弱冠６歳！原宿のキュートなファッション・サラブレッド－Coco

世界中のストリートでスタイリッシュな美女たちを見出し、スナップしてきた、フォトグラファーのミトグラフ。アップカミングな女性を見つけ出すことにかけては右に出る者なしの彼が、最近出会った注目の女性や、今いちばん会いたいイットガールを撮影する連載「M'IT GIRLを探して」。ウェブ版では、ミトグラフと「M'IT GIRL」の対談により、より深く彼女の魅力に迫る。

今回の「M’IT GIRL」は、おしゃれすぎるスタイリングで海外でも話題を呼んでいる弱冠６歳のインスタグラマー、ココちゃん。彼女の両親が経営する原宿・とんちゃん通りのヴィンテージショップ「ファンティーク」へ赴き、ココちゃんと彼女のママにインタビュー！

ヴィンテージショップオーナーのパパ直伝のスタイリング

ミトグラフ（以下、M）「ココちゃんのインスタグラムを知ったのは、実は最近なんです。前回取材した、アメリカのセレクトショップバイヤーのクララが、『私も、私の同僚たちも大好きな日本のインスタグラマーがいるんだけど、知ってる？』と教えてくれたのが「coco_pinkprincess」ことココちゃんのアカウントだった。見てみたら抜群におしゃれで、一目惚れしちゃいましたね。ココちゃん、いつもスタイリングは自分で考えているの？」

ココちゃん（以下、C）「パパと考えてるの！」

ココちゃんのママ（以下、CM）「この子の父親が、ヴィンテージの買い付けでアメリカに行くたびに、この子のための服も探してくるんです。それで生まれたばかりの頃からアメリカン・ヴィンテージを着て育ったんですが、３歳になったあたりから、自分で着る服を選びたがるようになって。そのときピンクの服を選びがちだったので、アカウント名に『ピンクプリンセス』と入れたんです」

M「僕もピンクの服が好きなので、共感してしまいますね！」

CM「今は、着る服をスタイリングしながら、父親がひとつひとつのアイテムや着方についてこの子に教えているんです。彼としては、原宿のストリート感と、コレクションブランドのトレンド感をミックスしたスタイルをテーマにしているみたいです」

M「なるほど、だからこんなにおしゃれなんだ。今日のスタイリングも、どこかゴーシャラブチンスキーっぽいですよね」

CM「そうですね。インに着ているヴィンテージのカッパも、ゴーシャの2017年春夏コレクションのイメージで選んだのだと思います」

服を着ることがエンターテインメントに

M「インスタグラムのフォロワーは6万人近くいますね。始めたきっかけは？」

CM「ショップに、原宿のインフルエンサーの子たちがお店によく来てくれるんですけど、彼女たちはみんなインスタグラムをやっているんです。それを見せてもらっていたら、自分でもやってみたくなったみたいで。フォロワーの数が増えるのが、子どもなりに分かって嬉しいみたいです」

M「ココちゃんは芦田愛菜ちゃんが好きだと伺いましたが」

CM「愛菜ちゃんのソロコンサートDVDを持っているんですけど、何度も繰り返し見ているんです。愛菜ちゃんみたいに、人を楽しませて笑顔にすることに興味があるようですね」

M「エンターテイナー志向ですね」

CM「私たち両親の仕事がたまたまファッション関係なので、そういう彼女の志向をファッションで表現できるようサポートしていくのが一番自然かなと思って、おしゃれを始めた面もあります。インスタグラムに載せている写真にしても、スタイリングはもちろん、ポーズや背景にもこだわりが必要なので、なぜそうするのかをできるだけ説明するようにしています。『素敵なものは簡単にはでき上がらない』ということを学んで欲しいんです。だからインスタは学びの場ですね。ココが大きくなってファッション以外の世界に進むことになっても、いま学んでることを生かしてもらえれば嬉しいですね」

M「ご両親のサポートのしかたが自然で、すごくいいですね！　ココちゃんは将来どんな道に進むんだろう。さっきから写真を撮っているけれど、ポージングが子ども離れしていますね。モデルの素質があるんじゃないかな」

CM「キッザニアのファッションモデル体験コーナーにもはまっていたので、舞台に立つことに興味はあると思いますね」

M「（ココちゃんに向かって）ココちゃんは大きくなったら何になりたいの？」

C「パンケーキ屋さん！！」

M「今はファッションより食に対する興味が勝ってるみたいですね（笑）」