2018.04.20

シュプリームからセントジェームスまで! 知っておきたいパリ発コラボ最前線

この4月、パリ発のコラボレーションが続々と発表されました。

筆頭は、ヒップホップ系エレクトロポップで人気のミュージシャン、ストロマエ(Stromae)によるデザイン・ユニット、モザール (Mosaert)の“カプセル 5”。限定ローンチのパートナーは、百貨店ボンマルシェです。彼らはこれまでも音楽活動とは別に不定期なカプセル・コレクションで、コレットでフィーチャーされたり、レペットとコラボしたり。常に、まるで壁紙のような模様をプリントしたり織り込んだ、ベーシックでスポーティなアイテムが魅力です。ホームウエアを加えてより充実させた今回のコレクションの着想源は、彼らの出身地ベルギーに象徴的な、アール・ヌーヴォーのプリント。ボンマルシェのウインドウと、地上階に設置された特設スペースは、シュールな“工場”をイメージし、ファンタジー溢れるセットに仕上がりました。この期間限定ストアは5月初旬まで。すでにオープンしている、ボンマルシェとモザールそれぞれのe-shopでは、その後もオーダー可。

そしてキャンペーンの画像と動画も合わせて楽しみたいのが、パリの若手ブランド、ジュールネ(Jour/né)による、コカ・コーラとのコラボ。コカ・コーラおなじみのロゴと鮮やかな赤を基本に、デニム、パイル地、モノクロのハワイアン・プリントのコットンで展開された15型は、いずれもファンキーで、健康的セクシー。ハート型のポケット、赤のデニムに施した白ステッチなどちょっとしたディテールも、ジュールネらしく遊び心たっぷりに。ジュールネのe-shopのほか、日本では伊勢丹を含む定期的取扱店にて入手可能。

一方パリの定番ブランド、セントジェームスとのダブルネームを実現させたのは、エスパドリーユ風スリッポンのブランド、リヴィエラ(Rivieras)。セントジェームスはブルターニュ発、リヴィエラは南仏地中海沿いのエスプリ。つまりフランスの北と南が出会ってできた、フレンチなミニコレクションです。セントジェームスのシンボル、ボーダーは定番のスリッポンに取り入れられたほか、グラフィックなTシャツでも。リヴィエラ公式サイトのe-shopでは、既に靴はオーダー可。Tシャツも来週には入荷予定。

そして、昨年に続いてシュプリームと新たに組んだのが、ラコステ。定番アイテムを中心とし、ポロシャツはもちろんウールのスタジャンからキャップ、ボブ、ウエストポーチなどの小物も含めたユニセックス展開です。ラコステ側ではオンラインのみ、シュプリームでは各国直営店の店頭と、公式サイトのe-shopにて。日本での解禁は、今月21日。

ここで紹介したのは、どれも売り切れごめんのコレクターズ・アイテム。ネットでもオーダーできるから、急いでチェックして!

Text: Minako Norimatsu

 

ファッション・ジャーナリスト 乗松美奈子プロフィール画像
ファッション・ジャーナリスト 乗松美奈子

パリ在住。ファッション業界における幅広い人脈を生かしたインタビューやライフスタイルルポなどに定評が。私服スタイルも人気。
https://www.instagram.com/minakoparis/

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