このセンスは天性のもの? 次世代大型モデル誕生!-高橋らら

世界中のストリートでスタイリッシュな美女たちを見出し、スナップしてきた、フォトグラファーのミトグラフ。アップカミングな女性を見つけ出すことにかけては右に出る者なしの彼が、最近出会った注目の女性や、今いちばん会いたいイットガールを撮影する連載「M'IT GIRLを探して」。ウェブ版では、ミトグラフと「M'IT GIRL」の対談により、より深く彼女の魅力に迫る。

今回の「M'IT GIRL」は、モデルとして活動し始めたばかりの15歳、LALA TAKAHASHIさん。撮影の際には「空気感を自ら作り出せるモデル」だとミトグラフを驚かせた、逸材の素顔に迫った。

 

ヴィクシーエンジェルに憧れてモデルを目指す

ミトグラフ(以下、M)「ららちゃんは今、高校生だよね。いつからモデルになりたいと思っていたの?」

高橋さん(以下、T)「幼稚園の頃から漠然と憧れていたけど、モデルになりたいと真剣に考え始めたのは中学1年生のとき。ヴィクトリアズ・シークレットのショーを見て、『私もあれに出たい!』と思ったんです。まだ日本人モデルは出演したことがないって聞いたから、目標は、日本人として初めてヴィクシーのショーに出ること。だから高校を卒業したら、海外、なかでもNYに拠点を移して活動したいと考えているんです」

M「今から海外志向なんだね」

T「前からアメリカに留学したいと思っていたんです。モデルを始めていなかったら、特殊メイクの勉強をするためにハリウッドに留学しようと思っていて」

M「メイクに興味があるの?」

T「普通のメイクというより、SF映画のようなアートなメイクに興味があるんです。もともと絵を描くのが大好きで、子どものころはアートスクールに通っていたんです。今も、休みの日は暇さえあればずっと絵を描いている。でも、メイクアップアーティストになる夢はヴィクシーに負けました(笑)」

M「ヴィクシーみたいなポップな感じが好きなんだね。そういえば、アリアナ・グランデが好きだって言っていたよね」

T「実は彼女にツイッターでフォローされているんです。ファンだって英語で書いていたら、見つけてくれたみたいで」

M「アリアナ・グランデにフォローされているんだ、すごいね!」

 

 

モデルとして活躍したママからの、ふたつの教え

M「まだモデルとして仕事をし始めたばかりだよね。撮影では緊張したりしない?」

T「全然しません! モデルの仕事全部が何から何まで楽しくて。メイクもフィッティングも、写真を撮られることも、とにかく楽しい」

M「ららちゃんのお母さんはモデルをされていたわけだけど、お母さんからアドバイスをもらったりはするの?」

T「母に言われたことがふたつあるんです。ひとつは、鏡で自分をじっくり見て、素敵に見えるポーズや表情をとことん研究すること。もうひとつは、仕事で会った人の顔と名前をしっかり憶えて、次に会ったときは必ず私の方から挨拶すること。だから最近は、『ナルシストか!』ってほどに鏡を見まくっています(笑)」

M「それってものすごく大事なことだと思う。ところで、ららちゃんは、自分はどういう性格だと思う?」

T「友達からは、元気でいつも笑っていると言われます。学校でも朝からずっと笑っているから、3時間目あたりでほほが痛くなってくる(笑)」

M「このインタビュー中もずっと笑ってるよね」

T「自分では、ポジティブな性格だと思っています。だから、ヴィクシーに出演する夢も、根拠はないんだけど必ずかなうと思ってるの!」

photography:mitograph interview&text:Chiharu Itagaki
hair & make-up:Jiro for kilico

 

高橋らら(たかはし らら)
2002年生まれ、東京都出身の高校1年生。今年7月からモデル事務所ドンナに所属。
Instagram@lalatakahashi226

mitograph(ミトグラフ)
写真家。コレクションウィーク中のワールドスナップをはじめ、被写体やウェアの魅力を写し出す作品はSPURでも大人気。
Instagram@mitograph

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