ストリート×プレッピーの新バランス
17歳でモデルデビューし、ファッションアイコンの地位を確立したベラ・ハディッド。ハイブランドはもちろん、インディーズブランドやヴィンテージまで好きなアイテムを自由にまとう姿は、パパラッチされるたび話題に。昨今はスポーツテイストやプレッピーを品よくミックスしたスタイルを好み、ポロシャツやトラックパンツ、スニーカーなどを愛用。オーバーサイズのストライプシャツとソリッドなオーバルサングラスを合わせ、緩急をつけるバランス感覚はさすがの一言。小物使いや力の抜き方も、ぜひ参考にしたい。
1996年、LA生まれの言わずと知れた人気モデル。母は元スーパーモデルのヨランダ・フォスター。2014年にIMG Modelsと契約。センスが光る私服姿にファンも多く、昨年からY2Kリバイバルトレンドも牽引している。
1 ビビッドなイエローとリムレスのデザインがスタイリングのフックに。
2 マテリアルはイタリア製のしなやかなビスコース。ニュアンスのあるグレーも相まって、こなれた装いをかなえる。
3 キコ・コスタディノフ・スタジオが手がけたモデル「UB3-S GEL-NIMBUS 9」。クッション性と安定感を両立する、快適な履き心地がうれしい。
4 「A POSITIVE MESSAGES」のロゴを配し、左右で異なる色を採用。装いに遊び心を添えてくれる。
5 2022年夏コレクションに新作バッグ「XX M FLAP STRETCH BAG」が登場。名作「Hourglass」を再解釈した構築的なシェイプが印象的。
6 ユニークな配置のポケットが、ひと筋縄ではいかないルックスに。
7 ウエスト部分がレイヤードになっており、はくとウエストゴムがのぞくツイストのきいたデザイン。
8 アメリカ人アーティストのジョシュ・スミスとコラボレーションした今季。フロントにはグラフィカルなアートワークを、刺しゅうで表現。
SOURCE:SPUR 2022年5月号「あの人になりてくて ベラ・ハディッド」
photography: ISEKI styling: Kanako Sugiura text: Mai Ueno