街で見かけたバスクのシンボル。右・バスク十字が刺繍された籠。左・バスクの民族衣装の一部、ベレー帽に見立てたゴートチーズ。特産物のエスプレット(赤唐辛子)をかけて。photos: Minako Norimatsu
漁師の港(Le Port des Pecheurs)にて。右・こんなに可愛いのはただのイラストではなく、れっきとしたビアリッツ市の紋章。左・港には食堂が立ち並ぶ。photos: Minako Norimatsu
水族館 右・ライトアップされた幻想的なクラゲの水槽。左・1時間も見入ってしまったのは、なごみのアザラシ一家。Aquarium de Biarritz photos: Minako Norimatsu
マキラ工房Ainciart Bergara右・ゴールドや貴石をあしらった、スペシャル・オーダー。左・革の持ち手がついた定番マキラ一連。工房訪問とオーダーのアポはメールで。atelier@makhila.com photos: Minako Norimatsu
アスカン(Ascain)にあるLartigue 1910 で織られるリネンは、丈夫でデッキチェアに最適。敷地内にはファクトリー・ショップも。工房訪問はアポ制。 contact@lartigue1910.com photo: Minako Norimatsu
サン・ジャン・ドゥ・リュズのパティスリー2件。右・キャラメルがウリのパリエス Pariès 9, rue Gambetta 左・ルイ14世の婚礼式で献上されたと言う元祖マカロン(いわゆるマカロンとは異なるビスケット)で有名なメゾン・アダンMaison Adam 4-6, place Louis XIV photo:s Minako Norimatsu
サン・ジャン・ドゥ・リュズで欠かせないアイテム。右・エスパドリーユの専門店は街中に数件。左・19世紀末創業のラファルグは、スタッズ付きの手作りのバッグが定番。Maison Laffargue 25, rue Gambetta photos: Minako Norimatsu
サン・ジャン・ドゥ・リュズで見つけた、アンティークのリネンとブラウスのブティック、イバン右・バスク特有の、背の低いグラスも扱う。左・リネンのコーナー。Iban 26, rue de la Republique photos: Minako Norimatsu
街で見かけたバスクのシンボル。右・バスク十字が刺繍された籠。左・バスクの民族衣装の一部、ベレー帽に見立てたゴートチーズ。特産物のエスプレット(赤唐辛子)をかけて。photos: Minako Norimatsu
漁師の港(Le Port des Pecheurs)にて。右・こんなに可愛いのはただのイラストではなく、れっきとしたビアリッツ市の紋章。左・港には食堂が立ち並ぶ。photos: Minako Norimatsu
水族館 右・ライトアップされた幻想的なクラゲの水槽。左・1時間も見入ってしまったのは、なごみのアザラシ一家。Aquarium de Biarritz photos: Minako Norimatsu
マキラ工房Ainciart Bergara右・ゴールドや貴石をあしらった、スペシャル・オーダー。左・革の持ち手がついた定番マキラ一連。工房訪問とオーダーのアポはメールで。atelier@makhila.com photos: Minako Norimatsu
アスカン(Ascain)にあるLartigue 1910 で織られるリネンは、丈夫でデッキチェアに最適。敷地内にはファクトリー・ショップも。工房訪問はアポ制。 contact@lartigue1910.com photo: Minako Norimatsu
サン・ジャン・ドゥ・リュズのパティスリー2件。右・キャラメルがウリのパリエス Pariès 9, rue Gambetta 左・ルイ14世の婚礼式で献上されたと言う元祖マカロン(いわゆるマカロンとは異なるビスケット)で有名なメゾン・アダンMaison Adam 4-6, place Louis XIV photo:s Minako Norimatsu
サン・ジャン・ドゥ・リュズで欠かせないアイテム。右・エスパドリーユの専門店は街中に数件。左・19世紀末創業のラファルグは、スタッズ付きの手作りのバッグが定番。Maison Laffargue 25, rue Gambetta photos: Minako Norimatsu
サン・ジャン・ドゥ・リュズで見つけた、アンティークのリネンとブラウスのブティック、イバン右・バスク特有の、背の低いグラスも扱う。左・リネンのコーナー。Iban 26, rue de la Republique photos: Minako Norimatsu
ビアリッツと言えば、G7首脳会議の開催地として最近ニュースでよく聞く地名です。フランス南西部、スペインとの国境にまたがるバスク地方に位置するビアリッツは、独特の文化を持つ都市。かつては上流社会のリゾート地で、1915年にマドモアゼル シャネルが初めて「メゾン・ドゥ・クチュール」を開いたのがここ。今ではスタイリッシュなフランス人好みのバカンス先、そしてサーフィンのメッカとしても知られています。
クラシック好きにはナポレオン3世が皇后のために作らせた別荘を前身とするホテル・デュ・パレ 、トレンディならBoulevard du Prince de Gaulleに沿って広がるビーチにあるバー&レストランカルロス など、ビアリッツ中心部には誰もが知る幾つかの見所が。でもここでは周辺の村や街を含む、通のアドレスをご紹介しましょう。
1. 漁師の港:“岩のノートルダム”(Notre Dame du Rocher)教会を見上げる小さな広場では、ひなびた雰囲気と、汲み上げたばかりの海産物が楽しめる幾つかの食堂が魅力。
2. ビアリッツ水族館 : アール・デコ様式の歴史ある水族館は、特に熱帯魚やイソギンチャクたちが共存する小さめの水槽が美しい。大水槽の見ものは、サメと共存するレオパード柄エイ。そして愛すべきプールの住人は、4頭のアザラシ。
3. マキラ工房アンシャール・ベルガラ :マキラとはバスク特有の、イチジクの木でできた杖。山を歩くために先端は尖っていて、顧客の要望により装飾が施されたシルバーや真鍮の持ち手はネジで開閉が可能。持ち手の中に内包される槍は、古くは羊飼いが狼から羊の群れを守ると言う用途があったそう。2世紀前から伝わる地方工芸品なので、市では政治家やセレブが訪れると、記念にパーソナライズしたマキラを贈る。工房はビアリッツから車で15分走ったラレッソーレ(Larressore)村に。
4.リネンのメーカー、ラルティーグ1910 :ビアリッツ周辺の山腹には、バスク・リネンと呼ばれるストライプの布を織る、代々家族経営の織物工場が点在している。中でも筆頭が、アスカン村のラルティーグ1910。
5. サン・ジャン・ドゥ・リュズ :ビアリッツから大西洋岸沿いに電車で20分程南下し、チャーミングな港街でショッピング&スイーツ三昧。
奥が深いビアリッツ。ぜひこれらのインサイダー・アドレスを試して見てください。
Text: Minako Norimatsu