気負わずに、自分らしく
フレンチ・カジュアル、ストリート、グランジファッションが盛り上がっていた90年代のアメリカ。その中心にいたのが、ウィノナ・ライダーと言っても過言ではない。『リアリティ・バイツ』で演じたのは等身大の当時の若者。劇中ではクラシックでありながら、肩の力が抜けた自然体の装いを披露している。赤いタンクトップとデニム、白いシャツとジャケット、そして軽やかなシャツワンピース。物語を彩るスタイルの数々はどれも決して奇をてらってはいない。それでいて印象的なのは、クセのある個性をにじませているから!
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1971年、米国ミネソタ州生まれ。12歳から芸能活動をスタート。『シザーハンズ』(’90)、『ナイト・オン・ザ・プラネット』(’91)、『リアリティ・バイツ』(’94)など名作に立て続けに出演。90年代を代表する俳優になった。
ブラウス¥154,000/グッチ ジャパン(グッチ)
1 光沢感のあるシルクブラウスは、さらりとまとうだけでこなれた印象に。
ワンピース¥110,000/3.1 フィリップ リム ジャパン(3.1 フィリップ リム)
2 ハイゲージニットが生み出す、流れるようなシルエットとドレープに目を奪われる。
ジャケット¥168,300/イザベル マラン
3 オーバーサイズシルエットのバランス感が絶妙。
バッグ〈H16×W24.5×D4.5〉¥67,100/マーク ジェイコブス カスタマーセンター(マーク ジェイコブス)
4 アイコン「J マーク」ロゴがフロントを飾る新作「THE J MARC SH
OULDER BAG」。チェーンのほか、ギターストラップから着想を得たウェビングストラップが付属。
靴〈ヒール1㎝〉¥94,600/トッズ・ジャパン(トッズ)
5 アッパーにブランドを象徴するハードウェアがあしらわれたクラシックなローファー。時を超えて活躍するワードローブの強い味方に。
サングラス¥30,250/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス(バーバリー)
6 美しいラウンドシェイプは、どんな骨格にも似合うのがうれしい。
ブラウス¥60,500/クロエ カスタマーリレーションズ(シーバイクロエ)
7 オルタナティブ・ロックを愛する"シーバイガール"をイメージした2022年フォールコレクション。チェリーとストロベリーを全面に配した柄は"ウィノナ・プリント"と名付けられている。
デニムパンツ¥137,500/ヴァレンティノ インフォメーションデスク(ヴァレンティノ)
8 裾に施されたシェービング加工がアクセント。ヒップポケットではVロゴのメタルディテールが輝く。
SOURCE:SPUR 2022年8月号「あの人になりたくて」
photography: ISEKI styling: Kanako Sugiura text: Mai Ueno