さりげない“フレンチ・シック”を体現する、ヴァネッサ・シワード。エジプトとフランス・ピレネー地方でのヴァカンスでリチャージしたヴァネッサから、最新ニュースが届きました。彼女自身のブランドのクローズから1年あまり経ったこの秋、ラ・レドゥットゥ(La Redoute)とのコラボでカムバックしたのです。ラ・レドゥットゥは100年近くの歴史を持つ、フランスのカタログ販売の大御所。これまでも定期的に新進デザイナーとのコラボを提案しています。ヴァネッサらしく、ベーシック・アイテムの数々をレトロモダンなタッチで進化させたコレクションは計32型で、入荷は3段階。既に発売されている第一弾、10月1日リリースの第二弾に続き、11月にはドレスアップ・アイテムもお目見えします。こちらはラ・レドゥットゥのe-shopに加え、コンセプトストアのギャラリー・ラファイエット・シャンゼリゼ店頭でも展開予定。ボウタイブラウスやデニム、ドレス、ニーハイブーツ、フード付きトレンチなどはいずれもとてもリーズナブルなプライスです。
キャンペーン・ビジュアルにも見られるように、このコレクションでは同じ型を子供サイズでも展開しています。実はヴァネッサも、8歳の娘のママ。彼女は娘のジャッキーについてこんな逸話を披露してくれました。「彼女はとてもシャイで、普段はボーイッシュな格好ばかり。でもある日私を驚かせようと、私のクロゼットを漁って自分でスタイリングし、とてもキュートなルックの数々を披露してくれたの」。ところでヴァネッサは自身のブランドをスタートする前、アザロでドレスアップ・アイテムを手がけていました。当時のインスピレーションは、逆に母。外交官の妻としてソーシャライツだった母は、セクシーでグラマラスなルックで周りを魅了していたそうです。こんな影響が記憶にあるから、今日の彼女のクリエイションでは、等身大のモードにも華やかさがあるのかもしれません。
バカンスや娘の写真の数々が、そんなヴァネッサの近況を語ります。
Text: Minako Norimatsu