ジャパネス展より。左: 大阪、安藤忠雄による茨木春日丘教会(通称光の教会)1989 © Tadao Ando Photo @Mitsuo Matsuoka 右:河口湖、保坂猛によるほうとう不動レストラン2009 © Takeshi Hosaka Architects © Nacasa & Partners Inc. / Koji Fujii
ジャパネス展より。左: 京都、山下和正による、顔の家1974 ©Yamashita KAZUMASA © Courtesy of KAZUMASA Yamashita, Architecte et Associés / Ryuji Miyamoto 右: 銀座、黒川紀章による中銀カプセルタワービル 1972 © Kisho Kurokawa Photo © Makoto Ueda
ジャパノラマ展より。日本の近代アートの幕開けに貢献したとして特別に選ばれた1970年以前の作品は、古賀春江のシュール・レアリスム絵画。海1929 油彩画 東京国立近代美術館所蔵
ジャパノラマ展より。80年代初頭に初めてヨーロッパに紹介された日本のモードは、その前衛さで波紋を呼んだ。コムデギャルソン 1982-83年秋冬 photo ©Peter Lindbergh
ジャパノラマ展より。左: 木村恒久 ブタに吠える1980 合成写真(東京都写真美術館所蔵)© Fumiko Kimura 右:横尾忠則 ファンシイダンス1989 FNAC 93767 Centre national des arts plastiques © Droits reserves / Cnap
ジャパノラマ展より。大竹伸朗 スクラップブック#68, 2014 – 2016 © Shinro Ohtake, courtesy of Take Ninagawa, Tokyo Photo by Kei Okano
ジャパノラマ展より。左:できやよい みみちん 1998 木製パネルにアクリル絵具Takahashi Collection Photo Courtesy of the artist and Yamamoto Gendai 右:タカノ綾 無題 2012クレヨンと水彩絵具 ©2012 Aya Takano / Kaikai Kiki Co., Ltd. All rights reserved. Courtesy Perrotin
ジャパノラマ展より。やなぎみわ エターナル・シティ I 1998 Cプリント Courtesy of Fundacion Almine y Bernard Ruiz-Picasso para el Arte ©Miwa Yanagi
来年始まる展覧会の主役、ダムタイプは1984年に京都芸大の学生たちが始めた、パフォーマンスを中心とした前衛的なビジュアル・アートの集団。S/N, 1992 © Photo Yoko Takatani
ジャパネス展より。左: 大阪、安藤忠雄による茨木春日丘教会(通称光の教会)1989 © Tadao Ando Photo @Mitsuo Matsuoka 右:河口湖、保坂猛によるほうとう不動レストラン2009 © Takeshi Hosaka Architects © Nacasa & Partners Inc. / Koji Fujii
ジャパネス展より。左: 京都、山下和正による、顔の家1974 ©Yamashita KAZUMASA © Courtesy of KAZUMASA Yamashita, Architecte et Associés / Ryuji Miyamoto 右: 銀座、黒川紀章による中銀カプセルタワービル 1972 © Kisho Kurokawa Photo © Makoto Ueda
ジャパノラマ展より。日本の近代アートの幕開けに貢献したとして特別に選ばれた1970年以前の作品は、古賀春江のシュール・レアリスム絵画。海1929 油彩画 東京国立近代美術館所蔵
ジャパノラマ展より。80年代初頭に初めてヨーロッパに紹介された日本のモードは、その前衛さで波紋を呼んだ。コムデギャルソン 1982-83年秋冬 photo ©Peter Lindbergh
ジャパノラマ展より。左: 木村恒久 ブタに吠える1980 合成写真(東京都写真美術館所蔵)© Fumiko Kimura 右:横尾忠則 ファンシイダンス1989 FNAC 93767 Centre national des arts plastiques © Droits reserves / Cnap
ジャパノラマ展より。大竹伸朗 スクラップブック#68, 2014 – 2016 © Shinro Ohtake, courtesy of Take Ninagawa, Tokyo Photo by Kei Okano
ジャパノラマ展より。左:できやよい みみちん 1998 木製パネルにアクリル絵具Takahashi Collection Photo Courtesy of the artist and Yamamoto Gendai 右:タカノ綾 無題 2012クレヨンと水彩絵具 ©2012 Aya Takano / Kaikai Kiki Co., Ltd. All rights reserved. Courtesy Perrotin
ジャパノラマ展より。やなぎみわ エターナル・シティ I 1998 Cプリント Courtesy of Fundacion Almine y Bernard Ruiz-Picasso para el Arte ©Miwa Yanagi
来年始まる展覧会の主役、ダムタイプは1984年に京都芸大の学生たちが始めた、パフォーマンスを中心とした前衛的なビジュアル・アートの集団。S/N, 1992 © Photo Yoko Takatani
来たる2018年、正式な日仏交流は160年を迎えます。これを記念して大々的に開かれる日本の文化紹介の多角的企画が、ジャポニスム2018。この一環として、フランス東部のポンピドゥーセンター・メス(Centre Pompidou Metz)ではこの秋、数か月に及ぶ二つの展覧会がオープンしました。
一つは、日本の建築と都市計画を語る、ジャパネス(Japan-ness)です。中世に栄えた歴史的な街、メスにて存在感を際立たせる円盤形のポンピドゥーセンターは、坂茂氏の設計。ですから、ここは日本の住居から集合建築までを語るのに、最も適した場所だと言えるでしょう。本展では磯崎新、伊東豊雄、丹下健三、そして国立新美術館での回顧展が始まっている安藤忠雄らを始め数々の建築家による設計図、写真、模型を通じて、戦後から今日までの日本の建築コンセプトの発展が一望できます。
もう一つは、ジャパノラマ(Japanorama)。こちらは大阪万博が開かれた1970年以降を基本とし、音楽からファッションにわたって近代&現代のアートを紹介しています。キュレーターは金沢の21世紀美術館の立ち上げ時に芸術監督を務めた、長谷川祐子氏。ファッションではコム デ ギャルソンとヨージ ヤマモトはもちろん、アンリアレイジなど今日のデザイナーもアートの一角として紹介されています。そしてグラフィック・アートでは横尾忠則、大竹伸朗、ビジュアルアートを含めた音楽ではイエローマジックオーケストラ、絵画では奈良美智や村上隆ら。
建築界のアカデミー賞とも言えるプリツカー賞受賞歴のあるサナア(妹島和世氏と西沢立衛氏のユニット)による演出は、会場全体を列島に見立て、ミニマリズムやポップ、フューチャリストなどのテーマでまとめた“島”が広がるという作りです。よく考えてみたら、近代の日本を代表するアーティストを集めた展覧会は、逆に日本ではあまり見る機会がありません。また、見慣れた作品を違った環境、違う視点で見るのも面白いものです。
ポンピドゥーセンター・メスへのアクセス:パリ東駅(Gare de l’Est)からTGVで約1時間20分、Metz駅下車、徒歩5分。
Japan-ness は〜1/8、Japonoramaは〜3/5。
このほか、アーティスト集団ダムタイプに捧げられたOdyssee Extra- Sensorielle展は、来年1/20〜5/14。またこの機会に開かれる「10 Evenings」では勅使河原三郎のダンス、森村泰昌のパフォーマンス、坂本龍一のコンサートなど、大物アーティストの最新作を含めた各種公演も予定されています。詳しいアクセスとプログラムはサイトで。
http://www.centrepompidou-metz.fr/en/welcome