジュエリーのプレゼンテーションも数多く開かれました。幕開けは、カルティエの新しいコレクション、カクテュス ドゥ カルティエのお披露目会。サボテンの花を象ったダイナミックな形のピースの数々は、YGとダイヤモンドでボリュームを強調したリングから、ラピスラズリ、エメラルド、カーネリアンなどで鮮やかに彩った大ぶりのブレスレットまで。現代アート美術館、パレ・ド・トーキョー内の展示スペースで行われました。レストラン「ムッシュ・ブルー」では、リスボンの一つ星レストラン「ベルカント」のジョゼ・アヴィレスをゲスト・シェフに招いてのディナーが振る舞われました。
もう一つの話題は、マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤックがバカラのためにデザインした、カプセル・コレクションション。バカラのシャンデリアにインスパイアされ、八角形にカットしたクリスタルは、彼女がこよなく愛するレインボーカラーで展開されています。
そして、あるクラシックなアパルトマンの一室では、ハープ演奏会とカクテルパーティと言うスタイルで、モデル、マグダレナ・フラコヴィアクによるシグネチャー・ラインの新作が発表されました。昨年秋にローンチされたジュエリー・コレクションのピースはすべて、彼女の出身地であるポーランドのアトリエにて、手作業でつくられています。3人のモデルと彼女自身は全身白のルックで、華奢ながら存在感のあるゴールドのピースの重ね付けを披露してくれました。
パリ在住。ファッション業界における幅広い人脈を生かしたインタビューやライフスタイルルポなどに定評が。私服スタイルも人気。
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