シャーロット・ランプリングといえば、映画『愛の嵐』(’74)で披露した、上半身裸にサスペンダーをつけた姿があまりにも印象的。一方で普段は、センシュアリティとは一線を画す、クールなスタイルが多かった。大きめのジャケット、シャツ、デニムなどマニッシュなアイテムを好んで着用。シアーなドレスは、裸足で心地よくまとった。それでいて常に気品に満ちているのは、内からあふれ出す知性と、まっすぐに前を見つめるまなざしゆえ。年を重ねるごとに魅力を増していく姿は、常に潔くあることの大切さを教えてくれているよう。
11946年、イギリス生まれ。ロンドンで秘書を務めていた際スカウトされ、モデルを経て女優に。フランソワ・オゾン監督のミューズとして数々の作品に出演。『さざなみ』(’15)でベルリン国際映画祭銀熊賞、女優賞を受賞した。







